還暦パパ、タイへ行く⑧ タイのニューハーフ事情…
ニューハーフの『性別名』募集中
「ニューハーフ!」還暦パパとしては、口にするのも嫌なんだけど、タイを語るには、この、「ニューハーフ」は、避けて通れない。
「タイには、性別が3つあって、男性・女性・ニューハーフだ」。滞在中、このフレーズを何度が耳にした。ニューハーフの割合は?と、問うと、「う~ん。結構多いよ」といかにも頼りない。具体的な割合など、政府でも抑えていないでしょう。当然還暦パパは、調べる・・・。
「兵役(の抽選)」、タイの法律では戸籍の性別は変えることが出来ない。そのため、ニューハーフであっても戸籍上の性別が「男」である限り、徴兵検査や兵役の抽選に参加しなければならない。当選(?)したとして、ニューハーフに兵役が勤まるのか?防衛省徴兵局では、「強く勇敢な兵士になれそうになく、軍の風紀を乱す恐れがある」という理由から、ニューハーフを、「精神障害者」という扱いにして不合格としてきたという。その割合1%。 今年3月、「精神障害はないべ!」との抗議があり、「う~ん!精神障害はやめて、第三の性別名を考えるわ!」となっている。「第三の性別名」が決まるまでの間は、徴兵検査を受けるニューハーフは、「30日以内に完治しない病気に罹っている」として不合格にすることにしているそう。さらに、「第三の性別名を適用されるためには、三年間連続で彼らが真剣に女性として生きようとしていることを証明するレポートを軍に提出しなければならない」・・・やれやれ、兵役前にニューハーフになると、レポート提出かい!
ニューハーフ、全体の50%
タイは、マッサージでも有名。多いところでは、10~20m間隔でマッサージ屋さんが並んでいる。注意しなければならないのは、「足、腰、肩などのマッサージ屋さん」と「そうじゃないマッサージ屋さん」があるということ。どちらも、店の前に4~5人の女性がたむろしており、通る人々に、「マッサージいかがぁ!」と声をかけてくる。
毎日、必死(?)でタイを歩いている還暦パパは、自分への御褒美(何にタイする御褒美?)として、マッサージを奮発することとした。店内には、3人の女性と、一人の男がいた。いきなり、「こっちへ来い。ズボンを脱げ!」「え~!まじめなマッサージ屋ではなかったの?」実は、私が、長ズボンを履いていたので、「マッサージでオイルが付くので、(店備え付けの)半ズボンに取り替えろ」ということだった。「ホッ…」
なんやかやと、話しているうちに衝撃の事実が!女性とみえた3人のうち、「ごっつい女だなあ!」と思っていた1人はニューハーフだった。さらに、男と見えた1人は最近手術した、ほやほやのニューハーフだった。と、いうことは…このマッサージ屋、従業員の50%がニューハーフ!!ほやほや嬢は、「まだ痛い」と、憂鬱そうだったが、ほかは皆明るく、小1時間のマッサージの最中、笑い声が絶えなかった。料金は、200バーツ。担当してくれたメタボリックのおばちゃんに20バーツのチップをあげた。660円でマッサージ!担当がニューハーフのごっついおばちゃん(?おじちゃん?)でなくて良かった。それにしても、ニューハーフから来るイメージの一つに、「スレンダーな美女への生まれ変わり」があるが、それは一部の話で、ごっつい女、美女の対角にいる人、食べ過ぎの人もいるということです。
ではなぜニューハーフにならなければならないのか
タイのパンフレットを見たことがあると思います。写っているのは女ばかりですよ。デパートもブティックも店員は→女。屋台→女、水上マーケット→女、ゴルフのキャディ→女、マッサージ屋→女、つまり、女・女・女・・・です。夜の繁華街…飲食店も、風俗店も、女・女・女・・・です。今、極論を展開しようとしていますが、正鵠を得ていると思いますよ。喰っていくためには、圧倒的に女であることが有利なのです。「まさか!」と、思われるとは思いますが、「男が生まれたら間引きする」という空恐ろしいことさえ風評となっています。
男がよりよく(?)生きるために、ニューハーフになる。「性同一性障害」とは、根本的に違うのです。性同一性障害は精神医学の用語であるのに対し、ニューハーフは職業上の類型的概念です・・・。
還暦パパは、生きるためとの理屈が付こうが、脳が萎縮していると言われようが、「ニューハーフは支持したくない」です。「身体髪膚の毀損」だから!
ニューハーフの『性別名』募集中
「ニューハーフ!」還暦パパとしては、口にするのも嫌なんだけど、タイを語るには、この、「ニューハーフ」は、避けて通れない。
「タイには、性別が3つあって、男性・女性・ニューハーフだ」。滞在中、このフレーズを何度が耳にした。ニューハーフの割合は?と、問うと、「う~ん。結構多いよ」といかにも頼りない。具体的な割合など、政府でも抑えていないでしょう。当然還暦パパは、調べる・・・。
「兵役(の抽選)」、タイの法律では戸籍の性別は変えることが出来ない。そのため、ニューハーフであっても戸籍上の性別が「男」である限り、徴兵検査や兵役の抽選に参加しなければならない。当選(?)したとして、ニューハーフに兵役が勤まるのか?防衛省徴兵局では、「強く勇敢な兵士になれそうになく、軍の風紀を乱す恐れがある」という理由から、ニューハーフを、「精神障害者」という扱いにして不合格としてきたという。その割合1%。 今年3月、「精神障害はないべ!」との抗議があり、「う~ん!精神障害はやめて、第三の性別名を考えるわ!」となっている。「第三の性別名」が決まるまでの間は、徴兵検査を受けるニューハーフは、「30日以内に完治しない病気に罹っている」として不合格にすることにしているそう。さらに、「第三の性別名を適用されるためには、三年間連続で彼らが真剣に女性として生きようとしていることを証明するレポートを軍に提出しなければならない」・・・やれやれ、兵役前にニューハーフになると、レポート提出かい!
ニューハーフ、全体の50%
タイは、マッサージでも有名。多いところでは、10~20m間隔でマッサージ屋さんが並んでいる。注意しなければならないのは、「足、腰、肩などのマッサージ屋さん」と「そうじゃないマッサージ屋さん」があるということ。どちらも、店の前に4~5人の女性がたむろしており、通る人々に、「マッサージいかがぁ!」と声をかけてくる。
毎日、必死(?)でタイを歩いている還暦パパは、自分への御褒美(何にタイする御褒美?)として、マッサージを奮発することとした。店内には、3人の女性と、一人の男がいた。いきなり、「こっちへ来い。ズボンを脱げ!」「え~!まじめなマッサージ屋ではなかったの?」実は、私が、長ズボンを履いていたので、「マッサージでオイルが付くので、(店備え付けの)半ズボンに取り替えろ」ということだった。「ホッ…」
なんやかやと、話しているうちに衝撃の事実が!女性とみえた3人のうち、「ごっつい女だなあ!」と思っていた1人はニューハーフだった。さらに、男と見えた1人は最近手術した、ほやほやのニューハーフだった。と、いうことは…このマッサージ屋、従業員の50%がニューハーフ!!ほやほや嬢は、「まだ痛い」と、憂鬱そうだったが、ほかは皆明るく、小1時間のマッサージの最中、笑い声が絶えなかった。料金は、200バーツ。担当してくれたメタボリックのおばちゃんに20バーツのチップをあげた。660円でマッサージ!担当がニューハーフのごっついおばちゃん(?おじちゃん?)でなくて良かった。それにしても、ニューハーフから来るイメージの一つに、「スレンダーな美女への生まれ変わり」があるが、それは一部の話で、ごっつい女、美女の対角にいる人、食べ過ぎの人もいるということです。
ではなぜニューハーフにならなければならないのか
タイのパンフレットを見たことがあると思います。写っているのは女ばかりですよ。デパートもブティックも店員は→女。屋台→女、水上マーケット→女、ゴルフのキャディ→女、マッサージ屋→女、つまり、女・女・女・・・です。夜の繁華街…飲食店も、風俗店も、女・女・女・・・です。今、極論を展開しようとしていますが、正鵠を得ていると思いますよ。喰っていくためには、圧倒的に女であることが有利なのです。「まさか!」と、思われるとは思いますが、「男が生まれたら間引きする」という空恐ろしいことさえ風評となっています。
男がよりよく(?)生きるために、ニューハーフになる。「性同一性障害」とは、根本的に違うのです。性同一性障害は精神医学の用語であるのに対し、ニューハーフは職業上の類型的概念です・・・。
還暦パパは、生きるためとの理屈が付こうが、脳が萎縮していると言われようが、「ニューハーフは支持したくない」です。「身体髪膚の毀損」だから!