心温まる若者の自己犠牲の行為
どういう育てられ方をしたのか、どういう教育を受けてきたのか、厚労省でも文科省でもいいので、詳細に調査していただきたい。そして、子育て、学校教育に行かせるよう指導していただきたい。
誰のことか?火の中へ飛び込んで、寝たきり老人を救助した高校生、線路へ落ちた人を救助した高校生のことです。
府中市での民家の火災。出火時、家には80歳代の夫婦がいた。近所に住む高校生が、「おじいちゃんを助けてくれ」の声を聞き、バケツの水を約3杯かぶって家の中に飛び込み助け出した。
この高校生、どんなコメントを発表したか。「これまで、お年寄りの皆さんのおかげで、自分たちが成長してきたのだから、今度は自分が恩返しする番だと思いました」何と、素晴らしいコメントか。テレビのニュースで本人を見ました。むしろひ弱な印象。優しく素直な高校生であることは間違いありません。
「とにかく助けなければと、無我夢中でした。おじいちゃんを助けた後、すごい足が震えたりしていた」…無我夢中、分かります。やけどしたらどうしよう。服が燃えたらどうしよう。などと考えていたら、家の中へ入るどころか、水をかぶることも出来ません。このような高校生がいることが嬉しい限りです。
東武鉄道春日部駅のホームへ転落した全盲女性を救出した高校生3人組にも感動させられました。電車を待っていた際、白い杖をついた女性が、3人の手前で誤って線路に転落。ホームに電車が近づくアナウンスに3人は、「これは行くっきゃない」と、判断。とっさの分業プレーで、女性を救出。電車は落下現場から約30メートルの所まで接近していた。
この3人のコメントもいいですよ。「「『危ない』と思ったから、とにかく無我夢中で線路に飛び降りた。当たり前のことをしただけです」
「無我夢中」は、人間の本性が出ます。とっさの時の「判断力、行動力」これは、親が言い聞かせても、教室で教わっても高いレベルで体得出来るものではありません。
ですから、火災の中へ飛び込み、人命救助した高校生、迫る電車がいるなか、ホームから転落した人を救出した高校生について、どういう育てられ方をしたのか、どういう教育を受けてきたのか、厚労省でも文科省でもいいので、詳細に調査していただきたいのです。調査で得た資料から、大人が、そして教育機関がなさなければならないものが浮き上がって来ます。
電車の車掌と、小学校の校長の喧嘩の仲裁に入った高校生がおりました。この高校生、いいですよ。仲裁に入られた校長が、その高校生を殴った。情けない校長です。
自分の命を顧みず人を助ける高校生がいる、大人の喧嘩の仲裁に入る高校生がいる。その反面、罪を犯す高校生も多いです。警察官から、拳銃と手錠を奪った高校生もおりました。高校生に拳銃を取られないでよ…。
判断力で問題にしたいのは・・・修学旅行先のロスで集団万引した例です。21人がロサンゼルス国際空港の免税店で、財布などを万引した。国内の万引きもダメだけど、アメリカまで行って万引きするなよ。ホント恥ずかしい。ここで、問題にしなければならないのは、21人もの生徒がやったということです。これじゃあ、「泥棒学校」ではないですか。ハインリッヒの法則を当てはめてみると、21人の万引きの影に、「盗ろうとして一旦は手にしたが思いとどまった生徒」が、609人。「盗りたいと思った生徒」が、6,300人ということになります。(ハインリッヒの法則:災害の発生確率の理論。別名を「1:29:300」の法則。1つの事故の背景には、29の小さな事故があり、さらにその背景には300の「危な~い!」がある)
「万引きはしてはいけない」ということは、21人全員が知っているはず。しかし、やってしまった。無我夢中で?「法を破ってはならない」ということが、骨の髄まで染みてないからこうなるのです。どうやったら骨の髄まで染みるかです。
人命救助の高校生は、「窮地に立たされている人は救う」ということが、骨の髄まで染みていました。本能的に動いたのです。
ハインリッヒの法則に当てはめると、300人は、「火の中へ飛び込んで、人を助けたい」と思っている。また、900人は、線路に落ちた人を助けたいと思っている。高校生、頼もしいです。
民家の火事で、いったん逃げ出した高校生が、携帯電話を取るため戻り、行方が分からなくなってしまいました。結果的に携帯電話のために命を落とした形に。煙を吸ってしまうと、瞬時に意識が無くなるのです。バケツの水をかぶって救助した高校生もたいへん危険だったと思われます。線路に降りて救助した高校生たちも、危険にさらされていました。無我夢中の行為も命を落としてはなりません。プロスポーツ大賞の高校生(石川遼さん)も、「無我夢中でやって来ました」と、受賞の会見で言っていました。「無我夢中」、高校生の口から聞き、あらためていい言葉だなあ思います。
「明暗を分けるとっさの判断力」を、どう育てる?毎日の武士道精神涵養の積み重ね…これが肝心です。厚労省、文科省が調査する前に、答えを書いてしまたが、とっさの危機における判断力は、「服従」という基盤の上にあるものです。
どういう育てられ方をしたのか、どういう教育を受けてきたのか、厚労省でも文科省でもいいので、詳細に調査していただきたい。そして、子育て、学校教育に行かせるよう指導していただきたい。
誰のことか?火の中へ飛び込んで、寝たきり老人を救助した高校生、線路へ落ちた人を救助した高校生のことです。
府中市での民家の火災。出火時、家には80歳代の夫婦がいた。近所に住む高校生が、「おじいちゃんを助けてくれ」の声を聞き、バケツの水を約3杯かぶって家の中に飛び込み助け出した。
この高校生、どんなコメントを発表したか。「これまで、お年寄りの皆さんのおかげで、自分たちが成長してきたのだから、今度は自分が恩返しする番だと思いました」何と、素晴らしいコメントか。テレビのニュースで本人を見ました。むしろひ弱な印象。優しく素直な高校生であることは間違いありません。
「とにかく助けなければと、無我夢中でした。おじいちゃんを助けた後、すごい足が震えたりしていた」…無我夢中、分かります。やけどしたらどうしよう。服が燃えたらどうしよう。などと考えていたら、家の中へ入るどころか、水をかぶることも出来ません。このような高校生がいることが嬉しい限りです。
東武鉄道春日部駅のホームへ転落した全盲女性を救出した高校生3人組にも感動させられました。電車を待っていた際、白い杖をついた女性が、3人の手前で誤って線路に転落。ホームに電車が近づくアナウンスに3人は、「これは行くっきゃない」と、判断。とっさの分業プレーで、女性を救出。電車は落下現場から約30メートルの所まで接近していた。
この3人のコメントもいいですよ。「「『危ない』と思ったから、とにかく無我夢中で線路に飛び降りた。当たり前のことをしただけです」
「無我夢中」は、人間の本性が出ます。とっさの時の「判断力、行動力」これは、親が言い聞かせても、教室で教わっても高いレベルで体得出来るものではありません。
ですから、火災の中へ飛び込み、人命救助した高校生、迫る電車がいるなか、ホームから転落した人を救出した高校生について、どういう育てられ方をしたのか、どういう教育を受けてきたのか、厚労省でも文科省でもいいので、詳細に調査していただきたいのです。調査で得た資料から、大人が、そして教育機関がなさなければならないものが浮き上がって来ます。
電車の車掌と、小学校の校長の喧嘩の仲裁に入った高校生がおりました。この高校生、いいですよ。仲裁に入られた校長が、その高校生を殴った。情けない校長です。
自分の命を顧みず人を助ける高校生がいる、大人の喧嘩の仲裁に入る高校生がいる。その反面、罪を犯す高校生も多いです。警察官から、拳銃と手錠を奪った高校生もおりました。高校生に拳銃を取られないでよ…。
判断力で問題にしたいのは・・・修学旅行先のロスで集団万引した例です。21人がロサンゼルス国際空港の免税店で、財布などを万引した。国内の万引きもダメだけど、アメリカまで行って万引きするなよ。ホント恥ずかしい。ここで、問題にしなければならないのは、21人もの生徒がやったということです。これじゃあ、「泥棒学校」ではないですか。ハインリッヒの法則を当てはめてみると、21人の万引きの影に、「盗ろうとして一旦は手にしたが思いとどまった生徒」が、609人。「盗りたいと思った生徒」が、6,300人ということになります。(ハインリッヒの法則:災害の発生確率の理論。別名を「1:29:300」の法則。1つの事故の背景には、29の小さな事故があり、さらにその背景には300の「危な~い!」がある)
「万引きはしてはいけない」ということは、21人全員が知っているはず。しかし、やってしまった。無我夢中で?「法を破ってはならない」ということが、骨の髄まで染みてないからこうなるのです。どうやったら骨の髄まで染みるかです。
人命救助の高校生は、「窮地に立たされている人は救う」ということが、骨の髄まで染みていました。本能的に動いたのです。
ハインリッヒの法則に当てはめると、300人は、「火の中へ飛び込んで、人を助けたい」と思っている。また、900人は、線路に落ちた人を助けたいと思っている。高校生、頼もしいです。
民家の火事で、いったん逃げ出した高校生が、携帯電話を取るため戻り、行方が分からなくなってしまいました。結果的に携帯電話のために命を落とした形に。煙を吸ってしまうと、瞬時に意識が無くなるのです。バケツの水をかぶって救助した高校生もたいへん危険だったと思われます。線路に降りて救助した高校生たちも、危険にさらされていました。無我夢中の行為も命を落としてはなりません。プロスポーツ大賞の高校生(石川遼さん)も、「無我夢中でやって来ました」と、受賞の会見で言っていました。「無我夢中」、高校生の口から聞き、あらためていい言葉だなあ思います。
「明暗を分けるとっさの判断力」を、どう育てる?毎日の武士道精神涵養の積み重ね…これが肝心です。厚労省、文科省が調査する前に、答えを書いてしまたが、とっさの危機における判断力は、「服従」という基盤の上にあるものです。