アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

犯罪検挙率 超能力では上がらない

2009年01月29日 | Weblog
  FBI超能力捜査官などいなかった 
    
 「私は騙されないぞ!」と、思っていたのに…振り込め詐欺に遭ったのかって?違います。「FBI超能力捜査官」なる人がいると思い込んでいたのです。いやはやテレビの力は恐ろしい。分別盛りの還暦オヤジを、コロリと騙してしまうんだから。
 「FBI超能力捜査官という役職は存在しない。FBIは、国外活動を禁止されている。アメリカの警察関係組織に超能力捜査官という役職はない」   では…ジョゼフ・マクモニーグルとか、ナンシー・マイヤーとかは、一体なんなんだ?役者か?詐欺師か?大嘘つきか…

 テレビ番組の演出も単純な野次馬庶民向けで、「さあ、超能力だぞ!コマーシャルの後、見せてあげるからね!」で…結局見せない…。野次馬庶民としては、気になるので最後まで観てしまって…スッキリしない。このような番組、取り締まれないのだろうか?!取り締まる罪状は、「国民へフラストレーションを与えた」ということで。
 私など、「日本の警察も超能力捜査官を導入したらいい」と、思っていました。検挙率があまりにも低いんだから。かつては世界一といわれた日本の検挙率、今は…(四捨五入してあります)
フィンランド・・・犯罪95% 殺人93%
モンゴル・・・・・犯罪87% 殺人82%
韓国・・・・・・・犯罪79% 殺人92%
ロシア・・・・・・犯罪63% 殺人77%
ドイツ・・・・・・犯罪53% 殺人96%
中国・・・・・・・犯罪44% 殺人77%
フランス・・・・・犯罪29% 殺人81%
イタリア・・・・・犯罪25% 殺人69%
日本・・・・・・・犯罪23% 殺人96%
アメリカ・・・・・犯罪20% 殺人62%
イギリス・・・・・犯罪**% 殺人89%
 殺人検挙率は、世界一です。それでも、未解決殺人事件、時効になった殺人事件…ありますよ。アメリカの新聞に、「日本では殺人事件に時効がある。時効って誰のためにあるの?信じられない!」と、たたかれていますが…。
 そんな日本国内では、これまた秋田県がもっとも検挙率が高いのです。「これまた」というのは、「全国学力テスト、日本一」、「全国体力テスト、日本上位」ということで…。
 2008年1~12月の全国平均検挙率は32%。秋田県は、56%で断然日本一。「学力ー体力ー犯罪ー検挙率」…無関係ではないようです。

 FBI超能力捜査官には、すっかり騙されてしまいました。こうなってみると、怪しいものだらけ。気功、ダウジング、メスメル、オーリングテスト、レイライン、こっくりさん、イタコ…。信じている人もおられるので、根拠もないのに、「でたらめだ!」とも言えない。個人的な心情としては、「ありえない」です。あり得るのなら、なぜ犯罪捜査に協力しないのかなあ?

 オーリングテストは受けたことがあります。親指と小指をつけて円を作ったのですが、簡単に金色の棒にすり抜けられてしまう。握力自慢なので「力を入れてもいいですか?」と、言ったら、「どうぞー、いくら力を入れても無駄ですよ」。その通りだった。不思議で不思議で?「体の悪いところを見つける」のだそう。私の場合、「うーん、これは…(予約制で次の人が待っているので)もう一度来てください」と、言われました。その後行ってません。保険が効かず、一回5,000円。そうしているうちに妙な病気になってしまった。オーリングテストは、ひょっとしたら本物かも知れません。しかし、これは犯罪検挙率には繋がらないですね。

 犯人の検挙、「霊媒」にお願いするってのはどうだろうか?霊能者・霊感体質を自称する人で、私が知れる範囲は…文鮮明、麻原彰晃、美輪明宏、福永法源、江原啓之、大川隆法、織田無道、中村豪、サイババ、森公美子、宜保愛子など。全員胡散臭い。織田無道などテレビ番組で、「雲を消してみせる」と、「ウオー!トリャー…」雲は刻々形を変えた。これって、あたりまえ。地球は自転しているのですから、雲が律儀に同じ形を保って、同じ位置にいるはずがない。本人は、「消えました」と言ってました。ひどいインチキ。雲を消せる能力を持っているのなら、犯人の居所ぐらい分かるはずですよね。

 麻原、美輪、江原、織田、森公美子…ん?共通点は「メタボ」。みんなで、バナナダイエットしたらいい。森公美子、霊能者兼歌手だと思っていたら、女優もやる(「だんだん」に出演中)、声優もやる(テレビアニメ「毎日かあさん」)。保育士の資格も持っている。バナナを品不足に陥れた(日本の食品流通業界に影響を及ぼした!)。体重100g(地球温暖化に影響を与えている?)。

 日本の幽霊は、日本語を話し、フランスの幽霊はフランス語を話すとのこと。このことも納得できない。幽霊が海外旅行した場合、話しが通じないということになる。幽霊ともあろうものが、そのようなことでいいのだろうか?もっと団結し、「幽霊語」を作ったらいいと思う。

 霊能者でも零脳者でもいいから、FBI超能力捜査官なき今、検挙率の向上に協力してほしい。