スリムになるブルドッグ
世の中、自由・平等など無に等しい。数少ない平等の一つに、「老いること」があります。たまに鏡を見て、びっくりします。たるんでます・・・目の周囲、ほっぺた。正面を向いているときは、そんなもんかなと思いますが、下を向くと、地球の引力で、顔の肉類が垂れ下がります。ひどいものです。でも安心。誰にでも平等におとずれるものですから。死なばもろともということで。
たるんだほおの肉。まるでブルドックだなあ…。そのおもみに耐えられず、口の両端が下がり、「への字口」になっている。
ブルドック…ブルは雄牛。ドックは犬。雄牛と戦わせた犬を「ブルドック」と名づけた。雄牛と犬の交配種ではなかった(心配しないでください。ボケのつもりですから)一般的に闘牛は牛と人だが、牛と犬の闘牛もあった(13~19世紀の半ば近くまで)。「ブルベイティング」と呼ばれた競技で、つないだ雄牛に、数頭の犬をけしかけ倒させるもの(牛の鼻っ面にかみつく)。最初に牛を倒した犬の持ち主が高額賞金を受け取った。
そうなると、「牛の鼻に食らいついて離さない。しかもふりほどこうとする牛に振り回されても耐えられる。気性もどう猛なのが望ましい」そういう犬が求められ、品種改良が重ねられた。
○ 牛に噛みついた時に、楽に呼吸ができるように、鼻つぶれていて、鼻の穴が上を向くようにした。スノーケルの原理ですねコレ!
○ 噛みつく力を強くするために、下アゴを発達させた。
○ 牛の角に掬い上げられないように、短足にして体高を低くした。
○ 牛の角によるダメージを小さくするために皮膚をたるませた。
○ 耳が大きいと邪魔なので、切った。
○ 牛に振り回された時の遠心力を小さくするため、首を短くして、重心を前にした。
○ 重い方が有利なので、大きくした(60kg前後にまで)。
ブルドッグは「勇気」「不屈」「忍耐」の象徴として、「イギリスの国犬」となっています。イギリス人のことを、「ジョン・ブル」というのも、ブルドックからきていると思います(記述したものを見ていないので、推測です)。また、ブルドックは、イギリス海軍のマスコットにもなっています。
イギリス海軍だけでなく、アメリカ海兵隊のマスコットもブルドック。「しぶとく食らいつく」ということだそう。
アメリカ海兵隊のTシャツ・・・
前面の絵は、斜に構えて、歯をむき出してにらむブルドック
背面の絵は、そのブルドックを後ろから見たもの。ほとんど尻だけ。おもしろいですよ!私が持っているものは黒地で、ブルドックの絵はグレイ。「UNITED STATES」「MARINE CORPS」と書かれた文字は、白。ただ、背面の文字は、前面の文字を裏から見たように書かれています。たかがTシャツにも、ユーモアを忘れない…感心します!
世界中のマニアに愛好されているブルドックですが、このたびイギリスで、「ブルドッグの認定基準を変更」することを決定しました。認定基準があったとは、さすが、「イギリク国犬」。犬の闘技が非合法となって、150年以上も経過していますから、牛を倒す機能は不要になっています。人間の都合で、今の品種にされ、また新基準に変えられる。ブルドックは、数奇な運命をたどっています。
新基準は・・・
○ ほおのたるみは、目や鼻に悪影響を及ぼさないようにしなければならない。
○ 現状より足がやや長く、少し細い体形が望ましい。
この新基準、私への新基準かと思いました。
○ ほおのたるみ…口をへの字にしてしまうし、顔全体が下へ引っ張られています。まぶたも筋力が弱くなり、垂れ下がってきており、目に影響が出てきています。
○ 足を長く…努力します(努力で長くなるか!)。細い体形…何とか頑張ります。
そうです。私がブルドックです。旧基準の…。
世の中、自由・平等など無に等しい。数少ない平等の一つに、「老いること」があります。たまに鏡を見て、びっくりします。たるんでます・・・目の周囲、ほっぺた。正面を向いているときは、そんなもんかなと思いますが、下を向くと、地球の引力で、顔の肉類が垂れ下がります。ひどいものです。でも安心。誰にでも平等におとずれるものですから。死なばもろともということで。
たるんだほおの肉。まるでブルドックだなあ…。そのおもみに耐えられず、口の両端が下がり、「への字口」になっている。
ブルドック…ブルは雄牛。ドックは犬。雄牛と戦わせた犬を「ブルドック」と名づけた。雄牛と犬の交配種ではなかった(心配しないでください。ボケのつもりですから)一般的に闘牛は牛と人だが、牛と犬の闘牛もあった(13~19世紀の半ば近くまで)。「ブルベイティング」と呼ばれた競技で、つないだ雄牛に、数頭の犬をけしかけ倒させるもの(牛の鼻っ面にかみつく)。最初に牛を倒した犬の持ち主が高額賞金を受け取った。
そうなると、「牛の鼻に食らいついて離さない。しかもふりほどこうとする牛に振り回されても耐えられる。気性もどう猛なのが望ましい」そういう犬が求められ、品種改良が重ねられた。
○ 牛に噛みついた時に、楽に呼吸ができるように、鼻つぶれていて、鼻の穴が上を向くようにした。スノーケルの原理ですねコレ!
○ 噛みつく力を強くするために、下アゴを発達させた。
○ 牛の角に掬い上げられないように、短足にして体高を低くした。
○ 牛の角によるダメージを小さくするために皮膚をたるませた。
○ 耳が大きいと邪魔なので、切った。
○ 牛に振り回された時の遠心力を小さくするため、首を短くして、重心を前にした。
○ 重い方が有利なので、大きくした(60kg前後にまで)。
ブルドッグは「勇気」「不屈」「忍耐」の象徴として、「イギリスの国犬」となっています。イギリス人のことを、「ジョン・ブル」というのも、ブルドックからきていると思います(記述したものを見ていないので、推測です)。また、ブルドックは、イギリス海軍のマスコットにもなっています。
イギリス海軍だけでなく、アメリカ海兵隊のマスコットもブルドック。「しぶとく食らいつく」ということだそう。
アメリカ海兵隊のTシャツ・・・
前面の絵は、斜に構えて、歯をむき出してにらむブルドック
背面の絵は、そのブルドックを後ろから見たもの。ほとんど尻だけ。おもしろいですよ!私が持っているものは黒地で、ブルドックの絵はグレイ。「UNITED STATES」「MARINE CORPS」と書かれた文字は、白。ただ、背面の文字は、前面の文字を裏から見たように書かれています。たかがTシャツにも、ユーモアを忘れない…感心します!
世界中のマニアに愛好されているブルドックですが、このたびイギリスで、「ブルドッグの認定基準を変更」することを決定しました。認定基準があったとは、さすが、「イギリク国犬」。犬の闘技が非合法となって、150年以上も経過していますから、牛を倒す機能は不要になっています。人間の都合で、今の品種にされ、また新基準に変えられる。ブルドックは、数奇な運命をたどっています。
新基準は・・・
○ ほおのたるみは、目や鼻に悪影響を及ぼさないようにしなければならない。
○ 現状より足がやや長く、少し細い体形が望ましい。
この新基準、私への新基準かと思いました。
○ ほおのたるみ…口をへの字にしてしまうし、顔全体が下へ引っ張られています。まぶたも筋力が弱くなり、垂れ下がってきており、目に影響が出てきています。
○ 足を長く…努力します(努力で長くなるか!)。細い体形…何とか頑張ります。
そうです。私がブルドックです。旧基準の…。