アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ハブかどうかの見分け方?!

2009年01月15日 | Weblog
   沖縄本島南部を走る

 沖縄本島南部、フロリダ半島と似た形のつけににある勝連城址を見て、一気に世界遺産「斎場御嶽(せいふぁうたき)」へ。この日は、午前中に世界遺産3か所踏破。ただの還暦オヤジじゃないですね。大変な行動力…自分で言うなってかぁ。本島南部南城市の最西端、斎場御嶽をカーナビに設定したところ…近くの山へ案内された。「G」つまり、カーナビが示すゴールは、谷の底…。どうしてこのようなことが起こったのか?ウオーキング中のおじいさんを見つけて尋ねて、結果的に斎場御嶽へ着くことが出来ました。しかし、「狐につままれた」みたいでした。つままれたことがあるのかって?今までは、なかったんですけど・・・。昼間でも薄暗い所でした。私は、霊感ゼロ…それでも、少々怖かったです。琉球王国の時代は男子禁制で、国王でも特別の入り口から入ったそう…。琉球の神話にも出てくる、斎場御嶽。…途中に、第二次世界大戦のとき米軍の砲弾が落ちた場所があり、水が溜まって沼のようになっていまして…そちらのほうがインパクトあったかな。観光客もまばら…。怪しかったです…。

 とりあえず、何事もなく斎場御嶽を脱出。「おきなわワールド」へ向かった。
 この、おきなわワールド…車で、西側(斎場御嶽の方から)から来る人にとって実に不親切。なぜなら、案内表示が、無い…!関係者諸氏!これは改善した方がいいですよ!「噂のソバ屋『偶』」でさえ、手書きの案内表示を数十カ所に掲示しているんですから。さんざん迷った末に「おきなわワールど」に到着。ここは、時間に追われている人は、行く所ではないです。朝から晩まで居ても飽きない。一日がかりで訪れるべきテーマパークです。面積が・・・一生懸命歩けば2時間もあれば踏破出来るのでしょうが…それほど広い。
 藍染工房だけで真面目にやれば、2時間。陶器工房も全コースに首を突っ込めば(そんな人はおらんでしょうが)、2時間半。琉球ガラス工房は、5分かな。機織り工房もあり、これもまともにやる気なら、20分は見なければならない。工房関係は有料ですが、「エイサー見物」は無料。ここのエイサーは、見たほうがいいです。背筋に寒いモノが走ります。それほど響くモノがあります。あにしろ、「スーパーエイサー」なのだそうで。

 沖縄といえばハブ。おきなわワールド内のハブ博物公園では、「わくわくドッキリショー」をやっています。ハブのショーです。しかし、「ハブとマングース」は、戦わせないんです・・・
 40年も前に読んだ本ですが・・・
 「沖縄を歩くと、手や足を切断している人と出会うことが少なからずある。ハブに咬まれ、病院へ行くまでが遠いので、毒が回らないようにやむをえず自分のナタで切断した・・・」。どこの、どの本だ!と、今さら追及されても答えられないが、さらにその本では、「先に見つけることが原則。気づかなければやられる」とも。また、1970年代後半頃に沖縄旅行をしてきた友人が、宿をとらず那覇の公園(波上宮の公園じゃないかな。ハブが好みそうな岩山があるんです)で寝ていたら、通行人に、「ここでハブに咬まれた人がいるんだぞ!」と教えられた(脅かされた?)という。当時は、年間500人以上がハブの被害を受けていた。昨年の11月現在、年間のハブ被害者は、約100人。沖縄ならではの注意報としまして、「ハブ咬症注意報」(5~6月)があるんです。10、11月は、「ハブ咬症防止運動月間」ですから!年間100人としても、3~4日に1人は、ハブに咬まれているということですよ。アホヅラ(阿呆面)して、国際通りを歩いている場合じゃなかったのです。

 笑えるのは…、沖縄県衛生環境研究所の注意に・・・
○ ヘビに咬まれたら、あわてずに、ハブかどうかを確かめます。ハブなら牙のあとが普通2本、1本あるいは3、4本の時もあり、数分で腫れてきてすごく痛みます。
・・・・この注意、凄いですよ!あわてずにハブかクソヘビか確かめられる人って何人いますかね?その次がまた…ハブなら「牙の跡が、1or2or3or4本だぁ!」…これって、ひどいですよ。どれかにしてくださいよ!「すごく痛みます」って言われても…、何とかしてくださいよ!
○ ハブだとわかったら、大声で助けをよびます。
 ・・・・私のように、どこへでも行く人はどーする。近くに人などいませんから!
○ 走ると毒の回りが早くなるので、車で病院に運んでもらうか、ゆっくり歩いて行くようにしましょう。
 ・・・・あのね!そんなに都合よく車が来るか?!ゆっくり歩いてどこへ行けっていうの!
○ 傷口から血と一緒に毒を吸い出します。専用の吸引器がありますが、ない場合は口で吸い出してください。
 ・・・・あのね!沖縄の皆さんは吸引器を持ち歩いているのかいな!国際通りを歩いている人の何人が、ハブの毒の吸引器を持ち歩いてんのやぁ~!

 いやはや、県衛生環境研究所さん!お願いしますよ。何とかしてくださいよ…。
 さらに…県衛生環境研究所なのか、県福祉保健部かどちらかの情報なのですが…
 「ヘビの特徴を覚えましょう」と題して…
○ ハブの頭は、細かいウロコ、ほかのヘビは大きなウロコ。
 ・・・・あのね、細かいか、大きいか?どうやって区別するのさ?ノギスを持ち歩いている人などいませんよ。
○ 背中のウロコの数、ハブは20列以上あります。
 ・・・・あのね、どこのどいつが、「あっ!ヘビだ!ハブかどうかウロコを数えよう!1,2,3…」と、数えますか!ふざけるな~!でも、おもしろいのでいいです。「潔く咬まれなさい」という教えですね。