平和祈念公園にて
おきなわワールドの…ハブ博物公園の、「わくわくドッキリショー」現在は、ヘビとマングースの戦いはやらせない。なぜかって?毎日、6回のショーですよ。戦わせると、ハブかマングースのどちらかが命を落とす。一日に「貴重な生物の、6っつの命を失う」こんなことをしていたのでは、営業としては厳しいですからね。
おきなわワールド内に、玉泉洞があります。日本一の鍾乳石数を誇る天然記念物の「玉泉洞」。洞窟の全長は、4.5km。そのうち、890mが観光遊歩道として整備され、公開されています。
日本の洞窟で最長は、「安家洞(岩手県岩泉町)」で、23.7km 。長いというか深いというか!よく計測したものです。玉泉洞の4.5kmは、日本第7位。沖縄県では、14位に、石垣島鍾乳洞( 沖縄県石垣市)がある。ここが3.2km。珊瑚礁からできた石灰岩が水に侵食されて空洞化したもの。金武町にも、泡盛を保存する鍾乳洞がある。沖縄は、珊瑚礁台地に取り囲まれた格好になっているので、鍾乳洞も多いのです。
おきなわワールドからほどなく「平和祈念公園」があります。沖縄は日本で唯一、地上戦になった地。その最終戦が行われた場所に造られた県営の公園です。沖縄戦跡国定公園の中心です。こちらは案内看板等の表示がしっかりしておりました。迷わず行けます。広いですよー!5,000ヘクタールあるのだそう。
入り口で、花を売る70歳過ぎと思われる女性が2人。「花を戦没者へ手向けませんか」と、いうこと。
この花売りの女性を見て脳裏をよぎったのは、「バンザイクリフ」でした。
アメリカの自治領北マリアナ諸島のサイパン島にある断崖。北マリアナ諸島の首都は、「ススペ (Susupe) 」。それがどうしたって?日本の一部地方の言葉で、「ススペ」は、人を罵る言葉なのです。
ボボ・ブラジルというプロレスラーがおりました。彼は、日本のある地方の興行で名前を変えなければなりませんでした。その地方で、「ボボ」は、口に出すべきではない言葉だったのです。
ススペとボボ、意味は違います。俚言ウオッチャーの私としましては、「首都はススペ」これ、めっぽうおもしろいのです。
バンザイクリフで何が起こったか。太平洋戦争中、サイパン島の日本軍がアメリカ軍に追い詰められた。日本兵や民間人が、投降勧告に応じず、80m下の海に身を投じて自決した。多くの自決者が「バンザーイ」と叫び両腕を上げて身投げしたところから「バンザイクリフ」の呼び名がある。自決者の数は1万人。サイパン戦の犠牲者は、日本兵・在留日本人あわせて、55,000人以上といわれています。
そのサイパン島の住人が…
「日本人観光客は、大勢来る。しかし、バンザイクリフに花束を手向ける人はいない。日本人は、どういう気持ちでバンザイクリフへ来るのだろう?」
…サイパンへ行ったら、花屋で花を調達しなければならないなあと思いました。自分で花屋をさがして購入し、それを携えてバンザイクリフ観光へ行く…。
話しを戻します。平和祈念公園入り口では、花を買う気にはなりませんでした。戦没者へ花を手向けるという行為は、個人の内面から出てくるものであって、「さあ、花を捧げさないよ!」と言われて、買って捧げるものではないのではないか?
花売りは商売だから何も悪くない。たくさん売れるといいなあと思います。 手向ける側としては、「お金」で済ませたのでは、形だけであって供養になどならないのではないかと思うのです。それこそ、内心の自由ですがね。
「平和の礎(へいわのいしじ:沖縄戦の全犠牲者24万人余の氏名を刻んだ記念碑)」へ向かった。広大な芝のフィールドを横断する格好で平和の礎へ。フィールドでは、凧あげをしたり、キャッチボールをしたり、家族連れが十組ほど遊んでいました。平和でした。
公園がある摩文仁(まぶに)地区は、日本軍の組織的抵抗の終焉地。逃げ惑う住民が切り立った断崖に追いつめられた場所でもある。バンザイクリフに酷似しています…。
断崖からは、太平洋が見渡せました。「ここから多くの人々が身を投げたのか…」。
沖縄総合ランキングのベストテンには、平和祈念公園は入っていません。そのことに不満も、異議もありません。ただ、沖縄を訪れる場合、「地上戦が行われた日本の国土」「24万人が犠牲になっている」「投降せずに命を絶った人たち」…花を手向けるか否かはともかく、「戦争反対の意思を再確認する」ことを忘れてはならないかと…。
おきなわワールドの…ハブ博物公園の、「わくわくドッキリショー」現在は、ヘビとマングースの戦いはやらせない。なぜかって?毎日、6回のショーですよ。戦わせると、ハブかマングースのどちらかが命を落とす。一日に「貴重な生物の、6っつの命を失う」こんなことをしていたのでは、営業としては厳しいですからね。
おきなわワールド内に、玉泉洞があります。日本一の鍾乳石数を誇る天然記念物の「玉泉洞」。洞窟の全長は、4.5km。そのうち、890mが観光遊歩道として整備され、公開されています。
日本の洞窟で最長は、「安家洞(岩手県岩泉町)」で、23.7km 。長いというか深いというか!よく計測したものです。玉泉洞の4.5kmは、日本第7位。沖縄県では、14位に、石垣島鍾乳洞( 沖縄県石垣市)がある。ここが3.2km。珊瑚礁からできた石灰岩が水に侵食されて空洞化したもの。金武町にも、泡盛を保存する鍾乳洞がある。沖縄は、珊瑚礁台地に取り囲まれた格好になっているので、鍾乳洞も多いのです。
おきなわワールドからほどなく「平和祈念公園」があります。沖縄は日本で唯一、地上戦になった地。その最終戦が行われた場所に造られた県営の公園です。沖縄戦跡国定公園の中心です。こちらは案内看板等の表示がしっかりしておりました。迷わず行けます。広いですよー!5,000ヘクタールあるのだそう。
入り口で、花を売る70歳過ぎと思われる女性が2人。「花を戦没者へ手向けませんか」と、いうこと。
この花売りの女性を見て脳裏をよぎったのは、「バンザイクリフ」でした。
アメリカの自治領北マリアナ諸島のサイパン島にある断崖。北マリアナ諸島の首都は、「ススペ (Susupe) 」。それがどうしたって?日本の一部地方の言葉で、「ススペ」は、人を罵る言葉なのです。
ボボ・ブラジルというプロレスラーがおりました。彼は、日本のある地方の興行で名前を変えなければなりませんでした。その地方で、「ボボ」は、口に出すべきではない言葉だったのです。
ススペとボボ、意味は違います。俚言ウオッチャーの私としましては、「首都はススペ」これ、めっぽうおもしろいのです。
バンザイクリフで何が起こったか。太平洋戦争中、サイパン島の日本軍がアメリカ軍に追い詰められた。日本兵や民間人が、投降勧告に応じず、80m下の海に身を投じて自決した。多くの自決者が「バンザーイ」と叫び両腕を上げて身投げしたところから「バンザイクリフ」の呼び名がある。自決者の数は1万人。サイパン戦の犠牲者は、日本兵・在留日本人あわせて、55,000人以上といわれています。
そのサイパン島の住人が…
「日本人観光客は、大勢来る。しかし、バンザイクリフに花束を手向ける人はいない。日本人は、どういう気持ちでバンザイクリフへ来るのだろう?」
…サイパンへ行ったら、花屋で花を調達しなければならないなあと思いました。自分で花屋をさがして購入し、それを携えてバンザイクリフ観光へ行く…。
話しを戻します。平和祈念公園入り口では、花を買う気にはなりませんでした。戦没者へ花を手向けるという行為は、個人の内面から出てくるものであって、「さあ、花を捧げさないよ!」と言われて、買って捧げるものではないのではないか?
花売りは商売だから何も悪くない。たくさん売れるといいなあと思います。 手向ける側としては、「お金」で済ませたのでは、形だけであって供養になどならないのではないかと思うのです。それこそ、内心の自由ですがね。
「平和の礎(へいわのいしじ:沖縄戦の全犠牲者24万人余の氏名を刻んだ記念碑)」へ向かった。広大な芝のフィールドを横断する格好で平和の礎へ。フィールドでは、凧あげをしたり、キャッチボールをしたり、家族連れが十組ほど遊んでいました。平和でした。
公園がある摩文仁(まぶに)地区は、日本軍の組織的抵抗の終焉地。逃げ惑う住民が切り立った断崖に追いつめられた場所でもある。バンザイクリフに酷似しています…。
断崖からは、太平洋が見渡せました。「ここから多くの人々が身を投げたのか…」。
沖縄総合ランキングのベストテンには、平和祈念公園は入っていません。そのことに不満も、異議もありません。ただ、沖縄を訪れる場合、「地上戦が行われた日本の国土」「24万人が犠牲になっている」「投降せずに命を絶った人たち」…花を手向けるか否かはともかく、「戦争反対の意思を再確認する」ことを忘れてはならないかと…。