バースの奥さん ニコチン界のカーネル
カーネル・サンダースさん、生きていたら120歳。ケンタッキー・フライド・チキンの創始者。本名は、「ハーランド・デーヴィッド・サンダース」。「カーネル(大佐)」は?どこから引っ張り出してきたか?軍隊時代に「大佐」だったのか?これは、ケンタッキー州に貢献した人に与えられる名誉称号。そんなわけで、通称「カーネル・サンダース」。
サンダースさんの、絵に描いたようなアメリカンドリーム物語。今でもワクワクする楽しいものです。
6歳の時に弟と妹の面倒を見なければならなくなり、料理がうまくなった。これが成功への伏線になりました。逆風を追い風に変えるところが非凡。15歳から、車掌、軍人、消防士、保険の外交員、船員、タイヤのセールスマン…などなど職業を転々とし…40歳の時にケンタッキー州でガソリンスタンド経営。ガソリンスタンドの一角でレストランを始め…これが大ヒット!レストランを拡張。評判のメニューであったフライド・チキンで、全世界にフランチャイズ店を作った。
白いスーツ(タキシード?モーニングコート?)を着て老眼鏡を掛けた白髪のおじさん…人形になり、店の前に立たされておりました。
昭和60年(1985年)に阪神タイガースがリーグ優勝。ファンは、大阪の道頓堀で大騒ぎ。真弓に似たファンを胴上げし、「1番真弓!」と、叫んで道頓堀川へ…投げ込んだのか、飛び込んだのか。続いて、2番吉竹に似たファンが、…ドボーン!4番掛布、5番岡田に似たファンは見つかった。しかし、3番バースに似たファンはいなかった。
そこで、「カーネルサンダース人形」に白羽の矢が立ち、胴上げされて道頓堀川へ投げ込まれた。そして、24年が経過し、水辺整備事業を行っていた工事関係者により発見された。あのときのタイガース、真弓、バース、掛布、岡田が3割を打っていた。とりわけバースは3割4分6厘でした。岡田も3割4分5厘で続いていました。
カンタベリー物語。また「七つの大罪」かって?それは、最後に出てくる牧師さんの話で、前半に、「バースの奥さんの話」という章があるのです。もちろん、元阪神のランディ・バースの奥さんとは何の関係もないのですが。
バースの奥さん…反フェミニズム的価値観を論破してゆく…
奥さんのセリフにこんなのがあるのです。
「神様にお願いします。頑固で、けちな夫に、ペスト菌を送って、一日も早く、くたばるようにしていただきたく…」
いやはや、奥さん怖い!「ペストなどという病気は、知らない!」と、いう人が多くなってきました。「黒死病とも呼ばれている」と、いうと、「聞いたことがある…」となるかな?14世紀のヨーロッパでは、ペストの大流行により、全人口の三割が命を落としています。ありがたいことに日本では、ほぼ根絶されていると思います。しかし油断はできないのです。なぜなら、途上国では、今なおペストはあります。媒体は、「ネズミ」。途上国からの輸入品に、ペストに感染したネズミが入り込んで日本に上陸したら…これはパニックです。黒くなって死んでいくのですから(黒死病の名の由来)。
夫に死んでほしい。自分の手は汚したくない。神様にお願いする…これはバースの奥さん。
長生きせずに早く死んでほしい。自分の手は汚したくない、タバコにお願いする…これは、高名な医師のこの度の発言…。具体的には、「禁煙が進むと(長く生きられるため)医療費がかさむことは明らか。どんどん吸って早く死んでもらった方がいい」と、講演の際の質問で回答した。
言った本人は、「真意が伝わらず誤解を生んだ」と釈明しています。どんどん死ね発言、かさむ医療費を抑える対策として、人口が減れば医療費は少なくて済む…正しいんでないか?などとは書きません。医師による、「早く死んでもらった方がいい」という発言は、擁護のしようがありません。
真意として、「禁煙よりも、医療や介護を受けられない人たちへの対応に力を入れるべきだという思いがあった」のだそうです。これなら大賛成です。その通りです。喫煙者を減らす必要はないのです。実際、「税収入に貢献している」と、うそぶく喫煙者も少なからずおります。吸いたい人は、副流煙を人様に吸わせさえしなければ、自己責任でいくらでも吸っても良いのです。ただ、喫煙の習慣がある人は、「自分だけは、肺ガンにも肺気腫にもならない。非業の最期を遂げることはない」という根拠のない確信がある…。「しまった!」と、思ったときは遅いのに。
「タバコを吸おう!バンバン吸おう」は、映画「サンキュー・スモーキング」。タバコ業界の宣伝マンを描いた風刺コメディです。主人公のタバコ宣伝マン、ニック・ネイラーは、あだ名が、「ニコチン界のカーネル・サンダース」でした。
カーネル・サンダースさんは、生きていたら120歳。ケンタッキー・・・ありゃ?最初に戻ってしまった。カーネル・サンダースの輪廻…。書き出したときには、サンキュー・スモーキングまで行くとは予想だにしなかったのですが…エンドレステープになってしまいました。
カーネル・サンダースさん、生きていたら120歳。ケンタッキー・フライド・チキンの創始者。本名は、「ハーランド・デーヴィッド・サンダース」。「カーネル(大佐)」は?どこから引っ張り出してきたか?軍隊時代に「大佐」だったのか?これは、ケンタッキー州に貢献した人に与えられる名誉称号。そんなわけで、通称「カーネル・サンダース」。
サンダースさんの、絵に描いたようなアメリカンドリーム物語。今でもワクワクする楽しいものです。
6歳の時に弟と妹の面倒を見なければならなくなり、料理がうまくなった。これが成功への伏線になりました。逆風を追い風に変えるところが非凡。15歳から、車掌、軍人、消防士、保険の外交員、船員、タイヤのセールスマン…などなど職業を転々とし…40歳の時にケンタッキー州でガソリンスタンド経営。ガソリンスタンドの一角でレストランを始め…これが大ヒット!レストランを拡張。評判のメニューであったフライド・チキンで、全世界にフランチャイズ店を作った。
白いスーツ(タキシード?モーニングコート?)を着て老眼鏡を掛けた白髪のおじさん…人形になり、店の前に立たされておりました。
昭和60年(1985年)に阪神タイガースがリーグ優勝。ファンは、大阪の道頓堀で大騒ぎ。真弓に似たファンを胴上げし、「1番真弓!」と、叫んで道頓堀川へ…投げ込んだのか、飛び込んだのか。続いて、2番吉竹に似たファンが、…ドボーン!4番掛布、5番岡田に似たファンは見つかった。しかし、3番バースに似たファンはいなかった。
そこで、「カーネルサンダース人形」に白羽の矢が立ち、胴上げされて道頓堀川へ投げ込まれた。そして、24年が経過し、水辺整備事業を行っていた工事関係者により発見された。あのときのタイガース、真弓、バース、掛布、岡田が3割を打っていた。とりわけバースは3割4分6厘でした。岡田も3割4分5厘で続いていました。
カンタベリー物語。また「七つの大罪」かって?それは、最後に出てくる牧師さんの話で、前半に、「バースの奥さんの話」という章があるのです。もちろん、元阪神のランディ・バースの奥さんとは何の関係もないのですが。
バースの奥さん…反フェミニズム的価値観を論破してゆく…
奥さんのセリフにこんなのがあるのです。
「神様にお願いします。頑固で、けちな夫に、ペスト菌を送って、一日も早く、くたばるようにしていただきたく…」
いやはや、奥さん怖い!「ペストなどという病気は、知らない!」と、いう人が多くなってきました。「黒死病とも呼ばれている」と、いうと、「聞いたことがある…」となるかな?14世紀のヨーロッパでは、ペストの大流行により、全人口の三割が命を落としています。ありがたいことに日本では、ほぼ根絶されていると思います。しかし油断はできないのです。なぜなら、途上国では、今なおペストはあります。媒体は、「ネズミ」。途上国からの輸入品に、ペストに感染したネズミが入り込んで日本に上陸したら…これはパニックです。黒くなって死んでいくのですから(黒死病の名の由来)。
夫に死んでほしい。自分の手は汚したくない。神様にお願いする…これはバースの奥さん。
長生きせずに早く死んでほしい。自分の手は汚したくない、タバコにお願いする…これは、高名な医師のこの度の発言…。具体的には、「禁煙が進むと(長く生きられるため)医療費がかさむことは明らか。どんどん吸って早く死んでもらった方がいい」と、講演の際の質問で回答した。
言った本人は、「真意が伝わらず誤解を生んだ」と釈明しています。どんどん死ね発言、かさむ医療費を抑える対策として、人口が減れば医療費は少なくて済む…正しいんでないか?などとは書きません。医師による、「早く死んでもらった方がいい」という発言は、擁護のしようがありません。
真意として、「禁煙よりも、医療や介護を受けられない人たちへの対応に力を入れるべきだという思いがあった」のだそうです。これなら大賛成です。その通りです。喫煙者を減らす必要はないのです。実際、「税収入に貢献している」と、うそぶく喫煙者も少なからずおります。吸いたい人は、副流煙を人様に吸わせさえしなければ、自己責任でいくらでも吸っても良いのです。ただ、喫煙の習慣がある人は、「自分だけは、肺ガンにも肺気腫にもならない。非業の最期を遂げることはない」という根拠のない確信がある…。「しまった!」と、思ったときは遅いのに。
「タバコを吸おう!バンバン吸おう」は、映画「サンキュー・スモーキング」。タバコ業界の宣伝マンを描いた風刺コメディです。主人公のタバコ宣伝マン、ニック・ネイラーは、あだ名が、「ニコチン界のカーネル・サンダース」でした。
カーネル・サンダースさんは、生きていたら120歳。ケンタッキー・・・ありゃ?最初に戻ってしまった。カーネル・サンダースの輪廻…。書き出したときには、サンキュー・スモーキングまで行くとは予想だにしなかったのですが…エンドレステープになってしまいました。