1秒後に何が起こるか?
サンフランシスコの路上駐車、どうなっているか?もっとも、サンフランシスコにに限ったわけではないので、アメリカの路上駐車といった方が適当でしょうか。特にサンフランシスコなのですが…
サンフランシスコは、坂が多いのです。それも、急坂が多い。ジェットコースター並ですよ、ホント!普通の路面電車は危なすぎて走れないので、ケーブルカーになっている。その昔、車を路肩に駐車する場合、サイドブレーキを引いておくだけでは車が坂を転げるように走り出し事故につながる恐れがあった。それほどの急勾配なのです。そのため、走り出しても、歩道との段差で止まるように、歩道方向へハンドルを切って駐車した。その習慣が、車の性能が向上した今も残っております。アメリカ映画を注意深く見ると、傾斜地の路上駐車は、ハンドルを歩道側にきってありますから機会があったら見てください。日本は、そのような習慣…ないです。
今治市で、8人の乗客(小中学生)を乗せたバスの運転手さんが、意識不明となった。乗っていた子供達は、「急にのろのろ運転になり、運転手に声をかけたが反応がない」・・・窓を開けて、外に手を振って、「助けて」と叫んだ。 バスは、対向車線へはみ出すなどしながら時速4km程度で走り続けた。バスの後ろには何台も車が連なり、後続車のドライバーらが車を降りてバスの様子を見ていた。その中の3人が何とかしようとして、「土手にぶつければ止まるだろう」と考えた。サンフランシスコ方式を思いついたのですねえ。
力を合わせ、土手側に向けてバスの側面を押した。バスは土手に当たり止まった。乗客は無事だった。運転手は死亡が確認された。
現場は上り坂の頂上付近、下り坂へ入ったら惨事になっていたかも知れない。沈着冷静かつ怪力の3人の行動により、惨事を免れた。動いているバス…、3人で押して進路を変えられるのか?これが私の素朴な疑問ですが、ともあれ最小限の被害で良かったです。
さて、運転手さんは、狭心症の発作だったとみられている。車を運転手する人が運転中に意識不明になることがある…これは怖いです。脳梗塞、心筋梗塞、狭心症、居眠り運転…十分あり得ることです。自家用車の使用を止めてバスに乗っても危ない…。電車だって、運転手が意識不明になると危ない。飛行機も、船も…人が運転するもの全てに言えるか!
対策は…「ない」です。意識不明になることを予知するのは、不可能。かといって、持病のある人には運転させないということにもならない。生活がかかっているのだから。
大変困った問題ですが、車の場合さらに、認知症運転者が問題になっている。6人に1人が事故を起こしているという(日本老年精神医学会の全国調査)。なにしろ、平気で高速道路を逆走しますから…。患者の11%が運転しており、そのうち16%が運転中に事故を起こしていた。事故を起こした人の93%は自損・物損事故。7%は人身事故で、いずれも事故を起こしているのに運転を継続していた。そこが認知症たる所以…。認知症患者の約80%が、日常生活で車が欠かせない実態があるという。
認知機能検査は、認知症の疑いのあるドライバーを把握するために導入する簡易検査。免許証を、「更新させるか、取り消すか」この判断は、公安委員会…。認知症で安全運転が可能かどうかを、客観的に診るのはかなり困難なのではないか。違反歴や専門医の診断をふまえるのだそうですが、その網の目をくぐってしまうこともあるでしょうし、免許証更新後、認知症の症状が急速に悪化することもあるでしょう。
運転中の意識不明に対する対策はないです。しかし、認知症ドライバーについては、大きな効力は発揮しないかもしれませんが、あるにはあります。
現状では、半数が認知機能検査から漏れる可能性があるわけですから、対象年齢を現行の75歳から、50歳へ引き下げる。認知症は、40歳ですでに始まる人もいるので、40歳まで引き下げた方がいいでしょうが、検査に時間がかかりすぎて、収拾がつかなくなります。
自分の安全は自分で守る・・・ぶつかって来る車を回避できる運転をする・・・それしかないです。
サンフランシスコの路上駐車、どうなっているか?もっとも、サンフランシスコにに限ったわけではないので、アメリカの路上駐車といった方が適当でしょうか。特にサンフランシスコなのですが…
サンフランシスコは、坂が多いのです。それも、急坂が多い。ジェットコースター並ですよ、ホント!普通の路面電車は危なすぎて走れないので、ケーブルカーになっている。その昔、車を路肩に駐車する場合、サイドブレーキを引いておくだけでは車が坂を転げるように走り出し事故につながる恐れがあった。それほどの急勾配なのです。そのため、走り出しても、歩道との段差で止まるように、歩道方向へハンドルを切って駐車した。その習慣が、車の性能が向上した今も残っております。アメリカ映画を注意深く見ると、傾斜地の路上駐車は、ハンドルを歩道側にきってありますから機会があったら見てください。日本は、そのような習慣…ないです。
今治市で、8人の乗客(小中学生)を乗せたバスの運転手さんが、意識不明となった。乗っていた子供達は、「急にのろのろ運転になり、運転手に声をかけたが反応がない」・・・窓を開けて、外に手を振って、「助けて」と叫んだ。 バスは、対向車線へはみ出すなどしながら時速4km程度で走り続けた。バスの後ろには何台も車が連なり、後続車のドライバーらが車を降りてバスの様子を見ていた。その中の3人が何とかしようとして、「土手にぶつければ止まるだろう」と考えた。サンフランシスコ方式を思いついたのですねえ。
力を合わせ、土手側に向けてバスの側面を押した。バスは土手に当たり止まった。乗客は無事だった。運転手は死亡が確認された。
現場は上り坂の頂上付近、下り坂へ入ったら惨事になっていたかも知れない。沈着冷静かつ怪力の3人の行動により、惨事を免れた。動いているバス…、3人で押して進路を変えられるのか?これが私の素朴な疑問ですが、ともあれ最小限の被害で良かったです。
さて、運転手さんは、狭心症の発作だったとみられている。車を運転手する人が運転中に意識不明になることがある…これは怖いです。脳梗塞、心筋梗塞、狭心症、居眠り運転…十分あり得ることです。自家用車の使用を止めてバスに乗っても危ない…。電車だって、運転手が意識不明になると危ない。飛行機も、船も…人が運転するもの全てに言えるか!
対策は…「ない」です。意識不明になることを予知するのは、不可能。かといって、持病のある人には運転させないということにもならない。生活がかかっているのだから。
大変困った問題ですが、車の場合さらに、認知症運転者が問題になっている。6人に1人が事故を起こしているという(日本老年精神医学会の全国調査)。なにしろ、平気で高速道路を逆走しますから…。患者の11%が運転しており、そのうち16%が運転中に事故を起こしていた。事故を起こした人の93%は自損・物損事故。7%は人身事故で、いずれも事故を起こしているのに運転を継続していた。そこが認知症たる所以…。認知症患者の約80%が、日常生活で車が欠かせない実態があるという。
認知機能検査は、認知症の疑いのあるドライバーを把握するために導入する簡易検査。免許証を、「更新させるか、取り消すか」この判断は、公安委員会…。認知症で安全運転が可能かどうかを、客観的に診るのはかなり困難なのではないか。違反歴や専門医の診断をふまえるのだそうですが、その網の目をくぐってしまうこともあるでしょうし、免許証更新後、認知症の症状が急速に悪化することもあるでしょう。
運転中の意識不明に対する対策はないです。しかし、認知症ドライバーについては、大きな効力は発揮しないかもしれませんが、あるにはあります。
現状では、半数が認知機能検査から漏れる可能性があるわけですから、対象年齢を現行の75歳から、50歳へ引き下げる。認知症は、40歳ですでに始まる人もいるので、40歳まで引き下げた方がいいでしょうが、検査に時間がかかりすぎて、収拾がつかなくなります。
自分の安全は自分で守る・・・ぶつかって来る車を回避できる運転をする・・・それしかないです。