アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「FUN」があってこそ人生

2009年11月15日 | Weblog
「新武士道」という言葉が…どんな武士道だろうか?書いている人は、新将命(あたらし まさみ)さん。と、いうことは経営に関すること…。「礼儀正しく」「敗者の前でガッツポーズするのは卑怯」という種類の武士道ではないらしい。その中に、「優れた仕事人は、3K+1Fの体現者である」というのがあった。

 仕事に関わる3Kといえば、「きつい、汚い、暗い」と、相場が決まっている。一昔前の理想の結婚相手も3Kで、「高収入、高学歴、高身長」だった。そんな男(女)がたくさんいるはずがない。もう一つKを加えると、絶対数は増える。それは何かって?「高年齢」です。

 3Kはともかく、1Fが分からない。Fではじまる熟語はネガティブなものが多い…「不潔」「不安」「不埒」「不渡り」…これでは、優れた仕事人ではない。
 新さんの3Kは、「きつい、汚い、暗い」ではなかった。「各論、行動、結果」が、優れた仕事人の3Kなのだそうで…。行動と結果はよく分かる。優れていようがいまいが、仕事人は行動し結果を出さなければならない。
 よくわからんのが、「各論」。「総論」ではなく「各論」なのだと…。「我が社、我が部、我が課、自分」という各論に落とし込んで考えなければならないのだそう。

 マクロ的な視点が大切だからといって、「この不況はいつまで続くのか?」「円ドルの為替レートは今後どうなるか?」「原油価格の動向は?」といった総論ばかりを気にしている間に、会社が倒産してしまっては元も子もないというわけ。
 これは会社経営でなくても当てはまります。「法定速度で走ります」と、言うと、「全体の車の流れを考えろ!」とおっしゃる方がおられる。自分というもの(各論)を考えず、頑張って流れに乗って公道を80kmで走行して、事故を起こしてしまっては元も子もない。そういうことでしょう!え?違うって?ピッタリの例だと思うのですが。

 とりあえず3Kは、理解した。いよいよ1F。
 答えは、「FUN」。「楽しむこと」なのだそうで…。そうきたか。3Kは漢字できたのに、1Fは英語ですか!肩すかしの感はありますが、「我が意を得たり」です。
 嫌々ながら仕事をすると、効率は悪いし、良い結果など出るはずがない。仕事は楽しんでしなければ。分かりやすいです。この「FUN」については、各界のたくさんの人が指摘していますから目新しいものではありません。ただ、「3K1F」という形の論は斬新かも。「5W1H」世代ですから、「3K1F」は、入りやすい。「4Hクラブ」というものもあった。(念のため4Hとは、Head,Heart,Hands,Health
です)
 どうせ一度の人生ですから、不平、不満の日々ではなく、「ああ、おもしろい」という日々にしなければ。目標に達しなくても、「良かった、良かった」と思えば、「良い結果」ということになります。1Fが、フアン(不安)ではなく、ファンで良かったです。

 結局、「3K1F」では、新武士道については分かりませんでした。あ、今気づいた。新武士道ではなく、「新(あたらし)さんの武士道」だったんだ!