アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

蓮舫さん、枝野さんまっしぐら! 「ネコまっしぐら」は正しいか?

2009年11月22日 | Weblog
 事業仕分け前半戦終了。戦いといっていいほど、「予算削減・事業廃止まっしぐら」でした。無駄をなくすのは大いに賛成。仕分け人の強いこと強いこと。水戸黄門さまも裸足で逃げだす勢い。宇宙飛行士の毛利衛さんも、蓮舫さん(必殺仕分け人、参院議員、41歳、2児の母親)にやっつけられて苦笑いしていました。特に、この蓮舫さんと、枝野幸男さん(必殺仕分け人、衆議院議員、45歳)がまっしぐらでした。

 「まっしぐら」を漢字で書くと、次の4つのうちのどれか?
1 真死苦楽(暴走族が好んで使います)
2 馬疾鞍(鞍を着けた馬が、騎手を振り落とし疾走する様子)
3 墓行(見さかいなく進み、お墓に直行してしまうから)
4 驀地(見さかいなくバクチにのめり込むかのようだから)
 正解は、4の驀地。「勢いよく、激しく進みかかること」なので、「莫(バク)の下に馬が書かれている。「まっしぐら」は、「馬」だったんです。

 事業仕分け、「どれだけの予算を削ることができるかが実力」とみなされる。仕分け人が攻めまくる。そのため、埒(ラチ)が明かない。競馬ファンの人は、「埒」が馬場の柵のことだと知っている。やはり馬がらみ。

 児童に劇団の演劇を観せる事業は、めずらしく削減なし。仕分け人の一人が、「この事業へは、私からのはなむけ」というようなニュアンスの発言をした。問題にはならないでしょうが、仕分け人の好みにより通ったり、通らなかったりするのかなあ?「はなむけ」は、「餞」と書かれたりもしますが、元々は、馬を望ましい方向へ向けて進めるという意味、つまり「鼻向け」でした。やはり馬がらみ。

 事業仕分けは緊張の連続で、トイレへ行ってのんびり帰ってくる人、つまり、道草を食ってくる人など誰もいなかった。「道草をする」という使い方は間違いで、「道草を食う」が正しい。なぜかって?言葉の起こりは、「馬が仕事をせずに、道端の草を食う」ところから。
 まっしぐらは、馬の領域。「ネコまっしぐら」というキャットフードのCMは、領域侵犯の一例でしょうか。目くじらを立てるほどのことでもないけど。

 まっしぐらに削減・廃止されそうな事業…来年はどうなっていくのでしょうか。時間は、驀地に平成22年へ。