アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

世界中の力自慢よ!大相撲に入門せよ

2012年01月08日 | Weblog
 これまでの外国出身の大相撲力士の出身国は、モンゴル、アメリカ、ブラジル、韓国、台湾、中国、トンガ、ロシア、グルジア、フィリピン、アルゼンチン、イギリス、エストニア、サモア、ブルガリア、チェコ…。ざっと、20か国近い。これは凄いことだと思います。

 大相撲の素晴らしいところは、「人種国籍の如何を問わず受け入れる」というところです。これぞ、世界に冠たる日本の「相撲」です。「外国人を入れるのは良くない、相撲は日本の国技だから!」このようにいう輩もいる。第一の間違いは、「相撲を日本の国技とする」という条文などないということ。国会で決めたわけではない。(このことについては何度か書きましたけどね)勝手に、「相撲は国技」と決めつけている。「国技館」という名前に惑わされている人もいる。私の大学は、国技館で入学式を行いましたが…「入学式は国技だ」と言う人などいない。

 世界中の力自慢に、大相撲に参戦していただきたい。

 アメリカから来た高見山、良かったです。態度が良かった。同じくアメリカから来た小錦も曙も、態度が良かった。それは、高見山というお手本があったからです。
 小錦は、「自分が横綱になれないのは人種差別があるからだ、もし日本人だったならとっくに横綱になってるはずだ」と、マスコミの取材に答えた事件がありました。これは、付き人が電話で答えたものらしいが、付き人がとっさにそのようなことは言わない。日頃から小錦が差別を受けているという不満をもっていたのではないか?これは、相撲協会側の責任でしょう。

 トンガから若者が集団で大相撲に入ってきたことがありました。四股名が、「福の島」「友乃島」「南ノ島」「椰子ノ島」「日ノ出島」「月乃出島(←ホント、ホント)」。みんな頑張りました。しかし部屋(朝日山部屋)内のトラブルで、可哀想に全員廃業…。罪なことをしました。

カナダから、琴天太(琴天山と同一人物)という力士もやって来ました。201cm、210kgですから!これは面白いぞ!と思いました。「序ノ口、序二段、三段目でいずれも7戦全勝で優勝」つまり、負け知らず。そして…負けを経験することなく廃業…。

 サモア(当時は西サモア)から来たのが、「南海龍」。 結構強くて面白かったが、「飲み過ぎによる休場」という…前代未聞の事件を起こし、「酒と相撲のどっちをとるんだ」との問いに「酒」と、答え帰国した。面白すぎるっつーの!

 アルゼンチン出身の力士に、星誕期(ホシタンゴ)と星安出寿(ホシアンデス)がおりました。ホント、ホント!冗談みたいですが、本当にホント。

 外国人力士、いろいろな意味で強者ぞろい。面白いです。
 そしてこの度、初のエジプト人力士が!189cm、138kgという堂々たる体格。イスラム教徒。よって、豚肉は食べません。
 大相撲は、素晴らしいですよ。「人種国籍の如何を問わず受け入れる」だけではなかった。
 「人種・国籍・宗教の如何を問わず受け入れる」
 
エジプト人力士の四股名、考えてみました。「恵痔太(エヂプト)」「平光努(ピラミッド)」「奈射留(ナイル)」「阿弗利加(アフリカ)」…どれか採用にならないかなあ!