アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

全国学力テスト 結果の公表はあたりまえのはなし

2013年01月23日 | Weblog
あ、あのね、文科大臣が、「ウソしか言わない女(某国の現職の首相が言ってるんだから間違いないのでしょう)」じゃないんだから!
 大阪府泉佐野市を、全国学力学習状況調査(以下 全国学力テスト 次回は、平成25年4月24日水曜日実施予定)に参加させないことを文科省が決めた…!文科大臣出てこいや!冗談じゃない!何を考えているのか?だいたいやな!現文科大臣ってなんという名前なのか分からん。

 犬山市(愛知県)が、「学校の序列化や過度の競争を招く」として2007年、2008年の全国学力テストに不参加だった。自主的にね。その例はあるが、文科省が全国学力テストの参加を拒んだケースはない。今春から4年ぶりに全校参加方式が復活するのに…泉佐野市だけを仲間はずれにする…。

 なぜ、文科省が何かとお騒がせな泉佐野市を仲間はずれにしたか?
 泉佐野市長の「千代松大耕(ちよまつひろやす)さん」が次のような表明をしたからなのです。その概略は…
 1 全国学力テストの結果の公表は必要。なぜなら、大阪府学力・学習状況調査の  結果について、児童生徒の個人票に当該校の正答率が記載されることとなった。  そのデータが事実と違った内容で広まることも十分に考えられる。こうしたこと  を防ぐために公表すべき。
 2 また、厳しい財政状況においても、教育環境の整備のほか学力向上の取り組み  に対しても予算を配分していることから、市民にその進捗状況や効果を公表する  ことは市長としての責務。
 3 学校別成績を公表することにより、成果を上げている学校の取り組みに学んで  いただく。結果が思うように結びついていない学校に対して、新たなかたちの支  援を幅広い意見をいただきながら進める。
 4 教職員はもとより児童生徒や保護者、ひいては地域ぐるみとなったかたちでの  学力向上に対する意識がさらに高まり、そのことが必ずや泉佐野市の子どもたち  の輝く未来につながるものと確信する。
 5 学力学習状況調査の結果について、市長としての判断により学校別の結果を公  表します!

 これが、悪いのかぁ?文科省は、学校の序列化を招くとして、「個々の学校名を明らかにした公表を行わない」ことを市町村教委に求めている。
 20年ほど前から、「説明責任」という日本語らしからぬ言葉が大手を振って歩いている。「説明する責任」とすれば分かりやすいのに、「説明責任」。四文字熟語かっ! それはともかく、「テストをしたら結果を返す」これって、教育の世界ならずとも当然ではないのか?えっ?結果は返している、公表するなと言っているだけだって?そんなけちなことを言ってはいけません。
 序列化だあ?…さんざん序列づけをしておきながら、どうして全国学力テストだけ序列化を招くので好ましくないの?

 平成25年度からは、「結果の全てを公表」しましょうよ。
 学力日本一の小学校は、「○○小学校」。
 学力日本最低の小学校は、「××小学校」。
 どってことない。××小学校の児童だって、大喜びですよ。大人になってからも、ハンデイではなくむしろ役に立つ…就職のエントリーシートにも、「学力日本最低の小学校出身」はインパクトがあります。えっ?就職がパアになるんじゃないかって?それはあり得ません。