アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

本当にあったスキー場での…怪?

2013年01月30日 | Weblog
 「スキー板だけが、ゲレンデを滑り降りてきたんですよ!」

 スキー授業から帰ってきた小学3年生の担任の先生が言ってました。クリティカルシンキング(Critical thinking)の私は…
 「そんなわけないだろう!スキー板が滑ってくることはない。スキー靴が脱げるとストッパーが飛び出してきて、スキー板だけが滑り落ちていくことを防ぐべさ」と、思いました。
 しかし、一生懸命話してくれている人に対して、
 「ウソ言うなよコラ!スキー板だけが滑り降りるわけないだろう!」とは言えずにおりました。

 「透明人間が乗っているのかと思いましたよ」

 …だ、だから、スキー板だけが滑ってくることはないって!しかも左右とも!でも、うなづいて聴いておりましたよ。

 「児童がスキーを流したことに違いないので、スキー板を拾いに行けー!と叫んだんです」
 つまり、スキー板が脱げた児童に、拾いに行けと…。
 スキー板にストッパーがついていなかった頃は、シーズンに一度や二度の痛ましい事故がありました。脱げて暴走したスキー板がゲレンデの下の方にいた人に直撃…死者が出たこともありました。槍みたいなもので、恐ろしい凶器です。
 北朝鮮が核実験をする現代も、スキーの暴走が起こるとは…いや、ウソに決まっている…

 「そしたら、上にいた児童が、拾いに行けませーんって言うんだよね」 
 …どういうことじゃ?斜面を走って拾いに行けばいいのに…。

 「スキー靴が脱げて、スキーと一緒に滑って行ってしまったので、ゲレンデの中腹に立っていたのは、靴下姿の子だったんです」
 …理解しました。なんと、スキーを履いた状態の子が、スキー靴ごとスキーが脱げたというわけ。しかも両足。

 先生は、ウソつきではありませんでした。それにしても、ドジな子です…。ゲレンデの下の方にいた子ども達に、スキー靴を履いたスキー板が危害を加えなくて良かったです。

 早速、スキー靴付きスキー板に逃げられてしまた本人にインタビューしました。
 「どうして、スキー靴が脱げたの?」
 「わかんない…」
 「うっ…」