アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

預金と寿命…どっちが先になくなるか

2013年02月13日 | Weblog
 リーマンショックから円高にかけて、我が家の経済は破綻寸前まで行きました。せめて葬式代だけでも確保しておかなければ…そこまで、追い込まれましたから。政権交代で一気に円安に。これで一息ついております。
 今抱えている問題は…「元本を取り戻したので、このまま現状の資産運用を続けるか」それとも、「損がないうちに、債券も株も全て売り払って預金するか」です。

 現状の資産運用を続けることへの懸念は、この先このまま円安が進みさらに株価が上がるのか?です。それはないんじゃないか…。
 預金する…死期が確定しているのであれば、それに合わせて預金を切り崩して生活することが出来るが、そんなことは分かろうはずもない。つまり、今の暮らしを維持するためには、債券等の分配金を年金にプラスして暮らさなければならないわけで…。

 「72の法則」というのがあります。適当な法則を捏造するなって?ホントホント!中国じゃないんだから、捏造はたまにしかしません!経済学部出身でこの法則を知らない人はモグリです。
 72の法則とは、(資産運用において)元本を2倍にするときのおおよその年数、金利が簡易に求められる法則。
  金利(%)×年数(年)=72
 「72」をどこから持ってきたの?という御質問もおありかと。不真面目な回答としましては、「72だから、ナニ(何)」。まじめな回答は、イタリアの数学者で、「会計の父」とも呼ばれるルカ・パチョーリに問うしかない…ですね。「72の法則」は、アインシュタインが舌を出しながら考えたという説もありますが、ルカ・パチョーリで間違いないでしょう。15世紀の後半に考えたんですがね。それが、21世紀に通用するところが素晴らしい。

 さて、「72の法則」の計算式を使って、私の貯金が2倍になるのにおおよそ何年かかるか?子供の頃は、「10年で2倍」でした。で、今は…計算すると…
 「72」を金利で割ればよいわけです。筆算でもすぐに出来る。
 えーと…普通預金の金利は、「0.02%」。筆算は面倒なので電卓を叩くと…な、な、なんと、「3,600」という答えが!つまり、3,600年生きると、2倍になった預金を受け取ることが出来る。ただぁ…私の場合、病気持ちなので、3600年生きるのは少々無理なような気がします。