アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

人口15,000人の町 ダビデ像設置に1,500万円とは!

2013年02月24日 | Weblog
 ミケランジェロのダビデ像は、かれこれ40年前にルーブルで観てきました。なにしろ、ミーハーなもので…「有名なもの」に弱い。ダビデ像…美術の教科書に出ていたものと同じでした。当たり前だってかぁ!
 で、そのダビデ像を身長5mにしたレプリカがあるとしたら…これは、怖いかも知れません。
 それがありまして、今、「巨大ダビデ像にパンツをはかせるべきか否か」の話題が。

 島根県奥出雲町三成公園に、5mのダビデ像が設置されている。
 奥出雲町は、「一流の芸術作品として教育的価値がある」と。これに対しての町民の評価は…「子どもが怖がる」「見たくない」「気持ち悪い」「教育上ふさわしくない」。
 5mのダビデですから、そりゃあ怖い。教育上ふさわしくないというのは、5mの大男の股間の一物。
 そんなわけで、「パンツをはかせる案」が浮上している。

 ダビデにパンツ…これはない。地蔵様に「笠」は、良いけどね。小便小僧にパンツですか?それもないですね。パンツが濡れてしまいます。だいたい、ダビデを5mにしたところが間違い。実物は、4.34m。あまり違わないって?66cmも違いますよ。

 問題は別なところにありますね。なぜ、奥出雲町にミケランジェロの作品のレプリカがあるのか?(ダビデ像とビーナス像。ビーナスはダビデとは別の場所に。「ビーナスにパンツをはかせろ」という苦情はないみたい)
 ダビデは、第2代イスラエル王国の国王。全イスラエルを統一し、すべての王の模範とされた…奥出雲町との関連が分からない。町長さんがダビデを気取ったか?教育上ふさわしいのであれば、ロダンの「考える人」でも良かったんじゃないか?
 そのあたりにカラクリがあった。ダビデ像を設置するのに、町は1,500万円を支出していた。それも、内緒で。内緒というのは、町民にも議会にも内緒という意味。

 ダビデ像パンツ騒動、実は、町費の不正拠出を曝く目的があった?