アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「教育が一番」パキスタン少女…国連本部で演説

2013年07月19日 | Weblog
 「1人の子ども、1人の先生、そして、1冊の本と1本のペンで、世界を変えることができるのです。教育こそが、唯一の解決方法です。教育こそが一番です」

 この文言…これまでに、何千、何万という人が言ってきた。言い古されたものです。その結果、「教育こそが一番」は、古式豊かで新味がない…いわば、「陳腐なもの」となってきておりました。
 ところが、マララさんが発したことにより、輝きを取り戻しました。

 マララさんは、昨秋、下校途中のスクールバスで、イスラム武装勢力タリバンに頭を銃撃され、一時重体になった。イギリスで数回に及ぶ手術を受けて回復。
16歳の誕生日(この7月12日)に、アメリカの国連本部で演説を行い、「教育こそが一番」の演説をした。会場は喝采に包まれたという。

 これが、橋下徹さん、海江田万里さん、小沢一郎さん、山口那津男さんが、「教育こそが一番」と、演説しても拍手喝采はなかったね。
 女性が教育を受ける権利を訴え、イスラム武装勢力に銃撃されて生死を彷徨い、奇跡の生還を果たしたマララさんの演説だから重い。小泉純一郎の「米百俵」は、「教育こそが一番」で、国民の共感を呼んだだろうって?小泉さんと、橋下・海江田・小沢らを一緒にしては小泉さんに失礼です。小泉さんは、マララと同等・同列に考えていい政治家ですよ。

 「教育が世界を変える」…この正論を正論に戻してくれた!マララさん、良くやってくれました。
 問題は、マララさんのこの提唱を実践化する教育関係者がどれだけいるかということですね。
 「素晴らしい!その通りです!だけど、今後も何も変えないよ」…これが一番恐ろしい。
 マララさんが与えてくれたこのチャンス(「教育が一番」が正論であることを世界に再認識させた)を、生かさない手はありません。