アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

肥満警官は、善か、悪か?

2013年07月30日 | Weblog
 ウソのような本当の話ですが…ボストン郊外のドーナッツ屋から出てきた、推定体重200キログラムの警察官がパトカーに乗り込もうとしておりました。当然ながら実にゆっくりした動作。一生懸命運転席に入ろうとしているのですが、いかんせん太い。5分ほどかかって、ようやく運転席に。シートベルトは特注品らしく長さは十分。しかし、装着までに時間がかかる…なんてもんじゃない。エンジンがかかって…ここで警官は苦笑い。ハンドルが腹に潜り込んでいる。やがて、ゆーっくりスタートした。

 勤務中に、警察官がパトカーでドーナッツを食べに行かないだろうって?それが行くんです。しかも、「警察官はドーナッツは無料。コーラも飲み放題」なのです。そんなバカなって?事実だからしょうがない。店としては、店の前にパトカーが止まってくれると、強盗除けになる。強盗たちも、「この店には警官が来る」と、近づかない。
 警官は、担当区域内のドーナッツ屋、ハンバーガー屋をハシゴして歩く。それが仕事。よって、太る。目指せ目標200キログラムというわけ。

 200キログラムの警官、犯人を逮捕できますかねえ?ゆっくり歩いても、逃げ切れます。拳銃を出されそうになったら、走ればよい。なぜなら、拳銃を出すまでに数分かかるから。車で追跡される?あ、あのね!乗り込むまでに10分かかるんです。追跡などされるはずがない。非常線を張られる?無線のマイクは腹に埋まっていますから、マイクを掘り出すのに5分はかかります。非常線を張られる前に悠々逃げられます。

 そんなわけで、肥満警官は役に立たないだろうと思っておりました。
 ところが、日本で、肥満警官が…
 事件は昨年11月に起きたのだそうで…錯乱状態で暴れていた40歳の女性(体重40キログラム)に、駆けつけた体重100キログラムの警察官が馬乗りになって制圧した。肥満警官には、このような活用法があった!しかし、そのあとがよくなかった。

 100キロ警官は、「気を抜けばまた暴れる」と、約25分間にわたり、女性の背中に乗って胸部を圧迫し続けた。…5分ももたずに窒息しますから!それを約25分間も!この女性、窒息で意識不明となり病院で5日後に死亡。

 やはり、日米を問わず肥満警官はよくないですね。