アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

地域での少年少女の活動…甘やかすのがいい!?

2013年12月24日 | Weblog
 何の因果かは知りませんが、私は、「緑の少年団」の指導もしています。随分手広くいろいろやってるんだなあって?来る者は拒まずがモットーです。少々不満なのは、「来る者は…無報酬の仕事ばかり」。だーれもやりたくない仕事が私のところへ来る。今年は、モットーを曲げて2つ断りました。「民生児童委員」と「保護司」。どちらも、本気で取り組むと大変な仕事です。だから逃げたのではなく、現在の仕事で手一杯、余裕がないのでお断りしました。

 それはともかく、緑の少年団は、「緑を愛し、緑を守り、育てる心を養う」という少年少女たちの自主的団体。この心は、「自然を愛し人を愛し、自らの社会を愛する心豊かな人間に育っていく」…指導者が私…適任ですねぇ!

 緑の少年団には、「グリーンスカウト」という呼び名もあります。「ボーイスカウト」との関連はありません。ボーイスカウトより遥かに、「ゆるーい」です。私が指導員であるところから、そのことがうかがえます。厳しく躾けようとすると、皆、辞めてしまいますから、そこの所を巧妙にやってます。端的に言いますと、「たっぷり甘やかせております」。
 甘やかす方がいいんじゃないかと思っています。甘やかす中にも指導者の思惑が必ず入りますから。厳しくして入団者ゼロなら、「緑を愛しもヘッタクレも、なーんもない」。少年団が存続しないのですから。

 その点、「規律正しく指導されているのが、ボーイスカウト」。このようなイメージでしたが、ボーイスカウトも、「ゆるく」なってきているんじゃないのぉ?

 昨年8月に、皆子山(標高971.5m)で、ボーイスカウトの小中学生ら8人が下山できずに一夜を明かしました。当然、大騒ぎになりました。
 そして、今年も同じ山で、日帰り登山のボーイスカウトの13人(小中高校生9人を含む)が、登山道をはずれ、未整備の道を歩くうちに迷ってしまった。子どもたちはハイキングの軽装だった。もちろん、防寒着は持っていなかった。食料も日帰り分だけ。「備えよ常に」は、ボーイスカウトのモットー。それなのに、服装も食料も備えていなかった。
 山中をさまよった末、幸いにも未明に全員が無事下山できた。一歩間違えれば、遭難者が出ていたかもしれません。昨年の経験が、全く生かされていない。指導者は、「山をナメていた」と。正直に言ったから良いという話ではない。立派なボーイスカウト団体もたくさんあるでしょうが、初心にかえっていただきたい。

 なぜ、登山道を外れて未整備の道へ入ったか?
 2011年7月、航空大学校帯広分校の小型練習機が墜落して、4人が死傷した。安全委はこのほど、「教官が意図的に雲に入るルートを指示したのではないか」と。これは、法令違反。過去にも、教官の指示で雲の中に進入していたんだと。これって、度胸試し?
 未整備の道へ入ったことと、雲の中へ進入したこと…団員や訓練生に恐怖をあたえて楽しむ?ゲスの勘ぐりで申し訳ないが、指導者が道を踏み外してはいけません。

 緑の少年団、山へ入るのは植樹の時だけ。クマにさえ注意しておれば安全です。もっとも、指導者の言いつけは全く守らない賑やかな子ども達ですから、クマはとっくに逃げてしまっていますがね。