香港、韓国の次なんですよ日本が!後塵を拝している…なんでよ!?キムチの消費量のことかって?いえいえ、人間開発指数(IHDI )の話なんですがね。
人間開発指数(IHDI )の算出は…黄金比の計算より難しい。「平均余命指数」「教育指数(複合初等・中等・高等教育の総就学指数、成人識字指数…15歳以上)」「GDP指数(購買力平価で計算した一人当たりGDP)」の3つの指標の平均から計算する…。
簡単に言えって?簡単に言うと…各国の平均寿命、教育レベル、実質所得などを統合して求めるって事になりますかね。
問題にしたいのは、日本の平均寿命、教育レベル、実質所得が、香港、韓国より下であるというところ。しかも、日本は世界で17位。人間開発指数は誰が決めるかというと、国際連合総会の補助機関である、国際連合開発計画というところが決める。ロビー活動も賄賂も通じないでしょう。
2013年は、日本は10位で、韓国、香港より上でした。1年間で、10位から17位へ転落…いったい何があったというのか?
平均寿命が縮まった?それはない。教育レベルが下がった?いや、むしろ持ち直してきています。実質所得?これだって下がってはいない。では一体なぜ?
人間開発に経済的豊かさは欠かせないが、 際限なく豊かになる必要はない。 大切なのは、自らの意思に基づいて人生の選択と 機会の幅を拡大させること…国際連合開発計画がこのように考えるとしたら、計算で出した指数にこの側面を反映させるでしょう…そうなったら…当然下がることになる…。
日本は人間開発において香港、韓国に遅れているということになるが、人間開発のポイントは…
1 人が自己の可能性を十分に発展させ、自分の必要とする生産的・創造的な人生を築くことができるような環境を整備すること
2 人々が健康で長生きをし、必要な知識を獲得し、適正な生活水準を保つための所得を確保し、地域社会において活動に参加すること
…これでも、人間開発で日本が遅れをとっているとは思えませんがね。結局、10位→17位の本当の原因は、集団的自衛権行使へ向けた与党協議の内容でしょう。人間が大事か国家が大事か…。