監視カメラ…

　成田空港の検問、初めての時は、「自分が、何かを疑われているのか？」と、思いました。４０年近くも前の事です。この検問がなくなった…よかったです。面倒くさいものはなくした方がよいから。ところで、どうして検問がなくなったか？
　「顔認証と車両ナンバー記録システムが稼働したから、身分証の検問がなくなった」と、いうことは、人件費の節約にもなっている…年間約７３億円が軽減されるという。設置された監視カメラは、約３３０台なのだそう。それに、システムの維持費があるから…経費としてどっちが経済的かは不明ですね。

　監視カメラ…私は、ウエルカムです。今一番ほしいものが、「車載カメラ」。２万円程度で買えるものもあるので、お手頃。風景も撮れるし、万一の事故の証拠映像にもなる。

　埼玉県の高校生２２人が韓国で集団万引した。監視カメラに映っていたチームウエアで学校名が分かったという。日本の水泳選手が、韓国でカメラを盗んだとされているが、これも監視カメラに写っていた…ただし、映像は人物を特定出来ないほどぼやけていたのだそうで…。

　川崎市の中１男児殺害事件…監視カメラが活動してくれました。群馬県では、監視カメラの写真公開の翌日、女性４人に硫酸をかけた男が逮捕されました。
　監視カメラのおかげで、普及前なら到底逮捕されなかったであろう犯人たちが捕まっている。罪を犯す予定がない私としましては、監視カメラがもっともっと普及してほしいと思うわけです。

　し、しかし、Ｂ，ＢＵＴ！監視カメラに反対の意見も根強い…
　１　個人のプライバシーが脅かされている。（反論：プライバシーだぁ？そんなにプライバシイーが大事なら、無人島で暮らしなさい！プライバシーを死守していたのでは、まっとうな社会生活など出来ません。もっとも、あなたのプライバシーに興味を持つ人などいませんから！）
　２　顔認証との組み合わせで、特定の人物の行動を丸裸にする技術も開発されている。（反論：それがどうした！歓迎すべき事。犯人逮捕に有効でしょう！もっとも、あなたの行動を丸裸にする人などいませんから）
　３　集められたデータの管理法や用途がほとんど分からない。（反論：用途はハッキリしています。犯人逮捕です！）
　４　データを加工され、悪用される恐れがある。（反論：悪用されるだぁ？監視カメラは、そもそも「人間性悪説」から広まったもの。それを批判するということは、性善説の立場からだと思うが！？それなのに、「悪用されたら…」などと、「性悪説の主導者のような事を言っちゃいかん！）
　
　監視カメラを増やさなければならない社会は、正直情けない。しかし、悪事をはたらく者は必ず出ます。性悪説でも何でもない、「事実」です。情けないけど、監視カメラはまだまだ増やさなければなりません。