アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ニラレバかレバニラか?

2015年04月22日 | Weblog
ラジオで、「ニラレバ炒め、レバニラ炒め…どっちが正しいか?」で盛り上がっておりました。私に電話をかけてくれれば、明快にお答えしたんですけどね。
 元々は、「レバー炒め」か「ニラ炒め」です。「ニラレバ炒め」は、「ニラを入れた、レバー炒め」。主体はレバーです。同様に、「レバニラ炒め」は、「レバーを入れた、ニラ炒め」。ニラが主人公。フライパンへ放り込んだ順番は、関係ありません。
 できあがってしまえばどっちも同じだろうって?…そ、そうですがね…。呼び名の話をしているのであって、できあがりの見かけの話じゃないんですがね。

 飲み会で「十一二三」という名前をどう読むかという話題が。名前ですから、どう読んでもいいわけで…「十一二三」を、「あしがら きんたろ」と、読むのもあり。
 私は、「つなし ひふみ」と、しておきました。案の定、話題提供者は、「正解はありません」…。話題を提供してくださったということで…まあ、おもしろかったです。

 「十」を「つなし」と読んだ人はほかにもいました。若い人は、「なんでぇ?」。「一つ、二つ、三つ…」と数えていくと、「十」は、「つ」が付かない。「つ」が無い。だから、「つなし」。説明してあげても感動した様子がない人も。と、言うか、説明が理解できていない。
 答えの中には、「十」を、「よこたて(よこだて)」と読んだ人も。これもよくある読み方。「十」は、横と縦の線で書くから「よこたて」。
 また、ダジャレを使わずに、「といち にぞう」と読んだ人も。そのまんまですが、新鮮な印象。

 レバニラ問題といい、十一二三問題といい、日本語のおもしろさです。
 で、「日本語は曖昧だ」と、私が愛する日本語にケチをつけた元教員がおりました。彼は定年退職した昨年度、市内の短大の聴講生になり、まんまと国語の教員免許を取得。今月から、中学校の国語教員として、時給2,800円で働いています。日本語にケチをつけておきながら、国語で小遣い稼ぎをするとは…。「国旗・国歌反対!」といいながら、菊の紋章が付いたパスポートで海外旅行を楽しむようなもの…。
 「ニラレバかレバニラか?喰っちまえばおんなじだ。日本語なんて、いい加減なものさ!」「十一二三?じゅういちにいさんだ。日本語なんて、いい加減なものさ!」って、言うんですよ。でも、退職してから、聴講生として勉強したところは褒めてあげるけどね。