アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

発達障害が増えている

2015年04月07日 | Weblog
 新学期が始まりました。私も学校に御招待…ではなく、自分勝手に行ってきました。不審者と間違われなかったかって?全校児童が私を知っていますから…不審者はないです。
 気になったのは、発達障害の子たちが、学級編成でどのように分けられたか?何度か書きましたが、授業中に乱闘が始まるのですから!担任が悪いって?担任はむしろ一生懸命。きちんと指導できる人たち。

 発達障害という言葉は…新しい。発達障害という概念や教育的支援が広まったのはここ最近の事ですから。
 自閉症やアスペルガー症候群、学習障害、注意欠如・多動性障害などの総称。生まれつき脳の働き方が多くの人とは違う…。

 他人との交流がうまくできない・・・自分の世界があるのです。それを妨げられると、大声で泣いたり、狭いところに潜り込んだり、見境なく攻撃する場合がある。
 じっとしていられない・・・とにかく、しゃべる、動く。弱そうな子を見ると、攻撃したくてたまらない。授業中?そんなの関係ない。
 読み書きなど特定のことが極端に苦手・・・算数に得意な才能を見せるかと思ったら、漢字は全然欠けないとか。

 文部科学省の推計では、通常の学級に在籍する小中学生のうち、学習面または行動面で著しい困難を示す、つまり発達障害の可能性のある子の割合は6.5%…40人学級なら教室に2~3人の発達障害の子がいる。
 これは多いと感じられるかも知れませんが、子どもに接している私にとっては、そんなものかぁ?といった物足りない数字。

 発達障害の児童たちは、かっとなったら見境がない。私を負傷させた子も2人。授業中にですよ!その子たちは、何もしない子にいきなり暴力を振るったりもします。そのまま大人になったら…これは恐ろしいですと。「人を殺してみたかった」という若者の殺人事件がありましたが。小学生のうちから、弱そうな子へ暴力を振るう…大人になっても、当然暴力を…エスカレートして殺人事件を起こしかねない。

 大人になって「発達障害」と診断される人が増えているという事実があります。
 子どものころは、「ちょっと変わった子」で済まされてきた。つまり、発達障害などの認識しないまま、社会人になった。ところが、生まれつき脳の働きがほかの人たちと違うものですから、職場や日常生活で困難に直面することが増えてくる。社会性に欠ける。場の空気が読めない…。その結果、(自覚がないまま)相手を怒らせたり、職場等で孤立する。「そういう人は周囲にたくさんいる」って?その人たち、発達障害の可能性があります。
 えっ?「だったら、発達障害ばかりだ!」って?観察すれば、発達障害か否かは容易に判別できますよ。
 どういうふうにつきあっていけば良いかって?排除するのは簡単でしょうが、そうすると、問題が起こりそう。つきあい方は… It dependsですね。日本語でいうところの、ケースバイケース。もてる能力を、生かすことができるといいですね。。

 自閉症の中に、「サヴァン症候群」というのがあるのですが、円周率をかなり長く暗唱できたり、電話帳を暗記出来たりという、特定の分野に突出した才能を持つ人もいる。チラリと見ただけで、見たもの細部まで記憶したり、一度聞いた曲を完璧にピアノで演奏できたりする人も…私はお会いしたことはありませんがね。

 今日入学式の小学校があります。もちろん参列してきますよ。どんな発達障害の子が入学してくるかな?サヴァン症候群の子がくるかなぁ。おっと、楽しみにしてはいけませんね。