アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ああいえば…アボガド

2015年04月08日 | Weblog
 「自慢ではありませんが…」と、前置きして自慢話をする人がおられる。私のことなんですがね。居住地が北緯43度34分です。寒帯ですよ。そのことは自慢ではありません。自慢は、その極寒の地で、「アボガド」「マンゴー」「グレープフルーツ」などを育てているということです。

 注意しなければならないのは、「アボガド」と発音すると、「アボカド」でしょ!と、訂正してくれる輩がいること。
 私は、わざとに、「アボガド」と発音して反応を見ます。ほとんどの人は、「へー!アボガドを栽培してるのぉーっ!」と、驚いてくれます。で、中には、いるんですよ、「アボカドでしょ!」っていう人が。そこで、私は、待ってましたとばかりに、「英語ではアボカドです。私は、原産地である、メキシコ、中央アメリカに敬意を払って、スペイン語読みのアボガドを使っています」と、切り返します。なお、アボガドに日本名もありましてぇ…「鰐梨(ワニナシ)」。形が梨に似ていることと、果実の肌が鰐のようだというところから、英語ではアボカドのほかに、「alligator pear」という呼び名があります。それを直訳したもの。

 …自慢話をするにも、ある程度の知識を持って話をしなければ、「アボカドのことをアボガドだって!厚顔無恥ィー!」と笑われかねない。厚顔で思い出しましたが、アボカドは、産地の言語(ナワトル語)で「睾丸」の意味であると信じている人もおります。タネの形状からそういう説が出るのも頷けますが、全くの俗説です。

 以上、自慢話をするに当たっての留意点でしたぁ!どこが?