アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

嗚呼、光害!

2015年07月03日 | Weblog
今年度から新校舎へ移った小学校へお邪魔しました。
 この省エネの時代に、廊下も、トイレも…「人を感知したら照明が点く!」しかも、明るい!これって、大いなる無駄じゃないか?杞憂でした。学校内の電気のほとんどが、「太陽光発電でまかなえる」ようになっているのだと!つまり、学校内は、電気が使い放題!?廊下の壁掛けテレビで、「ただいまの太陽光発電の電力は・・・」と、発電量などが刻々と映し出されておりました。校舎もここまで来たか…。こういう学校の場合、夜間に泥棒が侵入しても、電気が点くので泥棒の居所がわかる。泥棒にとっては「光害」。

 明るいのはいいことですが…明るくされると困るところもあります。「いやだ」と言うのに家内に引っ張られて、「愛を積むひと」を観てきました。監督が朝原雄三さんで、三國連太郎の息子である佐藤浩市と、犬の奥さんの樋口可南子が主演でした。私は、どうせお金を出して観るなら、観た後、「スカッ!」とする映画を観たいのですがね。「愛を積む」…出来れば観たくないテーマ。

 で、間の悪いことに、映画の最中にメールを一本打たなければならない急用が出来まして…。パソコンでメールを打つのは得意ですが、ガラケーでメールを打つのは、遅いなんてもんじゃない。20文字打つのに10分はかかる。自慢にはなりませんがね。
 問題は、「光」。闇の映画館で、携帯の画面が光っていては、観客の集中力を削ぐ。私は、上着を頭から被って、つまり昔の写真屋さんのような…この例えのほうが分かりづらいかな。ともかく、光が漏れて観客に迷惑がかからないようにしました。偉いでしょ!当たり前だって?そ、そ、そうですね。

 今年は、国際光年。「光の波動説が唱えられてから200年」なのだそうで。私たちの暮らしを豊かにしてくれている光に感謝です。えっ?公害ならぬ光害があることにも触れろって?光害もずいぶん言われておりますが…映画館の光害はぁ昔の写真屋さんになれば防げます。なお、私の頭頂部は、まだ光害とまでにはなっていません。映画館で帽子を被らなくても大丈夫。