アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

鶏は六角形、よって六角鶏?

2017年04月30日 | Weblog
奈良で有名なものの一つに、「奈良女子大学」があります。その奈良女の誰かが書いたらしい「六角形の謎」という小論文の一部・・・。

 「六角形」といえば、「ハチの巣」「雪の結晶」「サッカーゴールの網目」…。
 ミツバチやスズメバチの巣は、六角形の小さな部屋が隙間なくぎっしりと並んでいる。ハチ達は触覚を使って、正確な六角形を作る。これを「ハニカム構造」と呼ぶ(ハニカムは、「ハチの巣」ですから、そのまんまですね)。
「ハニカム構造」は、やわらかいゴムが箱の中でぎゅうぎゅうづめになったり、タバコの束をぎゅっと一握りした場合、六角形に近づいてゆく。この不思議な作用と同じ(ウ~ン、解りにくい。奈良女では、タバコの束を握るらしい)。では、なぜ六角形なのか?(よろしくお願いしまーす)

 1つの正方形があるとする。この正方形をならべると、平面を隙間なくうめることができる。正八角形や正七角形、正九角形は、内角がちょうど360度にならないため、平面を覆うことはできない。
 平面を覆うことのできる正多角形は、「正三角形と正方形と正六角形」の3つだけ。

 ハチの巣の場合・・・ハチは巣を作るとき、まず壁を作り、それから部屋をつくる。
 三角形の部屋を作るとしたら、壁を6っつ作らなければならない。
 正方形の部屋を作る場合は、一定の長さの壁を作り、90度ずつ3方向にのばさなければならない。
 六角形の部屋が一番簡単。一定の長さのかべをつくったら、120度づつ、2方向に伸ばせばよい。
 …よく解らんって?図にすると解りやすいのですがぁ、文章じゃ解らないですよね。

 奈良女子大の優秀な学生は、六角形でハチの巣を連想し、どうしてハチが六角形の巣をつくるかを論理的に解明してしまう。
 ところが、私のレベルでは、「六角形=鶏」なのです。何しろ、「毎日50羽の鶏」をさばいておりましたから(学生時代、アルバイトが高じて鶏肉職人に。何回も聞いたって?そうでしょう!自慢の一つですから。アルバイトでも真剣に首を突っ込む。で、きまって雇い主にスカウトされる…。出前持ちのアルバイトでは、ラーメン屋になれと、スカウトされたことも)。

 なぜ鶏が六角形か?例えば、「首の骨」、見た人は少ないでしょうが、輪切りにすると六角形。胴体の骨格は、「トリガラ」を見ていただくとよく解っていただけるでしょうが、輪切りにすれば六角形。気づかなかったでしょう!なぬ?「首の輪切りなど、ほぼ円だろう」って?そ、そういえなくもないけど、胴体なんかは、「トリカム構造」なんですけどね(ハニカム構造をもじった)。

 近鉄大和八木駅前で、「六角鶏(ろっかっけい)」という名の居酒屋を発見!「ピン」と来ました。「鶏」は六角形であることを知っていた創業者が、鶏肉主体の居酒屋を始めるに当たって、店名を「六角鶏」とした!
 六角鶏は、西日本に展開するチェーン店。東日本の端からの旅行者である私どもにとっては、初めて知った店名。

 「カウンター席がいいか、個室がいいか」と問われた。
 「個室で」
 「はいどうぞ、ここへ」
 「なんじゃこれ?」
 …「かまくら(雪国の人がつくるアレ)」の形状をした2~3人用の個室。これが店内に7~8個ほど並んでいました。
 コストパフォーマンスは普通。唯一気に入ったのは、「生ビール、中ジョッキー(500ML弱かな)で390円」これは出色!3杯飲みましたぁ!ほかの店では、550円~600円ですから。