フェイクの話ですが…次のような話しを作られた首相がおりました。
首相は、クリントン大統領との日米首脳会談の際、「How are you?(ご機嫌いかが)」と、声がけし、クリントンさんが、「I'm fine.」と応えたら、「me too」と言うように側近にアドヴァイスされていた。
で、首相は、クリントンさんにお会いして、「How are you?」と言うべきところを、「Who are you?(あなたは誰?)」と、言い間違えをしてしまった。クリントン大統領は、ユーモアだなと受け止め、苦笑しながらも 「I'm Hillary's husband(ヒラリーの夫です)」と応えた。ここで首相は、予定通り、「me, too」と相づちを打った。・・・と、まあ、このような話し。HowとWhoを間違えただけなのですが、ヒラリーさんの夫が、2人になってしまいました。
このような失礼千万なフェイク話しを作られてしまった首相。現在82歳ですが、お元気で、渦中の人になっております。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長の森喜朗さんなんですがね。今朝(3月25日)は、「東京オリンピック・パラリンピックの1年程度の延期で、テレビのニュースに出ずっぱりの状況になってますね。
森さん、豪放磊落さは、もともと持っておられる方。しかし、「me, tooの話」を作られるような軽率な人ではない。
ところが、森喜朗さんを小馬鹿にしておけば、大衆の支持を得られると勘違いした一部マスコミが、この度、「(志村けん風に)だいじょうぶかぁ?」と。(そ、その志村けんさんが、新型コロナウイルス陽性で、一時は人工呼吸器をつけていたんだと。だいじょうぶかなあ?)
東日本大震災の被災地、宮城県石巻市で行われた聖火式典で、あいさつに立った森会長は、聖火の到着式が行われた航空自衛隊松島基地を「空軍基地」と、言ってしまった。しかも、2度。自衛隊は、軍隊じゃないのに「空軍基地」と言っちゃった。航空自衛隊と空軍、似たようなものですが、言ってはいけないこと。あと、「宮城県」を、「宮崎県」と、言ってしまうし、「石巻(イシノマキ)」を「イシマキ」と言っちゃうし…。
で、私は、「森喜朗さんらしいなあ」と、思っています。これが現職の首相なら黙認出来ることではありませんが、いわば、「民間人」の発言。目くじらを立てるような問題じゃない。
どうして擁護するのかって?森喜朗さんの、お人柄を存じ上げているからです。
森喜朗さんは、第2次中曽根内閣で、文部大臣として初入閣(1983年)。文部大臣として、「他大学での履修制度拡充」「入試多様化の一環として共通一次試験の改革」を行いました。さらに米国のボストンを訪問。「日米の教育を相互に比較する研究」をされました(臨教審での審議の参考にも供された)。このような活躍をしたものですから、自民党文教族の重鎮の座を確保したわけです。
宮城県と宮崎県を間違えちゃダメだろうって?言い間違えですよ?どってことないでしょう!誰かに迷惑をかけましたか?「うふふ、言い間違えましたな!まったくぅ、ヨシさんたらぁ」で済ませられませんか?言い間違えは、誰にでもあること、些末な事です。
文部大臣時代に米国のボストンに来られたのですが、そのときのこと…ボストン日本人会と総領事館がボストン市と連携して、「チャールズ川の畔に、森文部大臣に桜の植樹をしていただこう」ということになりました。(当時は、文部省でした。のちに「文部科学省」に、呼称を変更)
植樹祭前夜の歓迎パーティーに、私も出席させていただきました。ドレスコードは、「平服でお越しください」でした。「平べったい洋服」は持っていなかったので、スーツで行きましたがね。
森さんと私に共通の知人がいたことから、話が弾みました。なんと、森さんは、現在私が暮らしている人口4万ほどの田舎町に来られたことがあることも分かりました。植樹祭の朝も、年令は違いますが、旧知の友って感じで「日米の教育、どっちが上手か(うわてか)」など話しました。そういう、気さくで、一切の「悪気」がない人なのです。言い間違いは多いですよ、日常茶飯事。
以上までが前置き。前置き長っ!これからがクライマックス。
さて植樹…。ん?なかなか始まらない?総領事館職員が血相を変えてオタオタしていました。植樹の「穴」は、掘ってあった。苗木ももちろん「早く植えてよ」と、催促している。だけど、始まらない・・・。
な。なんと、土をかけるためのショベル(シャベル?スコップ?)を忘れたんだと!総領事館まで、ショベルをとりに行くと、大急ぎでも40分はかかる。
さあ、森さんどうしたか…二択です。
その1 「ショベル忘れたあ?私にどうしろと言うんだ?何をしろと言うんだ!植樹など出来ないだろうがぁ!北朝鮮なら公開処刑だぞコラ!」と、総領事館職員を震撼させ、とっとと引き上げてしまった。
その2 「ショベル忘れたの?あ、そう。じゃあ、植えるねっ」と言って、腕まくりして、素手で土をかけ、パンパンと押さえて、植樹完了!
正解は、その2だったのです。「ショベルを忘れた人の責任」を追及するようなことはしない。あのときの状況では、森さんの行動が、「誰も傷つけずに、植樹祭を笑顔で終わらせる最上級の手段」でした。私は、こういう文部大臣がいるとは!と、嬉しくなりました。気分爽快でした。
航空自衛隊基地が、「空軍基地」。「宮城県」が「宮崎県」。「石巻(イシノマキ)」が「イシマキ」…それを笑いものにして「(志村けん風に)だいじょうぶかぁ?」と言っている人は、
「ショベルがなくて、植樹祭ができるかぁ!」
と言うでしょうね。「素手で植樹する」という発想など出てきやしない。森さんを小馬鹿にする「資格も、へちまも」、ありゃしない。
東京五輪・パラリンピックについて延期を含めて検討に入っています。組織委員会の森喜朗会長は、「最初の(計画)通りにやるんだというほど愚かではない」と、おっしゃいました。
「愚かではないこと」は、「素手で植樹をした大臣の時代」から存じ上げておりますよぉっ!私が保証します。なんの効力もない保証ですがね。
「最初の(計画)通りにやるんだというほど愚かではない」…で、「東京五輪・パラリンピックは、2021年夏までに」と、延期になってしまいましたね。森さんが愚かではないことが証明された形になりました。
なお、ロシアのプーチン大統領と森さんは、「ヨシ(喜朗)」「ワロージャ」という愛称で呼び合う関係。なぜ、プーチンさんの愛称が、「ワロージャ」なのかって?本名は、「ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン」。で、理由は知りませんが、ウラジーミルの愛称が、ワロージャ。これ、ロシアでは定番中の定番。「悪ろー者(ワロージャ)」ではありませんで…。なぜ、ここでロシアが出てきたかって?忘れてしまっている人もおられるかと思いますが、東京五輪・パラリンピックにロシアは出場できないんですよ…。1年程度の延期となったので、ロシアも、「出場していいよぉー!」になれば良いのですがね。
首相は、クリントン大統領との日米首脳会談の際、「How are you?(ご機嫌いかが)」と、声がけし、クリントンさんが、「I'm fine.」と応えたら、「me too」と言うように側近にアドヴァイスされていた。
で、首相は、クリントンさんにお会いして、「How are you?」と言うべきところを、「Who are you?(あなたは誰?)」と、言い間違えをしてしまった。クリントン大統領は、ユーモアだなと受け止め、苦笑しながらも 「I'm Hillary's husband(ヒラリーの夫です)」と応えた。ここで首相は、予定通り、「me, too」と相づちを打った。・・・と、まあ、このような話し。HowとWhoを間違えただけなのですが、ヒラリーさんの夫が、2人になってしまいました。
このような失礼千万なフェイク話しを作られてしまった首相。現在82歳ですが、お元気で、渦中の人になっております。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長の森喜朗さんなんですがね。今朝(3月25日)は、「東京オリンピック・パラリンピックの1年程度の延期で、テレビのニュースに出ずっぱりの状況になってますね。
森さん、豪放磊落さは、もともと持っておられる方。しかし、「me, tooの話」を作られるような軽率な人ではない。
ところが、森喜朗さんを小馬鹿にしておけば、大衆の支持を得られると勘違いした一部マスコミが、この度、「(志村けん風に)だいじょうぶかぁ?」と。(そ、その志村けんさんが、新型コロナウイルス陽性で、一時は人工呼吸器をつけていたんだと。だいじょうぶかなあ?)
東日本大震災の被災地、宮城県石巻市で行われた聖火式典で、あいさつに立った森会長は、聖火の到着式が行われた航空自衛隊松島基地を「空軍基地」と、言ってしまった。しかも、2度。自衛隊は、軍隊じゃないのに「空軍基地」と言っちゃった。航空自衛隊と空軍、似たようなものですが、言ってはいけないこと。あと、「宮城県」を、「宮崎県」と、言ってしまうし、「石巻(イシノマキ)」を「イシマキ」と言っちゃうし…。
で、私は、「森喜朗さんらしいなあ」と、思っています。これが現職の首相なら黙認出来ることではありませんが、いわば、「民間人」の発言。目くじらを立てるような問題じゃない。
どうして擁護するのかって?森喜朗さんの、お人柄を存じ上げているからです。
森喜朗さんは、第2次中曽根内閣で、文部大臣として初入閣(1983年)。文部大臣として、「他大学での履修制度拡充」「入試多様化の一環として共通一次試験の改革」を行いました。さらに米国のボストンを訪問。「日米の教育を相互に比較する研究」をされました(臨教審での審議の参考にも供された)。このような活躍をしたものですから、自民党文教族の重鎮の座を確保したわけです。
宮城県と宮崎県を間違えちゃダメだろうって?言い間違えですよ?どってことないでしょう!誰かに迷惑をかけましたか?「うふふ、言い間違えましたな!まったくぅ、ヨシさんたらぁ」で済ませられませんか?言い間違えは、誰にでもあること、些末な事です。
文部大臣時代に米国のボストンに来られたのですが、そのときのこと…ボストン日本人会と総領事館がボストン市と連携して、「チャールズ川の畔に、森文部大臣に桜の植樹をしていただこう」ということになりました。(当時は、文部省でした。のちに「文部科学省」に、呼称を変更)
植樹祭前夜の歓迎パーティーに、私も出席させていただきました。ドレスコードは、「平服でお越しください」でした。「平べったい洋服」は持っていなかったので、スーツで行きましたがね。
森さんと私に共通の知人がいたことから、話が弾みました。なんと、森さんは、現在私が暮らしている人口4万ほどの田舎町に来られたことがあることも分かりました。植樹祭の朝も、年令は違いますが、旧知の友って感じで「日米の教育、どっちが上手か(うわてか)」など話しました。そういう、気さくで、一切の「悪気」がない人なのです。言い間違いは多いですよ、日常茶飯事。
以上までが前置き。前置き長っ!これからがクライマックス。
さて植樹…。ん?なかなか始まらない?総領事館職員が血相を変えてオタオタしていました。植樹の「穴」は、掘ってあった。苗木ももちろん「早く植えてよ」と、催促している。だけど、始まらない・・・。
な。なんと、土をかけるためのショベル(シャベル?スコップ?)を忘れたんだと!総領事館まで、ショベルをとりに行くと、大急ぎでも40分はかかる。
さあ、森さんどうしたか…二択です。
その1 「ショベル忘れたあ?私にどうしろと言うんだ?何をしろと言うんだ!植樹など出来ないだろうがぁ!北朝鮮なら公開処刑だぞコラ!」と、総領事館職員を震撼させ、とっとと引き上げてしまった。
その2 「ショベル忘れたの?あ、そう。じゃあ、植えるねっ」と言って、腕まくりして、素手で土をかけ、パンパンと押さえて、植樹完了!
正解は、その2だったのです。「ショベルを忘れた人の責任」を追及するようなことはしない。あのときの状況では、森さんの行動が、「誰も傷つけずに、植樹祭を笑顔で終わらせる最上級の手段」でした。私は、こういう文部大臣がいるとは!と、嬉しくなりました。気分爽快でした。
航空自衛隊基地が、「空軍基地」。「宮城県」が「宮崎県」。「石巻(イシノマキ)」が「イシマキ」…それを笑いものにして「(志村けん風に)だいじょうぶかぁ?」と言っている人は、
「ショベルがなくて、植樹祭ができるかぁ!」
と言うでしょうね。「素手で植樹する」という発想など出てきやしない。森さんを小馬鹿にする「資格も、へちまも」、ありゃしない。
東京五輪・パラリンピックについて延期を含めて検討に入っています。組織委員会の森喜朗会長は、「最初の(計画)通りにやるんだというほど愚かではない」と、おっしゃいました。
「愚かではないこと」は、「素手で植樹をした大臣の時代」から存じ上げておりますよぉっ!私が保証します。なんの効力もない保証ですがね。
「最初の(計画)通りにやるんだというほど愚かではない」…で、「東京五輪・パラリンピックは、2021年夏までに」と、延期になってしまいましたね。森さんが愚かではないことが証明された形になりました。
なお、ロシアのプーチン大統領と森さんは、「ヨシ(喜朗)」「ワロージャ」という愛称で呼び合う関係。なぜ、プーチンさんの愛称が、「ワロージャ」なのかって?本名は、「ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン」。で、理由は知りませんが、ウラジーミルの愛称が、ワロージャ。これ、ロシアでは定番中の定番。「悪ろー者(ワロージャ)」ではありませんで…。なぜ、ここでロシアが出てきたかって?忘れてしまっている人もおられるかと思いますが、東京五輪・パラリンピックにロシアは出場できないんですよ…。1年程度の延期となったので、ロシアも、「出場していいよぉー!」になれば良いのですがね。