35秒ほどの動画が、スマホに送られてきました。黒いタンクトップを着た、8歳の孫「快くん」がMCで、撮影者は、ママ(快くんと妹の杏ちゃんのママ)。
動画の様子は…
「おじいちゃんがくれた『風力歩行ロボット』、とうとう(組み立てが)完成しました。(動画→ウチワで懸命に扇いで、ロボットを歩かせている)おじいちゃんありがとう!」
1月10日に1,160グラムで生まれ、2,500グラムに成長して退院した杏ちゃんに会いに行ったことは、数日前のブログに書きました。その時、杏ちゃんの兄の快くんに、お土産として、「風力歩行 ロボット 組み立てキット プラモデル」をプレゼント。
※ オランダのキネティックアーティストで、物理学者のテオ・ヤンセンさんが製作した、風力で動く「ストランドビースト」の模型。2010年には日本で最初の「テオ・ヤンセン展」。昨年も日本各地で、ストランドビーストを歩かせております。で、私とテオ・ヤンセンさんには、深い縁がありまして、 生まれた、「年も月も日も」、全く同じなのです。これ、自慢のレパートリーにくわえたいけど、田舎在住なので「テオ・ヤンセン」を知る人が皆無。これじゃあ、自慢にならない。
さてさて1月10日、快くんは、早速、「ストランドビーストの模型組み立て」を始めました。これが、なかなか手強い。数工程ほどでギブアップ。見ていた私自身「日本語で書かれた組み立て方の手順の意味がよく分からない(翻訳が下手)」。「これは、小学2年生には無理だったなぁ。私でも無理なんだからぁ…」と、箱に仕舞うのを手伝いました。そんな事をすっかり忘れていた、3月4日。
「おじいちゃんがくれた『風力歩行ロボット』とうとう完成させたよ・・・!!」の動画が送られてきたわけ!およそ50日間にわたり、快くんは「組み立て続けた!」…動画の中で、ストランドビーストは、確かに歩いていた!これには、私も唖然、茫然でした。動画の中の快くんは、「成就感、達成感、満足感、効力感、自己有用感、自己肯定感」に浸った、素晴らしい表情を見せてくれました。実に、いい顔でした。太陽は、自分のために昇るんだ!そんな表情でした。
ここまでが、前置きです。前置き長っ!
N市で筑波大学名誉教授の方の講演があり、その夜、その名誉教授を囲んで「懇親会」がありました。参会者は50人ほど。余興がありまして、司会者が、「指名された人は、舞台に上がって『自慢話』をするように」と。
なぬ?アンティークマンはいつも自慢ばかりしているから、ネタに事欠かないだろうって?あ、あのね、「年寄りの三種の神器」って、知ってますか? ①愚痴、②自慢、③説教の三つです。私は、「年寄りだぁ」と言われたくないので、自慢はしないようにしておりますからっ!
で、懇親会終了後司会者に、「なぜ、自慢話なんですか?」と、質問しました。すると、明解な答えが返ってきました。
N市の小中学生は、「子どもの幸福度の平均は、10点満点で7~8点」。これはいいのですが、「逆境を乗り越える力の平均点は、100点満点で60~70点」「自己評価・自己肯定感の平均は、30点満点で、13~16点」である。
「主体性に欠ける」「指示待ち」「自分に自信がない」「自分はダメな子」…。このあたりを何とかしようと、学校(学級)によっては、朝の会で、「私の自慢コーナー」を設け、「自分の自慢を発表する」など、堂々と自慢できる子どもの育成に取り組んでいる。よって、大人の懇親会でも自慢してもらおうということで余興に取り入れたのだと。
無理矢理考えた自慢であっても、その自慢をみんなの前で発表して拍手を受ける。この経験をした子は、「成就感・達成感・満足感・効力感・自己有用感、自己肯定感」に浸り、自分が好きになります。自分に自信がもてます。是非、「自慢発表」の試みを発展・展開させていただきたいものです。
なぬ?結論はもう解ったから書かなくてもいいって?そうはいきません。
快くんです。自分で50日間にわたって、ストランドビーストを作り上げた。動画を送ってくれたあと、電話もくれたのですが、「もの凄い自信になった」ことが、受話器から溢れ出ておりました。自分の努力で堂々と自慢できることを成し遂げた。自慢の孫です。おっと、自慢してしまいました。
動画の様子は…
「おじいちゃんがくれた『風力歩行ロボット』、とうとう(組み立てが)完成しました。(動画→ウチワで懸命に扇いで、ロボットを歩かせている)おじいちゃんありがとう!」
1月10日に1,160グラムで生まれ、2,500グラムに成長して退院した杏ちゃんに会いに行ったことは、数日前のブログに書きました。その時、杏ちゃんの兄の快くんに、お土産として、「風力歩行 ロボット 組み立てキット プラモデル」をプレゼント。
※ オランダのキネティックアーティストで、物理学者のテオ・ヤンセンさんが製作した、風力で動く「ストランドビースト」の模型。2010年には日本で最初の「テオ・ヤンセン展」。昨年も日本各地で、ストランドビーストを歩かせております。で、私とテオ・ヤンセンさんには、深い縁がありまして、 生まれた、「年も月も日も」、全く同じなのです。これ、自慢のレパートリーにくわえたいけど、田舎在住なので「テオ・ヤンセン」を知る人が皆無。これじゃあ、自慢にならない。
さてさて1月10日、快くんは、早速、「ストランドビーストの模型組み立て」を始めました。これが、なかなか手強い。数工程ほどでギブアップ。見ていた私自身「日本語で書かれた組み立て方の手順の意味がよく分からない(翻訳が下手)」。「これは、小学2年生には無理だったなぁ。私でも無理なんだからぁ…」と、箱に仕舞うのを手伝いました。そんな事をすっかり忘れていた、3月4日。
「おじいちゃんがくれた『風力歩行ロボット』とうとう完成させたよ・・・!!」の動画が送られてきたわけ!およそ50日間にわたり、快くんは「組み立て続けた!」…動画の中で、ストランドビーストは、確かに歩いていた!これには、私も唖然、茫然でした。動画の中の快くんは、「成就感、達成感、満足感、効力感、自己有用感、自己肯定感」に浸った、素晴らしい表情を見せてくれました。実に、いい顔でした。太陽は、自分のために昇るんだ!そんな表情でした。
ここまでが、前置きです。前置き長っ!
N市で筑波大学名誉教授の方の講演があり、その夜、その名誉教授を囲んで「懇親会」がありました。参会者は50人ほど。余興がありまして、司会者が、「指名された人は、舞台に上がって『自慢話』をするように」と。
なぬ?アンティークマンはいつも自慢ばかりしているから、ネタに事欠かないだろうって?あ、あのね、「年寄りの三種の神器」って、知ってますか? ①愚痴、②自慢、③説教の三つです。私は、「年寄りだぁ」と言われたくないので、自慢はしないようにしておりますからっ!
で、懇親会終了後司会者に、「なぜ、自慢話なんですか?」と、質問しました。すると、明解な答えが返ってきました。
N市の小中学生は、「子どもの幸福度の平均は、10点満点で7~8点」。これはいいのですが、「逆境を乗り越える力の平均点は、100点満点で60~70点」「自己評価・自己肯定感の平均は、30点満点で、13~16点」である。
「主体性に欠ける」「指示待ち」「自分に自信がない」「自分はダメな子」…。このあたりを何とかしようと、学校(学級)によっては、朝の会で、「私の自慢コーナー」を設け、「自分の自慢を発表する」など、堂々と自慢できる子どもの育成に取り組んでいる。よって、大人の懇親会でも自慢してもらおうということで余興に取り入れたのだと。
無理矢理考えた自慢であっても、その自慢をみんなの前で発表して拍手を受ける。この経験をした子は、「成就感・達成感・満足感・効力感・自己有用感、自己肯定感」に浸り、自分が好きになります。自分に自信がもてます。是非、「自慢発表」の試みを発展・展開させていただきたいものです。
なぬ?結論はもう解ったから書かなくてもいいって?そうはいきません。
快くんです。自分で50日間にわたって、ストランドビーストを作り上げた。動画を送ってくれたあと、電話もくれたのですが、「もの凄い自信になった」ことが、受話器から溢れ出ておりました。自分の努力で堂々と自慢できることを成し遂げた。自慢の孫です。おっと、自慢してしまいました。