前回の続きなんですがね。「プログラミング教育」で、「プログラミング的思考」を育むわけです。
コンピュータにさせたい仕事の順番をきちんと並べ、コンピューターがそれを、正確に理解できるようにする。このような学習が、プログラミング学習。
これって、「プログラミングでござる!」と、大上段に振りかぶらなくても、無意識下で日常的に実践していることかも。
で、コンピューターの部分を、「日本語を学ぶ外国人に…」に置き換えると、これが、ぴったり当てはまる。
日本語を習得しようとする外国人(留学生)にとって、難しいのは…
1 助詞の使い方が難しい
2 同音異義語が判断出来ない
3 敬語の使い方がよくわからない
4 読み方がやたら多い漢字がある。例えば「生」。音読みは、セイとショウです が、訓読みは…はやす・はえる・いきる・いかす・いける・うまれる・うむ・お う・き・なま・なる・むす…。
熟字訓や地名・人名では…あり・い・いき・いく・いける・う・うまる・お・ おき・き・すすむ・たか・なり・なる・のう・のり・ふ・ふゆ・ぶ・み・よ…。 やれやれ、もう、キリがない。
もっとも、日本人でも日本語表現のややこしさは実感しているはず、外国人はさらなりでしょう。あと、「若者たちの言葉」も、年配日本人にとってはストレス。外国人は、日本の若者言葉は、しっくり( 物と物、人の心と心などが調和して、安定しているさま)いくのかも。この「しっくり」が通じない若者も…コンピュータにはしっくり来るのかなあ?
日本滞在歴5年のALTのクリス(米国ワシントン州出身)は…
(自分の持っている日本語の本には)「寸暇を惜しんで勉強する」と書いてあるのに、日本人は、「寸暇を惜しまず勉強する」が正しいという。私の本が間違いなのか?これは、多くの日本人が誤用しているもの。クリスの本に載っている「寸暇を惜しんで勉強する」が、正しい。コンピュータも、これは正しく理解出来ますね。
あと、クリスは理解していましたが、「寸暇」も難しい熟語です。「饂飩(うどん)」…この漢字、書きなさいと言われても、書けません。ところが、クリスはスラスラと書いてしまいます。「今、そんな漢字は使わないよ」と言ったら落胆してしまって、数日、口をきいてもらえませんでした。「饂飩」を書けるようにするために、大変な苦労をしたらしい。
文化庁の「国語に関する世論調査」で話題になった、「気の置けない友達」の時も外国人(クリスの友達なんですがね)は、「なんでぇ?わかんない?」でした。意味は、「遠慮がいらない、親しい友達」。ところが、「気の置けない友達」なんだから、「油断できない友達、警戒しなければならない友達」なのだという。日本語の「ない」は、否定ですからそう考えるのも宜なるかな。「否定のようにみえて、肯定なんだよ」…この説明で外国人が理解するはずがありません。
Do you like tempura?とか Don't you like tempura?と問われたら、
好きならば Yes, I do. 嫌いならば No, I don't. これが、日本人には、こんがらかる。
日本人は、「あなたは、天ぷらが好きじゃないですか(Don't you like tempura?)」と問われたら、好きならば、「いいえ、好きです(No,I like tempura.正しい英語の応答は、Yes, I do.)」嫌いならば、「はい、嫌いです(Yes,I don't like tempura.正しくは、No, I don't.)」と、答える。この説明に対しては、「ありえない!」と、「あきれ顔」をしていました。困惑の極み。
コンピューターに、順序立てて解りやすく教えることを学ぶのが、プログラミング学習。…日本語で教えるわけですから、外国人に解りやすく日本語を説明出来るようでなければ、コンピューターは、解ってくれません。
2020年度から、小学校で「必修化」されるプログラミング学習。おもしろい勉強になりそうですね。
えっ?いいお天気、桜の開花が進んで、「小春日和(こはるびより)だね」だって?そ、それ間違い。小春日和は、今の季節を形容する言葉じゃないです。晩秋・初冬の暖かい日が、小春日和。
外国人も、コンピューターも、そんなこと解ってくれないから、しっかり教えてあげてほしいもの。だけどぉ…プログラミング学習の指導をする、「教員の日本語能力」が不安…。
コンピュータにさせたい仕事の順番をきちんと並べ、コンピューターがそれを、正確に理解できるようにする。このような学習が、プログラミング学習。
これって、「プログラミングでござる!」と、大上段に振りかぶらなくても、無意識下で日常的に実践していることかも。
で、コンピューターの部分を、「日本語を学ぶ外国人に…」に置き換えると、これが、ぴったり当てはまる。
日本語を習得しようとする外国人(留学生)にとって、難しいのは…
1 助詞の使い方が難しい
2 同音異義語が判断出来ない
3 敬語の使い方がよくわからない
4 読み方がやたら多い漢字がある。例えば「生」。音読みは、セイとショウです が、訓読みは…はやす・はえる・いきる・いかす・いける・うまれる・うむ・お う・き・なま・なる・むす…。
熟字訓や地名・人名では…あり・い・いき・いく・いける・う・うまる・お・ おき・き・すすむ・たか・なり・なる・のう・のり・ふ・ふゆ・ぶ・み・よ…。 やれやれ、もう、キリがない。
もっとも、日本人でも日本語表現のややこしさは実感しているはず、外国人はさらなりでしょう。あと、「若者たちの言葉」も、年配日本人にとってはストレス。外国人は、日本の若者言葉は、しっくり( 物と物、人の心と心などが調和して、安定しているさま)いくのかも。この「しっくり」が通じない若者も…コンピュータにはしっくり来るのかなあ?
日本滞在歴5年のALTのクリス(米国ワシントン州出身)は…
(自分の持っている日本語の本には)「寸暇を惜しんで勉強する」と書いてあるのに、日本人は、「寸暇を惜しまず勉強する」が正しいという。私の本が間違いなのか?これは、多くの日本人が誤用しているもの。クリスの本に載っている「寸暇を惜しんで勉強する」が、正しい。コンピュータも、これは正しく理解出来ますね。
あと、クリスは理解していましたが、「寸暇」も難しい熟語です。「饂飩(うどん)」…この漢字、書きなさいと言われても、書けません。ところが、クリスはスラスラと書いてしまいます。「今、そんな漢字は使わないよ」と言ったら落胆してしまって、数日、口をきいてもらえませんでした。「饂飩」を書けるようにするために、大変な苦労をしたらしい。
文化庁の「国語に関する世論調査」で話題になった、「気の置けない友達」の時も外国人(クリスの友達なんですがね)は、「なんでぇ?わかんない?」でした。意味は、「遠慮がいらない、親しい友達」。ところが、「気の置けない友達」なんだから、「油断できない友達、警戒しなければならない友達」なのだという。日本語の「ない」は、否定ですからそう考えるのも宜なるかな。「否定のようにみえて、肯定なんだよ」…この説明で外国人が理解するはずがありません。
Do you like tempura?とか Don't you like tempura?と問われたら、
好きならば Yes, I do. 嫌いならば No, I don't. これが、日本人には、こんがらかる。
日本人は、「あなたは、天ぷらが好きじゃないですか(Don't you like tempura?)」と問われたら、好きならば、「いいえ、好きです(No,I like tempura.正しい英語の応答は、Yes, I do.)」嫌いならば、「はい、嫌いです(Yes,I don't like tempura.正しくは、No, I don't.)」と、答える。この説明に対しては、「ありえない!」と、「あきれ顔」をしていました。困惑の極み。
コンピューターに、順序立てて解りやすく教えることを学ぶのが、プログラミング学習。…日本語で教えるわけですから、外国人に解りやすく日本語を説明出来るようでなければ、コンピューターは、解ってくれません。
2020年度から、小学校で「必修化」されるプログラミング学習。おもしろい勉強になりそうですね。
えっ?いいお天気、桜の開花が進んで、「小春日和(こはるびより)だね」だって?そ、それ間違い。小春日和は、今の季節を形容する言葉じゃないです。晩秋・初冬の暖かい日が、小春日和。
外国人も、コンピューターも、そんなこと解ってくれないから、しっかり教えてあげてほしいもの。だけどぉ…プログラミング学習の指導をする、「教員の日本語能力」が不安…。