アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

クラスの平均IQがぁ…まさかの140超

2020年03月28日 | Weblog
 ディズニーランドがある市の「インターナショナル幼稚園」の運動会。孫のKくんは、その幼稚園のLK組(LK:ロアーキンダーガルテン 5歳児の組)。
 体育の時間は、「忍者レッスン」の時間。日頃からの忍者修業の成果で、運動会の行進も、整列も、駆け足での入場・退場も、素晴らしいものでした。
 本ブログのプロフィールの写真(本ページ左)が、ニンジャージ(忍者のジャージ)で走るKくんです。私の写真ではありません。なぬ?断り書きするまでもないって?間違われるかと思ってさ。

 さてさて、Kくん。どの種目もエクセレント!取り分け、「障害物競走」は、独擅場でしたね。
 障害物競走のコースは・・・①ポックリ(ヒモの付いたポックリを左右に履き、ヒモを手に持ち、ポックリ、ポックリ歩く) ②平均台の上を走る ③蛇行走り(ジグザグ走り) ④城壁登り(高跳びのマットが三段に重ねてある。高さは、120cm。ロープが垂らしてあるので、それを掴んでよじ登ってもよし、一気にジャンプして腕力で登ってもよし) ④城壁から飛び降りる …あとは、全力疾走でゴールイン。

 白組と紅組に分かれて、「一対一」の一騎打ち方式。白組のKくんと、紅組の子、綺麗なスタート。Kくん、快調に飛ばし、城壁まで来たぁ。紅組の子は…ありゃ?ポックリを脱いでいるところ。
 Kくん、ジャンプ一閃、一気に城壁を登ったぁ。速い速い、Kくんゴールイン。紅組の子はぁ…城壁に飛びつくも、石垣の高さに拒絶されている。会場、固唾をのんで見守る…。Kくんも心配そうに伸び上がって観ている。優しい子なのです。この、フィジカルの差は一体何なんだ!同じ忍者でも、個人差があるってことですね。

 圧巻は、「リレー」。LK組の白組のアンカーは、Kくん。号砲が鳴った!1人が走る距離は80m。おっと、白組の子が転んだ。紅組との差が開く。差はどんどん開いて15m。バトンは、白組のアンカーのKくんへ。その時、会場から、「ウオー」という歓声がっ!Kくんが、いきなりトップギヤで走り出したことへの驚きの歓声。速いっ!追いつくのか?追い越すのか?差はどんどん詰まる。あぁー、あと5m…追い抜くことは出来ませんでしたぁ…。80mの距離を走るのに、15mの差は、覆しようがなかった。しかし、忍者は泣きませんでした。「ぼく、がんばったから」逆転はできなかったが、頑張ったので満足なのだと。5歳児が、このようなコメントを発表するとは!その言葉に、こちらが泣きそうになりましたよ。

 この幼稚園、「卒園までに小3レベルの身体能力が目標」と、ホームページで公言しています。「それは、無理でしょう」と、言いたいところですが、これまでの記録を見せられると、「6歳児の身体能力を9歳児並には、法螺ではないかも」と、思います。忍者レッスンの成果でしょうねえ。
 体力測定では、小学校高学年レベルを記録した子どもたちも。
 50m走→9.42秒(日本の小4男子の平均が、9.61秒)
 ボール投げ→19.9m(小3男子全国平均:15.89m)
 シャトルラン→55回(小4男子全国平均:48回)
 握力→14kg(小3男子全国平均:12.81kg)

 身体能力だけでも、十分驚くのですが、知的側面も庶民の常識の範疇ではないのです。
 バイリンガルの幼稚園だけに、高いレベルの英語力を身につけられるわけで、「英検」でも成果があらわれている。さすがに2級以上はいませんが…
 準2級:6名(高校中級程度)、3級:42名(中学卒業程度)、4級:77名(中学中級程度)、5級:125名(中学初級程度)

 IQ(知能指数)には、「ありえないだろう!」と、思いました。IQの平均値は100ですよね。100あれば、一般的知能。この幼稚園のUK組(6歳児)の平均IQは、144だという。このUK組、LK組(5歳児)の時は、平均128だった。128でも、十分、いや十二分に高いのに、一年間で144になった!私は、心理学科でしたので(久々に出ました、心理学科!)、IQについては蘊蓄が多いですが、128の集団が1年後に144になるとは…唖然です。

 「公立の幼稚園」「私立の幼稚園」「公立保育園」「私立の認可保育園」「私立認可外保育園」「託児所」「夜間保育園」…と、就学前の教育施設は様々あります。それぞれに、目的とか条件とかが違います。
 ただぁ…Kくんのバイリンガルのインターナショナル幼稚園、ステータスが何なのか(私立であることは、解ります。「幼稚園」を名乗ってはいますが、幼稚園の認可なのか?保育所の認可なのか。保育所だとして不認可ということもある)は、不明ですが、忍者を養成し、英検準2級合格者を6名出し、UK組の平均IQを、144にする。このような事が出来るのです。

 就学前の教育施設。かなり、自由にカリキュラムを組めるわけですから…。そして、成果を検証されて目標に到達しないからと批判されるわけでもないのですから、バンバンおもしろいことをやったら良いんじゃないかなあ。3~6歳児、脳は完成されていますから、「吸い取り紙」のように、何でもかんでも吸収できます。やってほしいなあ。

 Kくんの幼稚園の先生は、「国際人になることは、日本人を捨てることではありません。日本人として不可欠な礼儀作法や文化を習得していくことでこそ、自分をしっかり持ち、異文化を尊重できる真の国際人になれます」。
 「忍者レッスン」は、真の交際人への道でもあったのですね。
 日本の幼児教育・・・「忍者の育成」を宜しくお願いいたしま~すっ。