アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

事故対応 警察よりもドラレコ

2024年11月21日 | Weblog
 人口3万人そこそこの町に住んでいたのですが、自動車の「運転マナー」がぁ荒かったです。自転車のマナー?これもぉ。たぶん自転車のマナーというか、ルールなど知らない人が多い。歩行者のマナー?そこそこでしたね。
「おらが町の道路だ!どう歩こうと自由だべ。信号?そんなの関係ねえ。車も来ないのに、立ち止まっていられっか!」
 交通のマナーは、都市部の方がはるかに上かな。人口が多いと、悪い人もいるが、いい人も多いということでしょうか。

 閑話休題。運転マナーの話。
 アウトバーンを走ったとき、「さぞ事故が多いだろう」と思っていたのですが、およそ10日間で2件しか目撃しませんでした。しかも、「こすった程度」の事故。速度無制限の道路でも、事故がほとんどないのです。さすが、「世界で最も交通マナーがよい」といわれるドイツのみなさんです。

 ところが、ロシアへ行ったところ、そこら中で交通事故。出かければ必ず、必ずですよ!事故を見ました。ロシアにも道交法はあるらしいのですが、なーんも関係ない。
 バスの運転手は、「冬道?もちろんツルツル路面だよ。スパイクタイヤ?ああ、売ってるよ。だけど、オレは年中夏タイヤで通してるよ。スリップ事故?当たり前だろう!何を寝ボケたことを言ってんだぁ?」。
 まあ、こんな感じです。悪びれた様子もない。

 当然起こる交通事故の対策として、「ドライブレコーダー」を装着するのがロシア流。どちらの過失で事故になったかがはっきり分かる。事故の相手が警察に袖の下を渡しても、自分に有利な映像があれば大丈夫。
 もっとも、警察は来ないから!なぜって?事故があまりにも多いので警察はいちいち対応しきれないという。いつまで待っても来ない警察より、ドライブレコーダーが事後処理をしてくれる。

 ロシアのドライブレコーダーの普及ぶりは、隕石の落下のときよく分かりました。一般の人が隕石の落下をドライブレコーダーで撮影していた。ビデオカメラをとりに家に帰っていたら世紀の瞬間は撮れなかったわけで、ドライブレコーダーだから撮れた。偶然でしょうがね。

 ロシアのドライブレコーダーが記録した事故映像の動画サイトに…戦車が猛スピードで一時停止をせずに道路を横断したものがありました。ドライブレコーダー搭載の車は九死に一生を得たわけで…数秒早ければ、この車は戦車に踏みつぶされていたはず。ドライブレコーダーを搭載しているから安全ということではもちろんないわけでぇ…。
 それにしても、戦車の運転手さ~ん、交差点では、一旦停止した方がよいと思いま~す。