アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

幼児には満腹を

2025年01月24日 | Weblog
 同居中の孫、晴くん(仮名 男児 2歳9ヵ月)は、保育園に通っております。少々個性が強く心配なところがあります。離れて暮らしておれば気にすることはなかったのでしょうが、いかんせん毎日会っておりますので…。
 まず、帽子を嫌がります。お散歩の時も、ただ一人帽子をかぶらない。昼食は殆ど食べない。つまり、晴くんは、朝食の次の食事は、夕食なのです。これ、放置できる問題じゃないですよね。

 保育園で思い出されるのは3年前「廃園」になった「わんずまざー保育園」。
 46人の定員のところ、園児68人を受け入れていました。給食は単純計算で、46人分の給食を68人で分けていた。

 定員超過は、もちろん悪い。補助金の不正請求も悪い。だけどそんな事は些末な事です。もっとも悪いのは、「適切な給食(おやつを含む)を与えていなかった」こと。
 幼児にとって、「食」は、生命線ですよ。それを、「おかずはスプーン一杯」でした。
 おやつは、法律で決められています…2歳までは、午前と午後に1度。3歳以上は、午後に1度。と、ところが、わんずまざー保育園では、おやつは・・・なしっ!」人間のすることじゃない。園長さんのお名前が、「子を育てる→育子」。まあ、名前は関係ないですがね。

 おかずが、スプーン一杯。落合恵子さんじゃないんだから!
 その意味が分からないって?まあ、50年以上も前の話ですからねえ。落合恵子さんという作家がおりまして(79歳になられた現在も活躍されております)「スプーン一杯の幸せ」という、ポエム・エッセイ・小説を集めたシリーズが大人気でした。知らない人、OKですからねぇ!半世紀前の話ですからねぇ。

 私は、ボランティア活動をしていたことがありました。サポーターをしていた小学校から、「送別会に出ませんか」というお誘いが。
 40数名の職員のうち、15名が異動だという…これもまたすごい!
「呼べば応える 山びこ男」の異名をとる私ですから、二つ返事でOK!53年前に買ったスーツ(ダーバン4着のうちの一着)で出掛けましたよ。

 で、わんずまざー保育園と送別会出席はどう繋がるかって? サポーターで行っていた小学校は、「自校給食」でした。10数名の給食職員が調理してくれます。
 その「給食」が素晴らしいのです。「地産地消」はもとより、「世界の食の週間」があったり、「メモリアルデイ給食」があったり…学校給食のイメージを大きく変えるメニューが続々登場したのです。

 さらに、「分量」が、多い!「おかずはスプーン一杯」の「わんずまざー」の対極にある「腹一杯」。
 量が多すぎて、「食べ残し」が多い。これって、ホントもったいない。食べ残しは、全て廃棄…。「わんずまざー」の子ども達に持って行ってあげたかった。

 給食の職員にも異動がありまして、私が送別会に出たのは、給食の職員へのレスペクトでもありました。
 給食は、「腹一杯」でなきゃね。だって…朝食抜きの子どもがいるんです。その子たちの、「ブレックファスト(breakfast:断食を破る食事)」が、学校の給食なのです。「給食は生命線」は、決して大げさな言い方ではないのです。そんなわけで、「わんずまざー」に怒りを覚えるのです。園長さんを、なんとかギブアップさせたいですよ。暴力は良くないって?まさか、暴力はふるいませんがね。振るったら、簡単にやられるほど弱いから。

 孫の晴くん、これからどうなっていくのでしょうか?保育所での「ほぼ昼食抜き」の状態がおよそ9ヵ月。手は尽くしておりますが、芳しい成果がありません。


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