市内の全小学校・中学校の授業参観日が統一されている。この日は、誰でもが、学校へ行って授業を参観しても良い。これは、アイディアです。「民主的で開かれた学校」と自称し、「毎日が授業参観日です。いつでも観に来てください」という学校よりはるかに素晴らしい。その話をすると長くなるので、閑話休題。
野次馬丸出しで授業参観をさせていただきました。そこで、時代の移り変わりを感じたことがありました。
「ダックスフンドのぬいぐるみの筆箱」だろうって?チャウチャウ(違う違う)! 「道徳の時間に、授業に口出ししたんだろう!」って?そんなことしませんよ。少し注意しただけです。「あなた(先生)の価値観を児童に押しつけてはいけませんよ」とね。
時代の変遷を実感させられたこと・・・正解は、1クラス(34~38人)に、左利きが3~5人いるということです。左利きを矯正する時代が終わったんだなあと感じました。
私の世代(アラウンド還暦)は、利き手は、「右」と決まっていた。「利き手白書」などないので、「左利き」の割合は不明だが、せいぜい1%だったと思う。「左利き」は、「ギッチョ」と呼ばれ、いじめの対象にはならないまでも、好奇の対象にはなっていた。「義一郎」とか「義太郎」とか「義太夫」とかいう名前でもないのに、愛称が、「ギッチョ」という左利きの子もいた。
人間には、「利き手」「利き足」「利き目」「利き耳」がある。「利き腎臓」は、ない。ないものを書かなくてもいいって?2つある臓器なので、「利き腎臓」があるのではないかと思う人がいるかと思ってさ。このように、傾向を読んで対策を立てておくのが肝腎かと。(うまいなあ!)
「利き足」「利き目」「利き耳」は、日常生活で目立たないし、不自由もない。「利き鼻」はないのかって?自然な状態でどちらの鼻の穴で匂いを嗅ぐか?そんなものどっちだっていいでしょう。え?右の鼻の穴で匂いを感じないって?そ、それは、ハナクソが詰まっているからだと思いますよ。
閑話休題。「利き手」は、様々な問題を含んでいる。
その昔は、どうして右利きばかりだったか?それは、矯正されたから。人は、2歳ごろまでは、右手も左手も両方使える。3歳ごろには、利き手がどちらか分かるようになってくる。左手に箸を持とうものなら、激しい親の叱責が飛ぶ。左手に、包帯を巻いて使えなくし、右利きにするという方法も用いられた。「家系から、左利きを出すのは不名誉」…そんな感じでした。
なぜそこまで、右利きにこだわるか?「武士の掟」からでしょう。「刀は、左の腰に差す」これが「絶対」でしたから。右利きでなければ、刀を抜くことが出来ません。つまり、戦闘では左利きは斬られてしまいます。 明治になり、帯刀しなくなっても社会は、「右利き用」に出来ていた。
右利きへの矯正、それが親の愛というものでした。今は、それが解き放たれた。
なぜか?利き手矯正で、問題が随分起こったのです。矯正が成功しなかった子供達を中心に、「感情の起伏が激しくなる」「低学力」「人間関係が構築できない」など、シリアスな問題が出たのです。
ロブスターのハサミは、左右で役目が違います。片方は、つぶす。もう片方は、切る。そして、ロブスターによって、右が「切る」だったり、左が「切る」だったり個体によって違う。矯正?出来るわけないでしょう。ロブちゃんなんて、わけが分かっていないんだから。
人間も、右利きであるとか、左利きであるとかは、役目が違うので矯正してはならないのです。右脳と左脳の神経回路と深い関係があるので、脳の発達と結びついている。ですから、矯正しないのが良い。「利き手矯正反対論者」で、ロブスターに目をつけたのは、後にも先にも世界で私一人です。人間とロブスターを一緒にするなってがぁ?
そんなわけで、今は「矯正」する親が少なくなりました。日本の統計ではありませんが、8~15%が左利きなのだそう。1クラスに3~5人いる道理です。
右利き用に作られてきた道具が、ユニバーサルデザインの観点から、左利きに配慮したものも出来てきている。左利き用品で利益が出るようになってきた証拠でしょう。
スポーツでは、一対一で対戦するものには左利きが有利な場合がある。私は、右利きですが、柔道の組み手は左組み。相手の多くは右組みなので、左組み手の私に対し、どう攻めたらいいか分からない。もうそれだけで、「技あり」を取ったと同じ。柔道には、「左は世界を制す」ということわざさえある。人口比から左利きが有利ということ。このことは、相撲、ボクシングにも当てはまる。(なお、柔道、相撲の得意組み手と、利き手は必ずしも一致しません)野球、サッカーも、左利き有利のポジションがある。
そんなわけで、逆矯正というか…例えば野球の投手をさせるために、右利きの子を無理に左利きに矯正しようとする親が出現しはじめた。こ、これも、右脳と左脳の神経回路の関係から、脳の発達に影響が出ます。
「左利き」が、酒呑みを指すことがあります。右手に徳利を持ち、左手に盃を持つからだろうって?それらしい感じ…ですが、違います。大工や石工は、右手にカナヅチ(トンカチ、ハンマー)を持ち、左手にノミを持ちます。「ノミは呑みと同じ音」ノミを持つのは、左手。呑み(ノミ)は左手…そんなわけで、酒呑みは左利き。コレ、ホント。下戸だった父から教わりました。
野次馬丸出しで授業参観をさせていただきました。そこで、時代の移り変わりを感じたことがありました。
「ダックスフンドのぬいぐるみの筆箱」だろうって?チャウチャウ(違う違う)! 「道徳の時間に、授業に口出ししたんだろう!」って?そんなことしませんよ。少し注意しただけです。「あなた(先生)の価値観を児童に押しつけてはいけませんよ」とね。
時代の変遷を実感させられたこと・・・正解は、1クラス(34~38人)に、左利きが3~5人いるということです。左利きを矯正する時代が終わったんだなあと感じました。
私の世代(アラウンド還暦)は、利き手は、「右」と決まっていた。「利き手白書」などないので、「左利き」の割合は不明だが、せいぜい1%だったと思う。「左利き」は、「ギッチョ」と呼ばれ、いじめの対象にはならないまでも、好奇の対象にはなっていた。「義一郎」とか「義太郎」とか「義太夫」とかいう名前でもないのに、愛称が、「ギッチョ」という左利きの子もいた。
人間には、「利き手」「利き足」「利き目」「利き耳」がある。「利き腎臓」は、ない。ないものを書かなくてもいいって?2つある臓器なので、「利き腎臓」があるのではないかと思う人がいるかと思ってさ。このように、傾向を読んで対策を立てておくのが肝腎かと。(うまいなあ!)
「利き足」「利き目」「利き耳」は、日常生活で目立たないし、不自由もない。「利き鼻」はないのかって?自然な状態でどちらの鼻の穴で匂いを嗅ぐか?そんなものどっちだっていいでしょう。え?右の鼻の穴で匂いを感じないって?そ、それは、ハナクソが詰まっているからだと思いますよ。
閑話休題。「利き手」は、様々な問題を含んでいる。
その昔は、どうして右利きばかりだったか?それは、矯正されたから。人は、2歳ごろまでは、右手も左手も両方使える。3歳ごろには、利き手がどちらか分かるようになってくる。左手に箸を持とうものなら、激しい親の叱責が飛ぶ。左手に、包帯を巻いて使えなくし、右利きにするという方法も用いられた。「家系から、左利きを出すのは不名誉」…そんな感じでした。
なぜそこまで、右利きにこだわるか?「武士の掟」からでしょう。「刀は、左の腰に差す」これが「絶対」でしたから。右利きでなければ、刀を抜くことが出来ません。つまり、戦闘では左利きは斬られてしまいます。 明治になり、帯刀しなくなっても社会は、「右利き用」に出来ていた。
右利きへの矯正、それが親の愛というものでした。今は、それが解き放たれた。
なぜか?利き手矯正で、問題が随分起こったのです。矯正が成功しなかった子供達を中心に、「感情の起伏が激しくなる」「低学力」「人間関係が構築できない」など、シリアスな問題が出たのです。
ロブスターのハサミは、左右で役目が違います。片方は、つぶす。もう片方は、切る。そして、ロブスターによって、右が「切る」だったり、左が「切る」だったり個体によって違う。矯正?出来るわけないでしょう。ロブちゃんなんて、わけが分かっていないんだから。
人間も、右利きであるとか、左利きであるとかは、役目が違うので矯正してはならないのです。右脳と左脳の神経回路と深い関係があるので、脳の発達と結びついている。ですから、矯正しないのが良い。「利き手矯正反対論者」で、ロブスターに目をつけたのは、後にも先にも世界で私一人です。人間とロブスターを一緒にするなってがぁ?
そんなわけで、今は「矯正」する親が少なくなりました。日本の統計ではありませんが、8~15%が左利きなのだそう。1クラスに3~5人いる道理です。
右利き用に作られてきた道具が、ユニバーサルデザインの観点から、左利きに配慮したものも出来てきている。左利き用品で利益が出るようになってきた証拠でしょう。
スポーツでは、一対一で対戦するものには左利きが有利な場合がある。私は、右利きですが、柔道の組み手は左組み。相手の多くは右組みなので、左組み手の私に対し、どう攻めたらいいか分からない。もうそれだけで、「技あり」を取ったと同じ。柔道には、「左は世界を制す」ということわざさえある。人口比から左利きが有利ということ。このことは、相撲、ボクシングにも当てはまる。(なお、柔道、相撲の得意組み手と、利き手は必ずしも一致しません)野球、サッカーも、左利き有利のポジションがある。
そんなわけで、逆矯正というか…例えば野球の投手をさせるために、右利きの子を無理に左利きに矯正しようとする親が出現しはじめた。こ、これも、右脳と左脳の神経回路の関係から、脳の発達に影響が出ます。
「左利き」が、酒呑みを指すことがあります。右手に徳利を持ち、左手に盃を持つからだろうって?それらしい感じ…ですが、違います。大工や石工は、右手にカナヅチ(トンカチ、ハンマー)を持ち、左手にノミを持ちます。「ノミは呑みと同じ音」ノミを持つのは、左手。呑み(ノミ)は左手…そんなわけで、酒呑みは左利き。コレ、ホント。下戸だった父から教わりました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます