アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

OkayがOKになったのではない

2020年04月26日 | Weblog
    外出せずに隠っていたら、「言いようがないストレス」が。それで、気晴らしに我が家から30kmのところにある幼友達の千葉兼弘(ちばかねひろ:本名)くんの家までドライブしました。
 それって、不要不急じゃないだろうって?1日数台の車しか通らない田舎道ですからぁ…人類に迷惑をおかけすることは、100%ナッシング。だって、誰にも会わなかったんだから。千葉兼弘くんにも会っていません。家の前は通りましたけどね。
「チバカネヒロ」くんは、「ち」で切って呼ばれ、「チ、バカネヒロ(ち、馬鹿ねひろ)」と、からかわれていました。本人は意に介さないのでいじめにはなりませんでしたがぁ、間違えました、「明らかにいじめ」ですよね。
 当時のいじめの定義は、「複数人が一人に対し、身体的な危害を加えること」でした。「バカ」「アホ」は、挨拶代わり、「馬鹿ねひろ」は、いじめのうちに入らなかったです。お互いに、口を開けば、「誹謗中傷」、栄養不足だったのでしょうねえ。休み時間は取っ組み合いの喧嘩。
 「不登校?」そんな子はいませんでした。「学校は、何が何でも行かなければならないところ」でしたから。不登校傾向を示そうものなら、まず、親から「折檻(せっかん)」されます。一族郎党が、「この恥さらし!」というわけで、引きずって学校へ連れて行きます。今は、不登校は、あたかも学校に責任があるような風潮。親は、まるで他人事。一族郎党も、知らんぷり。
 「八反安未果」という名前、記憶にありますか?私は、名字が「はったんやす」で、名前が「みか」かと思いました。実際は、「はったん あみか」でした。1999年には、日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞した歌手。どこで切って読むか?難しいです。
 安未果(あみか)という名前には、「安全に未来へ向けて果実のように育つように」という願いが込められているそうで、いいと思います。
 「綺羅星のごとく」…このフレーズ、どこで切って読みますか? 
 ① 「綺羅星の、ごとく」
 ② 「綺羅、星のごとく」
 正解は、②の「綺羅、星のごとく」です。実際にはない「綺羅星」が、時代と共に、あるかのようになり、市民権さえ得て…辞書に載るようになりました。しかし、元々、「綺羅星のごとく」は、「綺羅」で切るのが正しいです。NHKのアナウンサーが極端に、「綺羅 星のごとく」と、読み上げておりまして、注意しているんだな~と思いました。
 大評判になった、アナウンサーの読み間違い。「イチニチジュウヤマミチヲイク(1日中山道を行く)」と、読んだ。
 原稿は、「旧中山道を行く(キュウナカセンドウヲイク)」だった。切る場所を間違えると、「旧中山道」が「単なる山道」になってしまう。「旧」を「1」と「日」に分けてしまったんですよねぇ!字の下手な人の手書きの原稿ですね、たぶん。
 「馬鹿ねひろさん」のケースと似てますが、お名前で、しっかり切って読まなければならない例は、「大庭カメさん」。名字で切らずに、一気に読んでしまうと、「オオバカメ(大馬鹿メ!)」。これは、失礼です。
 「キリマンジャロ」を、区切って読むとき、どこで区切るか?
 ① 「キリマン ジャロ」
 ② 「キリマ ンジャロ」
 ③ 「キリ マンジャロ」
 「キリマ ンジャロ」が正解。「キリマ(Kilima)」は「山」、「ンジャロ(njaro)」は「輝く」。日本人は、「ン」で始まる単語には馴染みがないですからねえ。日本の「しりとり」は、「ん」がつくと負けですしね。
  ハワイの、「カメハメハ大王」の読み方。「カメハメハ」も「カメ ハメハ」も間違い。正しくは、「カ メハメハ」。だって!「カ」が名字で、「メハメハ」が名前かって?「カ」は英語の「ザ」で、「メハ」は、「寂しさや悲しみ」だという。大王様が、「寂しい人」とは、少々気の毒。
 私は、息子たちと、「ドラゴンボール」を観ていました。悟空の、「カメハメ波」が出てくるので、一気読みの「カメハメハ」で何の疑いも持っていませんでしたよ。役に立たない知識を増やしました。
  「OK」は、すでに日本語。非英語圏でもOKは、OKです。OKって何の頭文字か?何の略か?気になっていた人は、結構多いと思います。そして、「Okay」の「OとK」だろうというところで落ち着きます。
 Okayだとして、どうして、たった4字の単語なのに「OK」と、省略する?どうして、「O」で切ったの?そのまま使ってもいいのに…釈然としませんね。
  実は、OkayがOKになったのではなく、OKのあとから、Okayができた。OKは、ボストングローブ(新聞社)が、「all correct」を「oll korrect」と、スペリングミスをした(1839年)。間違えたスペリングの「OとK」で、OKが出来上がった。ユーモアから生まれた世界共通語ということですね。間違いを笑いものにするのではなく、ユーモアでフォローする・・・見習うべきことがまた洗い出されました。