アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

窃盗の完全犯罪について ~60歳男性の実験~

2013年01月21日 | Weblog
 スーパーなどでの万引きの場合、レジを通さずに商品を店外へ持ち出した段階で窃盗罪が成立。「お客さん、一寸待ってください。こちらで、その袋の中身を見せてください」と、警察へ引き渡される。経験があるのかって?間違ってもそうゆうことはしませんからっ!
 では、「商品を店外へ持ち出さずに、店内で消化してしまった場合はどうなるか?窃盗にはならないのではないか?」。
 この仮説を検証しようとした人がいた。自称平塚市在住の60歳男性。
 秦野市のスーパー店内で、陳列棚のおにぎり1個(98円相当)を食べた。店内で食べてしまえば、万引きだの窃盗だのとイチャモンをつけられずに済む…。ところが、食べていたところを警備員に見つかってしまい、警察に通報されて窃盗容疑で逮捕されてしまった。ドジなオヤジです。
 オヤジは、「店から出ていないんだ!泥棒にはならん!」と、正当性(?)を主張したが聞き入れられなかった。

 思わず、「レ・ミゼラブル(ユゴー)」を思い浮かべましたねぇ!
 ジャン・バルジャンが、妹の子供が飢え死にしそうなので、パンを1つ盗んだ。その為、19年も牢獄に捕らえられていた。この話、そのあとがまたおもしろいのですがぁ、私が解説するまでもないか…。
 おにぎり1個と、パン1個。酷似しています。平塚のオヤジ60歳は、ジャン・バルジャンにヒントを得たと…んなわけないか。バルジャン並に、19年間投獄されたとして、出所してくるときは79歳ですから…平塚市長になるのは無理(バルジャンは、一時、市長にまでなった)。

 バルジャンを執拗に追いかけていたのが、ジャベール刑事。これは、逃亡者を思いうかべさせられます。妻殺しの罪を着せられた医師リチャード・キンブルが、警察に追われながらも真犯人を見つけ出すというサスペンス映画。キンブルを執拗に追い回したのが、連邦保安官補サミュエル・ジェラード。どうですか!「ジャベールとジェラード」酷似しています。逃亡者の作者は、「レ・ミゼラブルにヒントを得た」と、いうことが分かります。平塚のおにぎりオヤジ、ここまで考えたか!おっと、考えたのは私でした。

 さて、おにぎりオヤジの今後ですが…
 警備員の目撃だけでは、犯罪を立証できない。おにぎりオヤジの胃の内容物を調べなければなりません。
 裁判所は、胃を切って調べなさい。と、言うでしょう。そして・・・「胃を切って内容物を調べなさいと言いました。切るにあたり、一滴の血も流してはなりません。また、傷跡は決して残してはなりません」と。
 それは、ベニスの商人だろうって?そうです。平塚のオヤジは、シェイクスピアのファンで、ベニスの商人を熟読し、作戦を立てていたと…考えられるはずないかな…。

 平塚のオヤジさん、楽しい話題を提供してくれました。次回またやるのなら、彼に作戦を授けたい。「朝、スーパー店内でおにぎりを食べて、夕方まで店内をうろつく。そして、トイレでウ○チして、店を出る」…どうです!この作戦なら逮捕されることもない。おにぎりを店外へ持ち出していないんだから。
 98円で逮捕される…高倉健さんが、「幸福の黄色いハンカチ」という映画で言っていたけど、「草野球のキャッチャー」だね。どーゆー意味かって?「みっともない(ミットもない)」。

横綱の張り手は禁じ手にすべし

2013年01月19日 | Weblog
 横綱「日馬富士」…疑惑の白鵬戦のあと横綱になった。横綱になって初めての場所で9勝6敗。そのあと、横審の人達が、「横綱がこれじゃあ…」と、文句を言っておりました。「あなたたちが横綱にしたんでしょ!」というツッコミをテレビ画面に入れましたが、届くはずもなく。

 そして、日馬富士の横綱二場所目。ここまで6連勝…。
 前評判が悪かったです!「稽古が乱暴で、たまりかねた親方に注意された」「稽古なのに、ダメを押す(勝負がつき、土俵外なのに執拗に乱暴する)」「張り手を多用する」…これって…!そうです!朝青龍の再来です。朝青龍を師と仰ぐ、日馬富士ですから、当然ですが…下品さは真似る必要などないのに…。

 朝青龍がいた頃、その下品さに業を煮やした日本相撲協会は、「横綱の品格基準」を作りました。
(1)相撲に精進する気迫…気迫と乱暴は違うんですがね
(2)地位に対する責任感…これ、理解できるかなあ?
(3)社会に対する責任感…わかんねえだろうなあ
(4)常識ある生活態度…あなたの常識私の非常識ってがぁ
 朝青龍の場合、これら全ての基準に欠けていた。引退の直接のきっかけとなった「暴行事件」は、元暴力団員に対するもの。元暴力団をやっつけたのならいいんじゃないかって?たまたま事件として取り上げられる結果になったのですが、やっつけたのではなく友達同士のじゃれあいみたいなものだった。

 で、日馬富士。いまのところ、「張り手とダメ押し」さえ止めればなんとかなります。しかし、今場所、張り手を出さない日がない。昨日も。自分が張り手をされるとキレルのに、相手へは平気でやる。それも朝青龍そっくりだろうって?ハイハイ、嘉風の手が朝青龍の顔に当たった時の朝青龍は、支度部屋まで追いかけて行って暴行するのではないかと思えるほどの怒りようでしたね。「あの野郎、絶対仕返ししてやる!」と、吠えておりました。

 「蜀椒」…この漢字読めますか?「はじかみ」と、読むのだそうで。「生姜とか山椒のこと」かって?その意味は現代もあります(その意味の場合「椒」を使うのが一般的か。一字でハジカミと読む)。蜀椒は、嵯峨天皇の頃の力士。古いですよ。いまからおよそ、1190年前ですから。

 蜀椒さん、メチャクチャ強い力士だった。見たのかって?見ちゃいませんよ!1190年も前ですから、さすがの私もメリーズのパンツLサイズをはいてヨチヨチ歩きでしたから。現在、1254歳…そんなはずはない。 
 蜀椒の話は、「本朝相撲之司 吉田家伝」に書かれていることで・・・蜀椒が無敵なので、腰に「注連縄(しめなわ:七五三縄とも書く)」を巻かせ、それに触れば相手の勝ちと決めた。しかし、BUT!誰一人として蜀椒の「注連縄」に手を触れることができなかった。…そうです。腰に注連縄を巻く…これが横綱の起源。
 蜀椒の力量、技が素晴らしかったことは記述からうかがえる。品格はどうであったか?想像するに、「横綱の品格基準」を大きく超える立派な品格の持ち主だったことでしょう。横綱は品格が第一。1190年前から。

 日馬富士よ!横綱になちゃったんだから、品格だけでも蜀椒になってくださいよ。「張り手とダメ押しは捨てなさい!」あと、稽古場で、勝負がきまったあとなのに稀勢の里の顔面を掴み倒すのは止めてくれ!

WEB出願で合否決定の大学 こりゃあ楽だ!?

2013年01月18日 | Weblog
 明日からセンター試験…。
 有名進学高校の生徒に志望校を聞いたら、「ハーバード大学」なんだと!し、しかも、その場に居合わせた生徒数人の全員が、「ハーバードです」。ハーバードに入った経験がある私としましては、「マ、マジッスカ?」でした。えっ?ハーバードに合格したことがあるのかって?あるはずないでしょう!ハーバード大学の構内に入ったことが何度かあります。「ハーバードに入った」ことに間違いないでしょう!東大にも入りました。オックスフォードにも入りました。ワッハッハ!

 閑話休題。なぜ、ハーバード大学受験者が日本の高校生に多いか?理由は簡単で、「願書入試を採用」しているから。これは、願書を提出し、願書の内容で合否決定がなされるという受験プロセスのこと。さらに詳しくいうと…ハーバードの場合、「コモンアプリケーション」という願書システムを活用しています。これは、WEB上で志願者の情報を入力し、受験に必要な各種証明書も添付できるシステム。出願の際には、紙の書類を一切使わなくても済む。つまり、日本の高校生がハーバードを受験する際は、ボストンの隣町のケンブリッジまで出かけて、ハーバード大学で試験を受ける必要がない。日本に居ながらにして、自宅のパソコンからWEB出願するだけで、合否の結果を待つことができる。

 世界のトップクラスの大学の入試は、こういう時代になっている。東大の秋入学…こんなことで大騒ぎするようじゃあ、「コモンアプリケーション」までは遠い。ただ、日本の大学によっては、「インターネットでの割引付きエコ出願」と、いうのも出てきました。入試には大学まで出かけていかなければなりませんが、「紙を使わずに出願できる」という点でエコか…?

 そんなに簡単にハーバードを受験できるのであれば、日本人高校生の現役合格もあるだろうって?可能性は、あります。しかし、ハーバードの場合、合格率5.9%ですから…。まあ、「記念受験」と思って受けた方がいいかも。

 願書の内容は…
 1 ACADEMICS…学校の評定平均値(定期テストの成績)やSAT(米国の統一テス   ト)の得点を記入する。日本からの受験生は、TOEFLなどの英語力のスコアを記  入する。(これで大方ふるい落とされますね)
 2 HONORS…中学ー高校までに取った、学問領域の受賞歴賞を記入する。「校内  レベル(S:School)-地区・都道府県大会レベル(S/RState/Region)-全日本レベル  (N:National)-世界大会レベル(I:International)」(この欄は、日本の高校生には  苦手なところではないか)
 3 Extracurricular…部活動や生徒会活動など、学問領域以外で活躍している生徒は、   この欄で、猛アピールすることになります。甲子園出場とかね。ボランティア  活動などは必須です。
 4 Personal Essay…これが、合否の最大の決め手かっ!今年のエッセイの題は…
   以下の6つのトピックから1つ選択し述べなさい。
 (1)これまでの人生における特異な出来事について
 (2)海外旅行や海外での生活体験について
 (3)未来のルームメイトに向けた手紙について
 (4)自分にとって最も意味のあった知的体験について
 (5)大学教育を受けるにあたって望むこと
 (6)この1年間であなたが読んだ書籍について
  ※ ルームメイトについてですが、ハーバードでは寮に入ります。個室もあるに   はあるのですが、2年生以上で成績がトップクラスの数人しか入ることが出来   ません。よって、1年目は必ずルームメイトがいるわけ。そのことを知って書   かないと、トンチンカンなエッセイになります。
 5 面接…日本の高校生がハーバードを受験する場合、日本に在住する外国人また  は日本人のハーバード卒業生が面接官となります。インタビューの場所は、「面接  官の会社の会議室」であったり、「喫茶店」であったりなど様々。時間は、30分  ー120分程度。面接の言語は、もちろん英語。

 世界中から精鋭が集まるハーバード大学。「SATが満点で、学校の成績もオール5。国際的な学術オリンピックで金メダルを取り、生徒会長をやっていた」こんな受験生がざらに存在するのだという。
 ともあれ、ハーバードへ挑戦しようという日本の高校生がいるということは、嬉しいかぎりです。

「体罰=犯罪」という認識がないんじゃないか?

2013年01月17日 | Weblog
 ここんとこ、「体罰自殺」についての話題で持ちっきり。私にもコメントが求められる。どーゆーことか?体罰が悪いことなど、私の意見を求めるまでもない。プールで一緒になるおばちゃん達、学校の先生、某党支持者のじいさま、政府の出先機関の人までが、「どのように考えますか?」。早い話が、パブリックコメント(?)としては、「体罰支持」の意見などあるべくもないので、私に水を向けると変わった意見が得られると…?反省しましたよ。自分では、「よかれ」と思ってあちこちで持論を開陳してきたのに、「奇をてらった意見を言う奴」と、思われていたらしい。ま、織り込み済みですがね。

 「体罰は絶対ダメですよ」そんな当たり前のこと。
 ダメの理由ですが、桑田真澄さんのような高邁な理論を持ち合わせてはおりません。セルジオ越後さんのように、基盤が違う話をしようと言うのでもありません。

 私の「体罰は絶対ダメ」の理由は明快で、「自分が体罰を受けるのが嫌だから」です。体罰を受けたいと願っている人っていますか?そりゃあ少しはおられるでしょうが…失礼かもしれませんが、その人達については無視させていただきます。
 教育評論家、スポーツ評論家…評論家の皆さんが大忙しでメディアに登場して「体罰」について語っております。皆さんが忘れているのは、「体罰=暴力=犯罪」ということです。犯罪が認められるはずがない。

 「痛み」は、人を人でなくするものです。そのことは、「拷問」が物語っています。
 「痛み」を与えられると、自分の命さえどうでもよくなる。友達も身内も、我が子も孫も、何がどーなってもよくなってしまいます。
 ですから、「痛み」は回避しなければなりません。

 体罰を与える側ですが…二つのパターンがあります。
 一つは、体罰を受けた経験がない人。「痛み」がどれほどのものなのかを分かっていない。だから、反撃してこない人(この度に事件では、バスケットボール部員)を暴行することに、なんの罪の意識もない。
 もう一つは、体罰を受けた経験があるが、それを消化できた人。その人にとって、「(自分が我慢できたんだから)オマエラ殴られ続けたぐらいどってことないだろう。我慢できなくてどーする!」部員(被害者)のためを思って体罰を加えてあげている。感謝されることはあっても、恨まれることなどあるはずがない。

 「部活を強くするためには、体罰は必要」…桑田真澄さんの調査では、80%以上の大学運動部員がそのように回答しているのだと。だけど、体罰は部活を強くして賞讃されたい…つまり、部活指導者の自己満足でしょ!腐ったカボチャのような指導者の自己満足のために、自殺しなければならなかった若者が不憫です。

 犠牲者が出ても教訓にならない世の中になってしまっておりますが、この、「体罰」は、日本から撲滅しましょうよ。一寸こづくのもダメ。体に触れてはいけません。
 「怒声はどうなんだ」って?怒鳴る?強迫ではない怒声なら体罰にはならない。あとで、きちんとフォロー出来る指導者なら、「怒声」は許容範囲。しかし、計算して怒鳴らなきゃ。気分で怒鳴る奴には、怒鳴る資格などない。
 大勢の人の前で怒鳴られたことが原因で自殺する子…これも今後出るかも知れません。予防策は…「一人力(ひとりりょく)」を養うことです。「一人力は、何があっても、一人でも生きぬくぞという、強さです」それを、どうやって養うかって?簡単に説明出来るようなものではありません。ただぁ、我が子に一人力を養った親はたくさんおります。

子どもも老人も行方不明になる…

2013年01月16日 | Weblog
 「子どもが突然、いなくなる。全国で1年以上消息を絶っている児童生徒は千人近く」…これって、どこの国のこと?なんと、日本でした。おとぎ話ではなく、現在の話。(2013年1月8日の神戸新聞)
 新聞が捏造記事を書くわけもなく…俄には信じがたいが、事実なのでしょう。

 記事によると…
 ○ 入学するはずの子が入学式に現れない。
 ○ ある日を境に学校に来なくなる。家は無人で、どこに行ったか誰も知らない。 このような小中学生が兵庫県内に42人いるという。
住民票を残したまま1年以上も所在不明の場合は、文科省に報告されるのですが、兵庫県では、行方不明の42人中、28人がこれに該当するのだと。
 日本全国では千人近い児童生徒が1年以上も消息を絶っているのだと。

 こんなことになっていたのか日本は!およそ千人の子ども達…借金からの家族ぐるみの夜逃げとか、夫などからの暴力を避けるため、母親が子どもと身を隠したとかが考えられるが。
 もっとも、そのケースはまだ幸せか。親が子連れで職場を転々としているのが幸せとはどうゆうことかって?「命がある」ことが考えられるからです。命さえあれば何とかなるものです。気の毒なのは、すでに亡くなっている子どもも多いだろうなあということ。どんな状況であっても、若い人に先に逝かれるのは辛いです。
生きている子たちについても、本気で捜そうとする人がいないまま、人々の記憶から薄れていくのでしょう。

 雪かきをしていたら、2人の警察官が棒で道路傍の雪の山を突きながらやって来ました。
 「1月3日から、西高校の近くに住む70歳過ぎの老婆が行方不明なんです…」
 「この正月は、ずっとこうやって探しています」
 「犯罪に巻き込まれた形跡もなく…ひょっこり還ってくるかも知れないので、公開捜査できずにいるんです…」
 警察官に愚痴をこぼされても…。「そうですかぁ。大変ですねえ。お婆さんどこへ行ったのでしょうねえ」と、合いの手を入れるしかありませんでした。

 子どもも行方不明になる。老人も行方不明になる…。がんばれぇー…ニッポン…。

やっぱり、ドイツはひと味違います…!

2013年01月15日 | Weblog
 旅行等で訪れた国は、まだ30数カ国。訪問国数を競っているわけでもないので、どってことはありません。100カ国訪問達成だとか、97カ国目だという人達に比べると、いかにも少ない。しかし、「パスポートすら取得したことがない」と、いう方に比べるとやや多いか。そんな人達からのよくある質問に、「どこの国が良かったですか?」と、いうのがあります。正直、どこの国も良かったので、「全て、良かったです。どこが一番とかランクづけは出来ないですねえ」と、答える。

 良かった、悪かったではなく、「尊敬する国」は、何度も言っていますが、「ドイツ」です。この度の、94歳の男性が病院を抜け出してビールを飲みに行こうとした事件を聞いて、手をたたいて喜ばせていただきました。どんな事件か…

 ミュンヘンで、入院中だった94歳の男性が、ミュンヘン市で名高いビアホール(ホーブロイハウスだと思います)で、自分の誕生日を祝うためにビールを飲もうと病院を抜け出した。地下鉄に乗ろうと駅構内を颯爽とではなかったかも知れないが、歩いていた。
 地下鉄の利用客が、左手に点滴の針が刺さったまま駅構内を歩くこの高齢男性に気付き、駅員に知らせた。男性は、あっさり警察に捕まり、病院へ連れ戻された。
 ここまでで、十分おもしろい。94歳ですよ!94歳が、ビアホール目指して歩いているところが素晴らしいです。し、しかも、点滴の針を射したまま!
 警察に捕まってしまって、病院へ連れ戻された。残念!で、ここからがまた、涙が出るほどいい話。
 「病院に戻されたこの94歳。医師からは特別に好きなビールを飲むことを許された」
 嬉しいじゃありませんか!ドイツの94歳も凄いが、医者も凄い。日本では、入院患者が病室で「養命酒」を飲んで叱られたことがありました。養命酒って体に良いはずなのに!ドイツでは、医師の判断でビールOKとなる。
 あと、特筆すべきは、「点滴の針を射したまま歩いている人見つけて、警察へ通報した人」。対人関係の稀薄化著しい日本では、このような人が何人いるか?「アハハ!ジイサンが腕に注射針刺したまま歩いてる。バカか?!無視、無視!」こういう人の方が多いんじゃないの?…ドイツ!いい!

子を守るため「給食廃止」!

2013年01月14日 | Weblog
 「いってきまーす!」と、元気に学校へ行った我が子が無言の帰宅をする。親にとって、これほど悲しいことはありません。
 乳製品アレルギーがある調布市の女子児童(小学5年生)が、給食を食べた後に死亡した。おかわりをしたこの女児に、担任が誤ってチーズ入りチヂミを食べさせたという。
 女児の死因は、急性アレルギー反応の「アナフィラキシーショック」。給食で出されたチヂミに粉チーズが練り込まれていた。

 犯人捜し…担任か?栄養士など調理関係者か?はたまた校長か?犯人を特定できたとしても、女児は還ってこない。

 教育現場は、給食で混乱することになります。「給食」は、学校教育法のどこに位置づけられているんだ?(学校教育法には書かれていないが、学校給食法にある) 
 どうしても、児童生徒に給食を食べさせなければならないのか?(任意です)…事故があったら、「学校の責任」ですから…面倒は避けたいというのは当然。

「Aちゃんは、ソバアレルギー」「Bちゃんは、卵アレルギー」「Cちゃんは、乳製品×」「Dちゃんは給食×」…。栄養教諭は、児童生徒個々のアレルギーに対応しなければなりません。メニュー表とは別に、「A ソバ×」「B 麺×(卵を練り込んでいる)」などの表を毎日作成し担任に渡します。ここのところがきちんとされていなければ、調布市のようなことになってしまうわけです。
 Dちゃんは、給食を食べないのかって?Dちゃんは、アレルギーが複数あるため、意外な食材にアレルゲンが入っていることもあり、「弁当持参」です。

 この度のように、学校給食による「アナフィラキシーショック」を起こさせない方法は、一つしかありません。それは、給食の廃止です。保護者が作った弁当で、「アナフィラキシーショック」を起こしたとしたら、学校の責任ではありません。保護者にとっても、子どもの弁当を作ってあげられる喜びを感じることが出来ます。子どもも、弁当の蓋を開けたら、海苔を切り抜いたアンパンマンがあったり…それはそれは大喜び。デザートまでついている。学校給食の廃止は一石三鳥です。

 憲法第九条にかかわる憲法改正問題と同様、学校給食法も改正の時期に来ています。昭和29年からの法律ですから。
 目的として書かれているのは…
 1 児童及び生徒の心身の健全な発達に資する
 2 食に関する正しい理解と適切な判断力を養う
 昭和29年の頃は、日本は食糧不足でした。「栄養失調」「くる病」「かっけ」「ガンベとかタムシなどの皮膚病」が、普通にありました。そして、学校給食がはじまり、「脱脂粉乳」が提供されるようになりました。私など、「こんな美味しいものがあったのか!」と、感動しました。「脱脂粉乳は不味かった」と、言うクソオヤジもおりますが、トイレのスリッパで尻を叩いてやりたくなります。ろくなものを食べていなかったクソオヤジにかぎってそういうことを言うのです。そういうオヤジにとって、「脱脂粉乳は美味しかった」という私などは不愉快な存在なのでしょうねえ。この世は、美味いものばかりの私にとって、「不味い」などというネガティブな言葉には腹が立ちます。

 閑話休題。60年前は、「心身の健全な発達」には、学校給食が必要だったのです。おいしい脱脂粉乳が!
 そして平成25年。「心身の健全な発達」には、保護者の弁当が必要なんじゃないでしょうか。海苔弁で十分。心がこもっていますから。
 わが子が、「ただいまっ!」と、元気に学校から帰って来るために。
 えっ?忙しくて弁当など作っていられないって?早起きしたらぁ?夜遅くまで飲み歩いて、子どもの弁当を作る時間がないってのは…。

 助け合いのウソ

2013年01月13日 | Weblog
 私が折りにつけ言っていることの一つに、「助け合いのウソ」が、あります。どういうことかって?そのまんまなのですが、「助け合いというのはウソだ」ということです。「渡り鳥と皇帝ペンギンの時にも書いただろう」って?そ、その通り。だから、「折りにつけ」と、前置きしてあります。
 渡り鳥と皇帝ペンギンとみかじめ料は、助け合いです。ほかの多くは、助け合いではなく、「助け助け(一方的に助ける)」または、「助けられ助けられ(一方的に助けられる)」です。本物の助け合いは減少の一途でしょう…。

 犯罪被害者らを支援している、「全国被害者支援ネットワーク」なる団体があります。はっきり、「支援」と謳っておりますので、見返りは期待していない。
 この団体、犯罪被害者週間などを設定し、全国一斉募金活動を続けています。私自身この団体に募金したことがありません。田舎ですから街頭募金をやっていない。やったとしても、とにかく人通りがない。時々猫が通るぐらいのものですから、募金など集まるはずもない。その前に、「街頭」がどこを指すのか不明。田舎に街頭はない。
 「オラの家の前にあるよ」…それは、街灯。
 「ワシは、玄関に掛けてある」…それは、外套。
 「ウチは88地区だから、計画停電には関係ないんだワ」…そ、それは、該当!
 「梅干しとシャケは欠かさないよ」…それは、弁当だろうが!

 そんなわけで…全国被害者支援ネットワークへの募金は非常に少ない。長引く景気の低迷で寄付をする人が減っていることに加え、「どうせ寄付するのなら東日本大震災の被災者支援を優先したい」という企業や個人が多いことが影響しているのだと。
 追い打ちをかけるように、全国被害者支援ネットワークに似せた街頭募金集団が出現した!

 オレンジ色のジャンパーやキャップをそろえ、「難病の少女に支援をお願いします」と、大阪府内の主要駅前で募金活動をしたグループが摘発された。助け合いのウソ。もちろん容疑は、「詐欺」。「難病のおやじに支援を!」と、訴えても、だーれも募金などしてくれない。「少女」を騙って、憐憫の情へ訴える。これは、結構食いつきが良かったでしょう。いくら儲かったかは分かりませんが、このグループはまたやりますよ。折角、オレンジ色のジャンパーやキャップをそろえたのですから。

 それにしても…日本人は悪くなってしまいました。このオレンジ集団の場合、「募金に応じた人の善意を踏みにじった」だけでなく、全国被害者支援ネットワークのような、まっとうな団体の街頭募金に国民の疑惑の目を向けさせた。そういうことが平気で出来る…バレなきゃ殺人だって平気な人達なんでしょう。
 「助け合い」は、ますます「ウソ」への道をばく進する…。

自虐ネタが・・・「シルバー川柳」入選作品

2013年01月12日 | Weblog
 「ガガよりもハデだぞウチのレディーババ(葵 春樹31歳)」…ババはいけませんよ。だけど、31歳でシルバー川柳へ応募したのは立派。えっ?年齢詐称?
 「日帰りで行ってみたいな天国に(斎 千代子さん71歳)」…3泊4日とかではなく、日帰りだという。「忙しいからノンビリしちゃいられないのよ」という声が聞こえてきそう。 
 「延命は不要と書いて医者通い(賣市光さん70歳)」…「延命不要なら医者にかかるなよ」と、いうツッコミを期待してますなぁ!
 「紙とペン探してる間に句を忘れ(山本隆荘さん73歳)」…よくあるんです。そうしているうちに、何を探していたのかを忘れてしまいます…。
 「三時間待って病名『加齢です』(大原志津子さん65歳)」…加齢が病名かっ?それはともかく、3時間も病名が何かを探ってくれた病院は偉い。えっ!大原さんが待っているのを忘れてただけ?
 「目覚ましのベルはまだかと起きて待つ(山田宏昌さん71歳)」…私的には、これが秀逸。枕元に座り込んで、目覚まし時計をにらむ姿が目に浮かびます。
 「起きたけど寝るまでとくに用もなし(吉村明宏73歳)」…こ、これ寂しいよ。起きることができる喜びを感じて、町内のゴミ拾いでもしたらいいのに。
 「LED使い切るまで無い寿命(佐々木義雄さん78歳)」…LED電球、約10年取り替え不要。佐々木さん、頭髪はどうなってるのかなあ?発光ダイオード…なんちゃって。
 「躓(つまず)いて何もない道振り返り(山田 徹さん44歳)」…あるある!あたかも何かにつまづいたかのような照れ隠しの動作…。人間40歳を過ぎると、何ら障害物もないのに、つまずくんです。
 「二世帯を建てたが息子に嫁が来ぬ(滝上正雄64歳)」…深刻ですよ、この問題。
 「改札を通れずよく見りゃ診察券(津田博子46歳)」…カードって貯まる一方ですね。違うカードを入れてATMに拒否されるなんてのは日常的になっています。えっ?自慢するなって?もう開き直って自慢にしてますよ。
 「アイドルの還暦を見て老を知る(二瓶博美54歳)…グループサウンズのタイガースが元のメンバーで復活するのだそうで…怖いもの見たさで結構人気が出るかもね。

 自虐ネタは、笑えませんよ。人生の先輩に対して失礼ですから。シルバー川柳、次回は、「自虐ネタ禁止」での開催を希望します。
 アンティークマンの川柳は紹介しないのかって?浮かぶ川柳は、ことごとく、「物忘れ系」か「頭髪系」…つまり、悲しい自虐ネタばかり。よって、自分の作品の開陳は自重します…。

視聴者を脅すのはやめてください

2013年01月11日 | Weblog
 お正月で帰省してきた子ども達との話題…楽しい話題の中に一つだけ非常に腹が立ったものがありました。
 それは、NHKの受信料取立社員についてでした。
 30分も恐喝まがいの言葉の連続だったという。これ、半年前の話です。

 「(大声で)受信料払ってねえだろう!」
 「カードもってこいよ!」
 「このカードで引き落とすからな!」
 応対に出た奥さんは、恐怖のあまり言葉も出ない。男の指示に従って、おろおろとカードを持ってくるなどをするしかなかった。抱いていた赤ちゃんが泣きわめいてもおかまいなしで、大声の罵詈雑言…。30分にわたって!これは、犯罪ですよ。

 NHK、有名アナが後部座席からタクシー運転手を蹴ったことがありました(これは古い!)。先月は、やはり看板アナが痴漢をはたらいた。NHKの不祥事については、「不祥事年表」「不祥事一覧表」まで出ていますので、暴行アナや痴漢アナは氷山のカケラですがね。まだ民放並みのレベルには堕ちてないが、社員教育が緩んでしまっています。痴漢アナだって、明らかにおかしかった。視聴者が気づくぐらいだから、内部の人は当然気づいていたはず。契約社員の教育までは手が回らないのかも知れませんが、暴力団まがいの奴らを雇わなければならないところが情けない。

 NHKの暴力団まがいの受信料取り立て社員にはどう対応したらいいか?
 1 ドアはロックし、チェーンをかけておく。「NHKでーす」と優しく言ってくるのでつい開けてしまいがち。ドアが少しでも開いたら、すかさず靴をねじ入れて閉じられなくして侵入してきます。それから、恐怖の30分が始まります…。絶対入れない!
 2 入り込まれてしまったら、「お帰り下さい」と、言う。帰らなかったら、すぐさま警察へ連絡する。躊躇していたら逃げられ、「知らぬ存ぜぬ」になってしまいますから。 
「・・・要求を受けたにもかかわらず退去しなかった者は、三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する(刑法第130条)」。「…要求を受けたのにかかわらず…」つまり、「帰ってください」が、要求です。それでも帰らなかったら、「三年以下の懲役又は十万円以下の罰金」です。

 怖いのは、「女と子どもしかいない」と、知って、急遽強盗に早変わりしたり、暴行魔と化す危険です。「NHKは絶対に家に入れない」これが一番ですね。

受信解約を申し入れると、「解約阻止行動」に出ます。NHK職員(契約者員だとは思いますが)「本当に(アンテナ関係)を廃止したのかどうかを、確認させていただきます」と、家まで来る。契約の時は家になど来ないのにねぇ。これも、突っぱねていいです(入られそうになったら、刑法第130条!)。NHKは、警察じゃないんだから、「家宅捜索権」などあるはずもありません。

 NHKは、受信料未納者へ督促状を送っています。これに対して、視聴者が異議申し立てをしなければ、NHKが簡裁に仮執行を申し立てます。簡裁は銀行口座差し押さえなどの強制執行を行う恐れがあります。裁判所は、家まで来ないので、刑法第130条は適用出来ませんから、逃れるためのは、別の方策を考えなくてはなりません。
 えっ?今日のテーマは、受信料未納のススメかって?
 主婦や赤ちゃんを、恐怖のどん底へ突き落とすNHKのやり方に腹を立てているのです。受信料と、犯罪(恐喝)は、別々に考えてください。30分も脅され続けたら、「一生受信料を払わないぞ」と、決意しても何の不思議もありません。

 だけどさあ、NHK職員の平均年収を御存知でしょうか?2千万円近いのです。そのため、「ノンワーキングリッチ」とさえ呼ばれているのです。それだけもらっているのに、端金の徴収に暴力団まがいの男達を送り込む。土足で踏み込まれた家庭の心の痛みなどなーんも感じない。年収についてはしょうがないが、視聴者を恐怖に陥れるのだけは止めてほしい。