久しぶりに「100万回生きたねこ」を。
あるとき、ねこは 王さまの ねこでした。
あるとき、ねこは 船のりの ねこでした。
あるとき、ねこは サーカスの 手品つかいの ねこでした。
あるとき、。。。
。。。
。。。
。。。
あるとき、ねこは だれの ねこでも ありませんでした。
ねこの飼い主はみんなねこが大好きで
死んだ時には泣いて悲しみました。
たくさんの愛を受けていたのに
ねこは飼い主が大嫌いでした。
そして死ぬことさえ平気だったのです。
この本がきっかけで
作者の佐野洋子さんが好きになりました。
絵本って不思議で
さりげない言葉や絵の中に
シンプルな教えが含まれていることがあります。
100万回生きたことを自慢していたねこは
そんなことに関心を持たない
白くて美しいねこと出会い恋に落ちます。
自分より大切なものができて
やがて失った時
はじめてねこは泣いてしまいます。
100万回も生きて やっとねこは
大切なねこと出会いました。
大切なねこと出会うために
100万回も生きたのかな
長い旅だったね