後援会誌「アシストプレス」の臨時号が届きました。
「劇的なフィナーレ」の文字と、アルビのエンブレムに手をやる最終戦のヒーローであるウッチーが表紙であります。もうこれだけで永久保存版ですよね。
中身はいつもより少し少なめでした。でも、冒頭の画像にある鈴木監督のインタビューは読み応えがありましたね。その中でボクにとって、特に印象に残った鈴木監督の言葉は次の言葉です。
(残留争いを)したから何かを得られるのかといえば、確かに得られるものはあると思います。ですが、しなくても得られるものがあると私は思います。人間というのは「これをやったからこれを得られるんだ」というのではなく、全てのものに対して得られるものがあると、ポジティブに考えなくてはいけないと思います。残留争いをしたからこういうことを学んだ、こういうことを教訓にしていく、ということはありません。
ちょっとこれ、普通は言える言葉ではありませんよね。前々からずっと思ってきたことだけど、鈴木淳という人物はただ者ではありませんよ。彼にとっては、「残留争いをなんとかくぐり抜けた」ということなどは、ブレのない彼のチームに対する指揮にとっては何の意味も持たないことなのです。「全てのものに対して得られるものがある」と断言する鈴木監督にとっては、別に4連敗しようが3連勝しようが関係ないのです。彼の生き方は、ある意味で私利私欲の蠢く世界には無関係です。結果ではないのです。今やるべきことをブレなくきちんとやる。そのことがプロである彼の仕事なのであり、勝負の哲学なのであります。
こういう骨のある監督って極めて珍しく、そして素晴らしいと思います。新潟は監督に恵まれているね。来季もよろしくお願いしますね、鈴木監督!