2008年もあとわずかで終わりです。今年1年間もアルビレックス新潟とともに、充実した1年間を過ごすことができました。この「週末はアルビレックス!」も、多くの人にご支援いただいたことに感謝いたします。
個人的にはいろいろとあった年でした。1月の人間ドックで異常発見。精密検査の後、2月に緊急手術。自覚症状が全くない中での病巣発見&手術成功は、超確率の世界でした。「不幸中の幸い」と神に感謝しました。そして3月末で単身赴任生活を終え、4月からは新しい職場へ。仕事内容も大幅に変わりました。アルビ観戦もブログ更新も大幅に減少しましたが、その分濃密になったような気がします。
さて、最終節ガンバ大阪戦での劇的なロスタイムのウッチーのゴールで、今季のアルビレックス新潟のゲームも幕を閉じました。今季の初ゴールもFC東京戦のウッチーなら、最終ゴールも劇的なウッチーの残留決定ゴール。チーム成績としては結果的には満足いくものではありませんでしたが、僕らはハラハラドキドキし、今年1年もアルビレックスを生き甲斐に生活することができました。本当に感謝しています。
宿命とは言いながらも、今年もアルビレックスを多くの人たちが去ります。中野社長、石井ヘッドコーチをはじめとするフロント陣やスタッフ。そして、今までアルビレックスを支えてきてくれた寺川&海本の両ベテラン、レンタルで出向中だった若手の藤井&諏訪の両選手。そして、ボク的には「移籍に関して一番葛藤したんだろうな」と思っている河原選手。レンタルでJ2に参入する栃木で武者修行することになりました。
一昨年のアルウィン甲府戦でのゴール、昨年のホーム浦和戦での亜土夢とのアベックゴール、そしていつも明るくニコニコしてファンに愛想を振りまく彼の姿。絵になる男です。そして今でも、「将来のアルビレックスを背負って立つ男」と確信しています。12月14日のファン感謝デーの時に、「きっと悩んでいるんだろうな?」ってムードが僕らサポーターにも伝わってきた河原選手。アレッサンドロ&貴章の今季の両エースに加えて横浜FMから大島が移籍してくることも、移籍への大きな決断の要因になったのではないかと思います。若手FWの川又、ガンバ大阪ユースから入団するブルーノの存在も無縁ではないでしょう。
草津にレンタルから完全移籍となった藤井君にしてもそうだけど、高卒ルーキーとして入団して3年目くらいというのは、プロサッカー選手にとって超えなければならない壁なのですね。同ポジションには自分より年上の選手もおり、年下の新入団選手もいる。「ゲームに出る」ことを求めて、下位リーグに移籍することも将来を考える上で大きな決断なのでしょう。しかし、それっきり2度と上に戻ってこない選手が少なくないのもまた事実。河原選手からはなんとしても栃木で存在感を示し、新潟から「お願いします、戻ってきてください」と1年後に言われるような活躍をして欲しいと思います。
2009年まで4時間を切りました。来年がアルビレックスにとっても、河原選手にとっても、ボクにとっても、ボクの家族にとっても、健康で充実した1年になることを心から祈っています。