天皇杯2回戦の秋田戦。ナビスコ杯の浦和戦から中2日、さらに中2日後にはリーグ戦の横浜戦というタイトな日程の中で柳下監督が選択したのは、「先発総入れ替え」でありました。
GKにホントに久しぶりの黒河が先発、SBにはユースの長谷川巧くんと前野、CBはプロ初先発の高聖とカズ、ボランチに成岡と優平、SHは平松宗とユースの幾笑(きわら)くん、そして2トップにラファと達也。とても新鮮な布陣でありましたが、「連係は大丈夫かな?」と若干の不安も抱きながらキックオフを迎えました。
秋田はいいチームでしたね。積極果敢にボールを奪いにくるし、パス回しも上手い。前半戦は互角というか、追い風に乗じて攻撃を仕掛けてくる秋田に、アルビは手を焼いていたというのが正直なところだと思います。そんな中、優平の動きとカズの守りは秀逸でしたね。気迫を感じました。それに、ユースの長谷川巧君もよかったですね。積極的な攻撃参加に目を見張りました。前半は、高聖の動きにちょっと不安を感じました
スコアが動いたのは前半36分でした。GK黒河からのボールを前線でラファが拾い、そのまま個人技でゴール。1-0でリードして前半を終えました。正直、ホッとしましたね。さぁ猛攻を仕掛けよう!
後半は達也が躍動しました。5分に、長谷川巧くんからの絶妙なクロスを達也がヘッドでゴールを揺らし、11分にはラファのシュートを相手GKが弾いたところにまたしても達也が詰めていてこの日2点目、さらに41分には優平からのスルーパスに途中出場のユースっ子齋藤君が絶妙の抜け出しからゴールを決めて4点目。
達也の2得点と、ユースっ子たちの活躍で4-0の勝利でありました。
ヒーローインタビューでは、達也の嬉しそうな表情がとてもステキでした。やったね達也。リーグ戦でも頼むよ!
そうそう今日のゲームでは、新外国人ラファエル・ハットン選手もボクらの目の前に初登場しました。
重量級のFWが、これからどのように試合に絡んでくるのか、これもまた楽しみであります。
まぁなにはともあれ、「格下相手に金星献上」という天皇杯で何度も見てきた新潟の伝統を、今回は回避できてヨカッタです。しかも4得点ですからね。ヨカッタ、ヨカッタ。
ただね。ちょっと心配だったことがひとつ。それは平松宗選手に開幕当時のようなキレが感じられなかったことと、キャプテンマークを巻いていた成岡翔選手に、ゲームであまり存在感を感じなかったことです。まぁ、次回に期待しましょう。頑張れ!平松!頑張れ!成岡!