先日、アルビレックスのオフィシャルスーツが自宅に届きました。もちろんもう既に2016バージョンのオフィシャルスーツはボクの手元に届いており(3月半ば頃のことでした)、「仕事の『勝負時』の際にはこれを着用する」っていうボクのルーティーンは完成していたのであります。そのスーツが再びボクの手元に届いたのには理由があります。
オフィシャルスーツスポンサーの坂井商事によれば、「本来は日本製の生地・付属を用いて日本国内で縫製されるべきものが、一部、日本製の生地・付属を用いてはいるが中国にて縫製されていたことが判明した。」というのがその理由です。
それで、ボクらアルビサポのスーツ購入者の分も、すべて新しい製品との取り替えを行ったということです。
ボクの正直な気持ちを申しますと、「スーツ着用に何の支障もなく、縫製された場所が中国だった」ということを「不具合」とするのは、なかなか厳しい決断だなぁ…と思いました。と同時に、自らの商売に対する厳しさというか、仕事に対する誇りというか、坂井商事の矜持を感じずにはいられませんでした。
宅配業者から配達された新しい純日本製のスーツ。そして宅配業者に引き取ってもらったまだ3度しか着ていなかった古いスーツ。交換された2着のスーツによって、ボクの心の中で「坂井商事ってしっかりした信頼できる会社だなぁ…」という思いが強くなったのは間違いありません。
きっと坂井商事さんも今回の件では大きな損失を出したのではないかと思いますが、それ以上に「社会的な信頼」がさらに高まったのではないかと推察しています。このように誠実な会社経営をしている企業が、アルビのスポンサーであることを嬉しく思いました。(燃費の数値を誤魔化して報道していた某チームのスポンサーの自動車メーカーのことも思い出しました。)
この一連のことは、もうすでに坂井商事のHPにも公表されていることなので、弊ブログへの掲載も「問題なし」と判断し、ここで紹介させてもらいました。