讃岐戦は2-1のスコアで勝利しました。いやぁ~なんか見ていて安心できるというか、「いいぞ!いいぞ!」っていうか、気持ちよくスタジアムで時間を過ごすことのできるゲームでした。もちろん「ピンチもチャンスもあり興奮した」という意味も含めてね。
アルビのスターティングメンバーは前節と同じ。ようやく「ベストメンバーが固定された」って感じですね。まぁ特筆すべきはFW達也の前線での動きっぷりですよね。10月なのに30度を超え、ゲーム中に給水タイムが設けられるような猛暑の中、とにかく最前線で動き回り相手DFにプレッシャーをかけ続けます。そしてもう一人、カウエ。いい人がアルビに来てくれました。彼がCBの前でボールを刈り取り、チームが攻撃に転ずる場面を何度見たことか。多くのアルビサポが「レオ・シルバの再来か?!」って思いを抱いたのではないでしょうか。
そしてその2人が今日のヒーローでした。まずは、先制点をあげたカウエ。
前半25分。マサルの左足から放たれたコーナーキックがゴール前でゴチャゴチャってなった場面で、カウエがこぼれ球をゴールネットに蹴り込みました。華麗なゴールもいいけど、こういう泥臭いゴールがほしかったですよね。移籍後初ゴールのカウエ。インタビューでもとても嬉しそうでした。
そして、もう一人は追加点をあげた達也さん。いやぁ~すごいわ、ホント。味方のフォロー、守備のプレスと八面六臂の大活躍。そして後半14分の得点時は、「金沢戦の本間至恩か?」って感じのミドルシュートでした。ヒーローインタビューでは「自分の得点よりもチーム勝利」と明言する相変わらずの優等生ぶり。36歳のベテランにこれをやられたら、若い衆はいい加減なことをやっていられませんよね。素晴らしいです。
ただですね。課題も残りました。チャンスを何度も演出しながら、最後の詰めが甘かった河田と新太。本人たちが一番悔しかっただろうけど、彼らがきちんとチャンスをモノにしていたら、ゲームはもっと楽になっていたはずです。新太はピンクのスパイクがピッチに合っていなかったんでは?何度もチャンスにすべって転んでいました。散水で滑りやすいピッチ状況も計算に入れなきゃね。
あと、アディショナルタイムの失点シーン。相手がパワープレーでボールをゴール前に放り込んでくるのは想定内だと思うのですが、相手のシュートが2度もバーを叩いた幸運もあったのに、ゴールを防ぎきれませんでした。失点シーンでは、ボールの周りにアルビの選手はムラーリャ以外誰もいませんでした。一瞬の隙だと思うのですが、ボールウォッチャーになってしまいました。片渕監督もこれに関して、ゲーム直後に厳しいコメントをしていましたね。勝っても厳しいコメント、これはチームや選手の気持ちを引き締める意味でも、とても重要だと思います。なんたって、次節はホームで屈辱の5失点を喫した甲府が相手ですから。頼みますね、片渕監督!
まぁ、それでもチームは5連勝は最高に嬉しいです。幸福感いっぱいで3連休を過ごすことができます。アルビ、ありがとう!