私は大人の生徒さんが比較的多いです。生徒さんの半分は大人の方です。
楽器店で教えていることもあり、女性6割、男性4割。
大人の生徒さんは長く続けられる方が多く、半分くらいの方は15年以上続けて下さっています。
さて、腕(手首)の回転を使うのはピアノ演奏では基本です。と、私は考えています。
この回転、手が固いかと思われる男性の方が比較的慣れるのが速いです。
ただ、根本的にピアノの弾き方を勘違いされている、というより、若かりし頃にそのように習ってしまった年配の方は、できるようにはなりません。
女性陣は、なぜか苦戦気味。
結構弾けて、のみ込みが良い方でも、曲によってとか作曲家によって違うのかと思われているようで、曲が変わる度にまた同じことをやることになります。
生徒さんが弾いている曲の中で方向を伝えても、言われたところはわかるけれど、他の所は自分ではできないになるので、わからなくなったらこれを弾いて下さいと、Paula Dreyerさんのこちらの曲を渡しておくことにしました。
これまで説明するだけで大丈夫だろうと思って来ましたが、実際に曲が目の前にあった方が皆さんわかるようなので。
これはあくまで基本なので、曲の中では細かな音型でいちいち回転させることはしないとか、時には振り子の動きで上行下行とも弾くということも出てきます。
しかし、基本がわかっていれば使い分けができます。
生徒さんの自立は、シンプルな基本が身に付いてこそです。
音楽のことだけでレッスンが出来る日を、私は待ち焦がれています。