人間の腕は、外側、内側のどちらに回す方が楽でしょうか。
ピアノは全身運動でもあり、特に腕と手首はとても大事な働きをします。
そして指は親指を内側に左右対称についています。
腕の動きを止めて、指だけでピアノを弾く弾き方はありません。
音を点で捉えてしまう人が多いのですが、音と音の間の意識があると指だけで弾くということは起きません。
ピアノを弾く時に覚えておくと良い、腕(手首)の回転方向。
逆になるとピアノの音は濁ります。全くないとピアノの音は固く素っ気なくなります。
基本の回転を習得するのに便利なものがあります。
Paula DreyerさんのLittle Gems for PianoにあるDream wavesという曲。
反進行なので、両手が同じ動き、同じ指使いです。
しかもゼクエンツになっているので、音が変化してもやることは同じです。
曲になると、音型からどちらに当てはまるかわからなくなる生徒さんがいるので、このようなシンプルなもので基本の回転を身に付けてもらうのも良いかもしれません。
基本がわかれば、そうではないパターンにも対応できるようになると思います。