おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

音の高さ一致作戦!

2018年06月27日 | 不思議な音の国
ロシアン・メソッドとは関係のない話ですが、ゴリン先生の「不思議な音の国」に登場するキャラクターたちが思いがけなく活躍の機会を得ています。

楽譜に書かれた音の高さが鍵盤の位置と一致していない生徒さんは必ずいるものです。

私の生徒の場合、その割合は昔より多くなりました。

原因はいくつか考えられますが、一番には電子楽器で練習していることだと思っています。

アコースティックのピアノは音の高さにより音色が異なります。
倍音があるからです。
あとは単純に鍵盤数が足りないという生徒も残念ながら存在します。

そんな生徒さんに少しでも音の高さを気にしてもらえるようにこのようなものを使っています。



「不思議な音の国」を使っていらっしゃる先生方にはお馴染みのキャラクターです。

既にドレミの順番を知っているし鍵盤のドレミも知っているけれど楽譜に書かれている音が鍵盤のどの位置なのか曖昧な生徒さんに、このキャラクターを一つずつ置きながら5線紙に音を書いて話をしていきます。

最初は「ドラゴン」
ドラゴンは王様と一緒にいて、王様は上の音の面倒も下の音の面倒もみたいのでト音記号の方にも動けるしヘ音記号の方にも動ける。でもどちらも同じ「真ん中のド」で王様が一人しかいないように真ん中のドもひとつだけ。

レは「レパード」
ドラゴンさんの隣に住んでいるレパードです。この部屋に住んでいますと言って5線に書き込みます。

ミは「ミミズク」
同様に話します。

次にシの「シカ」を紹介。
ドラゴンとレパードとミミズクが仲良く歌っているとドアをトントンと叩く音がして開けてみると大きなシカが立っていました。ドラゴンさんの隣に住んでいるシカと言うものです。僕も仲間にして下さいと5線のヘ音記号の方に音を書き込みます。(テキストには桃太郎的な話は一切ございません;創作ありです)

「ラ」はライオン。
みんなで仲良く遊んでいると大きな声が「ガオ~」としてと言うと大抵の生徒は「あー!ライオン!」と言ってくれます。「ふふふ、わかっちゃった?」と言いながら鍵盤にキャラクターを置き5線に部屋の場所を書き込みます。
ここで生徒たちは気付きます。「シカ、たべられるんじゃないの?」
やはりきたか・・と思いつつ「これは物語だからね、みんな仲良しなの」

こんな具合に2オクターブ分のキャラクターを置いて行くと大抵生徒たちは音の高さが譜面と一致してきます。

ゴリン先生のテキストに物語が上手に展開されておりますので、是非お手元に1冊お持ちになって参考になさって下さい!

上下巻ございますので2冊ですね
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