アマゾンわんわん日記 2018

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娘の出産物語 6

2012年04月01日 | 人間
さあ、長いもので、娘が生まれたときのことを語り始まって、早6年。
昨年、無事に生まれてきた娘。
今年はどんなことがあるのか?!
こうご期待!

本当の娘は、めでたく16歳になりました。
おめでと~。

昨年の記事は2011年4月1日を参照にしてください。
ちなみに、過去の「出産物語も、各都市の4月1日に掲載されています。

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前夜、夜中の23時32分に無事に娘を出産し、一夜あけて、朝。
朝6時、看護婦さんが体温を計りにやってきました。
あと、点滴の瓶の交換ね。
その後。賄いさんが朝食の配達。
なんだけど、私のベッドから遠く離れたテーブルの上において行っちゃった。
彼女は、もちろん付き添いがいると思ったのでしょうね。
でもいないのよ!
おなかはぺこぺこ。
目の前に食べ物があるのに食べられない...
お札を貼られた小僧さん状態です。
ごはん~!

そのうちに、夫が頼んでくれたお友達の奥様が登場。
「何か困ったことは?」と尋ねてくれたのに「ご飯が食べたいんです~」と即答。
めでたくご飯にありつけました。

その後、点滴類が外された後、看護婦さんがいきなり娘を連れてきました。
なに?
いったいこの物体をどうしろって言うの?!
とにかく、おなかを満たしてあげなくては、と思い、授乳をしてみました。
娘、しばらくアップアップしていましたが、そのうち、おっぱいを飲むコツをつかんだのか、ごっくんごっくん飲み始めました。
しかし、しかし!
このまま、こいつをどうしろって言うの?
赤ちゃんベッドもないのよ!
途方に暮れていると、看護婦さんが現れて、娘を新生児室に連れて行ってくれました。
やれやれ。

しばらくして、今度は友人女性二人が登場。
しかも、いきなりわが子を抱いてるし!
なぜあなたたちは、うちの子を抱っこしている~?
「ペケママの伯母だって言ったら、赤ちゃん出してくれたのよ!」とブラジル人友人。
「私はペケママの姉だって言ったのよ~」と日本人友人。
大ウソつきでございます。
こんなのでいいの?
大体、ブラジル人女性が伯母だって言うのは、やっぱり無理がない?!
こんな調子で誘拐事件なんか起こったら、どうするつもりなんでしょう!
この二人、しばらく娘で遊んだ後、「返してくるね~」って言って、娘を新生児室に返すと、そのまま帰り「やがった」!
おいおい、何しに来たのかね、君たち!
この二人のお見舞いは、あっきな花束と、「乳の出が良くなるように」って「いちじく」だったわ。
今でも覚えている!

お昼になって、ようやく夫がきました。
友人と一緒に。
で、二人揃って新生児室にべったり。
で、病室には顔を出しただけで、「出生届出してくるね」って言って、消えた!
病室にいたのは物の3分。
その後ふたりで、娘の名前を考えながら、出生届出しに行ったんだって。
出生届には、証人が必要なので、第3者が必ず一緒に行かなくてはならないんです。
娘の出生届の証人はこの方です。

夕方すっかり暗くなった頃、夫がきました。
「何やってたのよ~?!」さすがに私もぷんぷん!
「ショッピングセンターに行ってね、これ買ってきたんだ。」
夫が差し出したのは、「マンタ」ブラジル風の「おくるみ」。
赤ちゃんのもの準備した時に、「マンタはすぐに使わなくなるから、買わずに、日本のガーゼの大型タオルで済ませようね」って言っていたのに。
なぜ?
「だってさ、新生児室で、みすぼらしいタオルにくるまっているの、うちの子だけなんだもん。」と夫。
一度も行ったことがない、赤ちゃんもの屋さんで、一生懸命に選んできたらしいです。
思わず、ほろリ、でした。

このマンタ、その後ちょっと肌寒い時などに大活躍。
やっぱり、みんなが使っているもの、無駄なものでないのね。

夫が来たころに、私の主治医ガンデルマン先生がやってきました。
「いや~、無事に産まれて良かったね~。赤ちゃんの心音が下がってきたときには、どうしようかと思ったよ。」だって。
おかげさまで、この世に生れて一日目、めでたくお乳の飲み方を覚えました。
友人たちにも抱っこしたしね。
この世に生れて一日目の娘の感想はどうだったかしら?
聞くことができたら、おもしろいでしょうね。

さて、来年はいよいよ病院を退院します。
ブラジルの退院は早いのよ!
来年も見てね~。
コメント (2)
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