アマゾンわんわん日記 2018

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初 選挙権

2012年04月18日 | 生活
娘の選挙権を取りに行ってきました。

ブラジルでは16歳になると選挙権をとれます。
18歳からは選挙が義務となるのですが、16歳17歳のうちはしたい人だけ選挙をします。
なので、私も夫も「18歳になってからでいいじゃない。」と思っていたのですが、先日から「満16歳になったら、選挙権を取りましょう。」というキャンペーンが始まっていて、それにつられてか娘も「私もとりに行く!」と言いだしたのです。

マナウスで選挙権を申請するのは「選挙管理局」。
いろいろ調べたのですが、受付時間がわかりません。
知り合いの方にたずねたら、「たしか、お昼休みなしで午後2時ぐらいまで開いているはずよ。」とのこと。
仕事が終わって飛んで帰り、テスト期間中で早く帰ってきていた娘を拾って、選挙管理局へ。
午前11時50分到着。
「あんたで受け付け最後だよ。」とインフォメーションのおじさんに言われました。
今週だけ受付時間が変わって、お昼までしか開いていないそうです。
通常は午後5時まで開いているとか。

番号を呼ばれて受付ブースに行ってみると、応対してくれたおじさん(お兄さん?)偶然にも娘の通う学校の卒業生。
娘の生まれた年に卒業したそうですが、なぜか二人とも共通の人を知っている...
話が盛り上がっておりました。

無駄話を交えつつ、20分ほどで選挙権カードが完成。



娘は我が家唯一のブラジル人ですので、これもペケママ家唯一の選挙権カード。
母としては結構感動でございます。
私も夫も日本人ですので、ブラジルの選挙権はとれませんから。
ブラジルでは選挙をするのは義務。
投票をしに行かないことが重なると、市民権が制限されるなどのペナルティを課されます。
外国にいても、郵便などの手段で投票しなくてはなりません。
また、どんな田舎に住んでいようと、選挙の時には衛星などの手段を取り、選挙のための施設が設置されます。
ブラジルはすべて電子投票です。
政党の番号、候補者の番号などを組み合わせて投票します。
文盲の人のための配慮なのだそうです。
みんな選挙をとても大切にしていて、選挙をすることが義務でもあり、誇りにもなっているように感じられます。
投票に行かない人のほうが多い国から来た私には、いまさらですがちょっとした驚きでもあります。

選挙管理局のおじさん、娘にカードを渡すとき「この権利をきちんと使えるようになってください。」と言っていました。
こういうことばがさらりと出てくる大人って素敵だと思います。
また、こういう大人に守られて、育って行く子供たちは、幸せだと思いました。
コメント (2)
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