アマゾンわんわん日記 2018

復活しました!
のんびりやっていきます。
また よろしくお願いします。

かわいい仏頂面

2012年11月17日 | 人間
いつも車を洗いにもって行く「洗車やさん」は家から歩いて5分、車で5分!
車で行くと、一方通行になるので、ぐるっと回らなくてはならないのです。
若いお兄ちゃんとがやっています。
子供かと見間違えるほど小さな奥さん、そして4歳になる女の子がいつも一緒。
以前は子供を家において奥さんも働いていたそうなんだけど、子供を見てくれていた人が、あまり良くないので、だんなさんが洗車やさんを始めたのをきっかけに、奥さんも仕事をやめ、手伝いをしながら子供をみることにしたんですって。

この女の子、いやいや、愛想が悪い!
いつもぶすーっ、とした顔。
ちょっとつつくとすぐに怒るし!
その膨れた顔を見るのが楽しくて、つつきまわす私なのですが…
お母さんが「本当に、この子は、いつでも誰にでもこうなのよー。」ってこぼしていました。
「こどもの日」にプレゼントあげたら、仏頂面して行水してた「たらい」から飛んできて、仏頂面して「ありがとう」。
仏頂面していても、心は喜んでいるのよ。
おもしろいやつ~!

さて、金曜日、仕事の後に洗車やさんに直行。
雨季が始まって、すぐに泥だらけになるので、毎週洗います。
洗車やさんの入り口に車を乗り入れようとすると、女の子が飛んできた。
で、ドアのところにべったり。
あぶないだろ~!
「ほれ、車が来るときには、遠くにいなさいっていつも言ってるでしょ~!」
叱りながら、車を止めると、お母さんが飛んできて女の子をドアから引き剥がした。
ドアを開くと、私の目の前に開いたノートを「ぐいっ」と突き出しました。
なんじゃね?とたずねると。
「Meu Nome!」(私の名前!)と一言。
おお、確かに書いてあるよ。
お母さんがニコニコしながら説明してくれました。
昨夜、一生懸命にがんばって、一人で名前が書けるようになったんだって。
で、うれしくって、朝から私に見せようとスタンバイしていたらしいです。
いつもは朝一番、朝の8時前には洗車さんに来るからね。
この日は仕事が入っていて遅くなったので、朝から「Tia(おばちゃん)がこない~」ってぶつぶつ文句を言っていたんですって。
で、私の車を見たとたんに、飛んできた、というわけだそうで。
で、それだけじゃなく、「Sei Letras」(アルファベットも言えるよ)と、「K(かー)、A(あー)…」と自分の名前のつづりを言ってくれました。
もうもう、自分の子供が始めて名前を書けたときみたいに感動しちゃいました。
涙がうるうるしてきたわ。
「すごいじゃーん!」ってほめまくると、いつものぶすーっとした顔で、お母さんの後ろに隠れちゃった!
照れくさかったのかしら?

洗車やさんって言う職業、なかなか割りのいいものではありません。
労働のきつさに対して、洗車代はそれほど高くできないもの。
それでも、ここの洗車やさんは週末はいつもいっぱい。
こんなかわいい娘がいつも一緒では、お父さん仕事の手を抜けませんものね。
それがお客さんの多さにつながってる?
毎朝親子3人で仲良く仕事にやってくるこの家族。
このまま、ずっと仲良しの親子であって欲しいなと思います。
そして、この「仏頂面 娘」、素敵な女の子に育ててくださいね!
コメント (2)
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