木曜日、いつものように買い出しの一環として 近所の薬局に目薬を買いに行きました。
今日買うのは、一番薬効果が高い目薬。
お値段もその分 他の目薬よりはお高め。
でも、昔からある薬なので、ジェネリックが出ていて 手の届く範囲で買うことができます。
薬局のカウンターでいつものように注文をすると、
「はい、最後の二つだよ。セニョーラはいつも最後の二つに当たるね。」
在庫が最後の二つの時は、二つとも買っていくのが私の流儀。
在庫が切れた場合、場合によってはずいぶん長い間補充されないこともあるので、いつでも予備を買っておくことにしているんです。
今回は一つの箱がひどくつぶれていました。
カウンターのおばさんが「本体にダメージがあると困るから、箱を開いて見て見ますね。」と 言いました。
うん 問題なし!
二つの目薬をかごに入れてレジに向かいます。
レジのお姉さん、開いている箱を私に見せて「セニョーラのですか?」
「はい、そうです。私のです。」
お姉さん、開いている目薬の箱を横に置いて、会計を続けます。
合計金額を見ると…
ん??少ない。
なんだ なんだ?
きっと箱が開いている目薬は、私が薬局の人に見せるために 家から持ってきた目薬かと思ったんだ。
ボーっとしている間に、次の人がレジに来て お会計始めちゃった。
追い出されちゃったまま、入り口近くのベンチでレシートの確認。
あれ?やっぱり箱が開いている目薬の値段が 入っていない。
ペケママ 迷った!
レジに戻るか、このまま行ってしまうか。
散々考えましたが、結局もう一度レジの列に並びました。
ペケママをレジに並ばせたのは、目薬のお値段。
67レアイス(約1700円)
きっと、もっと高い目薬だったら「あら 助かっちゃった?」と思うかもしれないし、安かったら「このぐらいの金額だったら 気にしなくてもいいか。」って思うかもしれない。
ちょうど ペケママの良心をちくちくと刺激してくるぐらいの金額だったわけよね。
戻って 事情を話して会計していたら、カウンターのおばさんが通りかかって「セニョーラ ありがとう」って言っていったわ。
自分としてもすっきりしたしね。
でも、家に帰って夫に話したら「あほやなー。そんなやつ、ブラジル人にはいないぞ!」って言われた。
帰省してきた娘に話したら「それは会計し直しに行くに決まってるじゃない!当り前よ!」って言われた。
娘がまっとうな人間に育っていてよかったわ。
さて、あなたならどうしますか?!