アマゾンわんわん日記 2018

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お体 大切に!2

2019年09月23日 | わんこにゃんこ

しばらく前のことです。

ある朝、玄関のドアを開くと そこに茶トラの猫が座っていました。

マナウスで茶トラの猫って 結構珍しいんですよね。

ペケママ「えーっと、どちらさまでしたっけ?」

茶トラ猫「通りすがりのものです。」

ペケママ「お腹がすいているんですか?」

茶トラ猫「それもありますが…」

茶トラ猫の視線の先をたどると…

足元に血の跡があります。

あら こりゃ大変だ!

とりあえず 抱き上げて明るいところで見て見ますが、足先はひどく腫れ上がり、怪我の具合がわかりません。

怪我をしているところや その状態がわからないと対処のしようもないので、まずは腫れをひかせないと…

プロポリス石鹸で流水の下、足先を洗います。

触っても痛がらないところを見ると、骨は大丈夫そう。

ガラスなどの破片が刺さっている様子もなし。

洗った足にプロポリスを垂らして、古いTシャツの端切れを靴下のように巻き付けておきます。

熱もないし、痛みもひどくはなさそうなのですが、とにかく腫れをひかせたいので消炎鎮痛剤を飲ませました。

次の日...

腫れが引いて 怪我の様子がわかりました。

傷はひどくないのですが、そこに「ハエの卵」を産みつけられていたらしいのです。

この卵がかえり、産み付けられた動物は 生きたまま肉を食べられちゃうのよ。

ひどくなると 弱ってきて助けることは難しいですが、早く発見して対処してあげれば大丈夫。

怪我をしている患部を プロポリス石鹸と流水でゴシゴシ。

怪我が見えたので、そこから怪我の内部にプロポリスをポタポタ。

傷口からできてきたハエの幼虫を 一匹一匹楊枝で取り除いた後、猫なので傷の消毒クリームを塗ります。

茶トラちゃん 死にそうな声で叫びますが、反撃したり暴れたりしない 良い子。

「猫なので」って書いたけど、犬の場合は「消毒スプレー」が効果的。

でも、これ つける前に気づかれて、逃げられちゃうことが多いのよ。

しっかり保護している犬に使うならいいけど、犬の場合 大型になればなるほど 家に連れてきて保護しておくのが難しくなるから、なかなか「消毒スプレー」が威力を発揮できる機会も少ないの。

さて、茶トラちゃんの傷、一日2回 外的な処置をし、抗生物質も飲ませたら 次の日にはもう腫れもすっかり治まり、傷口もあっという間にふさがりました。

処置を初めて3日目になると…

茶トラ猫「おばさん、すっかりお世話になりました。そろそろ 退院させていただきます。」

ペケママ「あら もう行っちゃうの?抗生物質の投薬あと一日があるから、もうちょっと静養し

     ていったら?」

茶トラ猫「明日の朝に 薬を飲みにまいります。」

ペケママ家を訪れてから4日目で、茶トラ猫自分から退院していきました。

驚いたことに、次の日の朝 投薬の時間にちゃんと玄関前で待っていたのよ。

これにはびっくり!!

で、最後の投薬を終えて ご飯を食べると、どこへともなく去っていきました。

もっとびっくりしたのは…

この話の2年後ぐらいに引っ越してきたお隣さんの連れてきた猫...

 あの時の茶トラ猫では??と思うほど 瓜二つの猫!

大切にされて デブでぶってましたけどね。

本当にあの子だったら ハッピーエンドで良いのですが…

     *     *     *     *     *

傷口に「ハエ」に卵を産み付けられてしまう動物は、本当に多いです。

野良犬猫に多いのはもちろんですが、家庭でも外で飼っている犬猫は要注意です。

処置してあげれば簡単に良くなるトラブルですが、野良犬や猫の場合 きちんとして保護できない場合も多く、かわいそうな結果になってしまうことが多くあります。

残念ですが、個人でやっていることの限界だと思っています。

 

コメント
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