9月7日はブラジルの独立記念日。
1822年9月7日、Dom Pedro Iが「独立か 死か?!」と叫んで独立を宣言したんですね。
ブラジルでは、この日全国各地で軍のパレードが行われます。
この日に移民船ブラジル丸でリオデジャネイロに上陸した夫は、目の前で繰り広げられる戦車や装甲車のパレードに、「とんでもないところに来てしまった!」と思ったそうです。
さて 9月7日、マナウスでは乾季真っ盛りなので 当然あっつあつのパレードになります。
リオやサンパウロでも冬が終わりを告げるころになるので、お日様が出ると気温はかなり高くなります。
サンパウロ州オザスコ市で行われたパレードでは、こんな姿が見られました。
陸軍の兵士に抱っこされてパレードに参加する軍用犬。
パレードには軍用犬たちも参加します。
犬担当の兵士たちに連れられて 颯爽と歩く軍用犬たちは、ブラジル中どの都市のパレードでも人気の的。
大きな歓声が上がります。
でも、長い待ち時間の間 動物たちのコンディションを保つのは、なかなか難しいものです。
この軍用犬くんは 待っている間に気分が悪くなってしまったそうです。
でも、出番はもう来ています。
そこで 担当の兵士タデウ君は、おもむろに自分のパートナーを抱きかかえました。
そのまま姿勢も崩さずに 歩き続けます。
いざ歩き始めると、犬を抱いたタデウ君の姿に群衆は大歓声。
人々の歓声と勢いのよい音楽に、軍用犬くん すっかり興奮して気分が悪いのを忘れてしまいました。
すぐに兵士タデウ君の腕から降りると、元気に歩き出しました。
パレードの最後には 飛び跳ねるぐらい元気になってしまったとか。
それにしても この大きさの軍用犬、かなりの重さになるでしょうに。
さすが軍人さんですね。
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パレード参加の動物と言えば、コレージオミリタールのある都市では、生徒達と一緒にマスコットの山羊「ニコデモス」くんが参加します。
晴れ姿のニコデモスくん
何年か前 まだ娘がコレージオミリタールの学生だったとき、参加していたニコデモス君が待機中に暑さのために死んでしまったことがありました。
それほど過酷なのよ、パレードの参加。
すぐに代わりの山羊が運ばれてきたそうですが(軍の施設で何頭も飼育されているんです)、そんな暑さの中ずっと立って待機しなきゃいけない学生さんたちも大変だよね。
今年もペケママはのんびりテレビで見ていましたが、機会があったら一度ご覧になるのも良い体験かもしれませんよ!