チコちゃんを避妊手術に連れて行きました。
ぽにょ猫姐さんのときは普通の獣医さんでしたが、今回は市の動物保護センターです。
ここでの手術は無料で、通常何カ月も待たなくてはなりませんが、今回は動物愛護団体のジャッケリーニおばさんの配慮で、彼女の運営する団体の持っている枠を、一つ使わせてもらうことができました。
普通の獣医さんでは500-600レアイス(約2万5千円から3万円)かかるので、ありがたい限り...だと、思いました。
最初はね。
いや、実際、ありがたいんだけどね。
午前11時、ジャッケリーニの車と連れ立って、保護センター到着。
ママ、どこ行くの?
受付を済ませて、順番を待ちます。
チコちゃんは3番目。
順番の1番は、「プードルもどき の ニ―ナちゃん」
ごらぁ、どついたるでェ
2番目は「ラブラドール もどき ***ちゃん」(名前を聞き取れなかった。)
おかあしゃん、こわくないでしゅか?
その他に、キャンキャンうるさい男の子わんこが1匹、猫が4匹。
最初にニ―ナちゃん、次にラブちゃんが呼ばれて、麻酔室に連れて行かれました。
次に男の子わんこちゃん。
結局、チコちゃんは最後ににゃんこと一緒に。
麻酔室で麻酔をし、その後、係の人に抱かれて手術室に。
しばらく待つと、飼い主さんたちが術後室に呼ばれました。
そこには、すでにラブちゃんが横たわっています。
次に男の子わんこ、しばらくしてプードル ニナちゃん。
その後、次々とにゃんこたち。
よこたわったわんこたちは、少したつと麻酔から覚めて、顔を上げるようになりました。
その頃、獣医さんが出て来て、各飼い主に処方箋を書きます。
処方箋を渡し終わって、動物たちがみんな飼い主さんたちに抱えられて帰ってしまっても、チコちゃんはまだ出てこない。
心配になって、うろうろと手術室の周りを歩いて、中の様子を知ろうとしますが、うまくいきません。
そんなことをしているうちに、手術室の扉が開き、中に入るよう呼ばれました。
そこには、腕に点滴の管をつけ、体温を保護するマットに横たわったチコちゃんが...
びっくりして「どうしたの?何があったの?」と尋ねると、手術中に麻酔が切れ、追加麻酔をしたところ、それが強すぎて、体温が下がって心拍が弱くなってしまったとのこと。
それって、大変なことなんじゃない?!
確かに体を触ると、冷たい。
でも、呼吸をしているから死んでいないよね。
「大丈夫、もう落ち着いているから。」とセンターの人は言うけど、このまま連れて帰っても大丈夫なの?
でも、どんなに心配しても、ここには入院施設はないし、なによりここにこれ以上置くのはもっと心配。
普通は飼い主が自分で動物を運ぶのですが、手術をした獣医さんが気を使って車までチコちゃんを抱いてきてくれました。
あらかじめ準備しておいたタオルでぐるぐる巻きにして、後部座席に横たえます。
シートベルトを工夫して、体が落ちないように固定し、車を出しました。